【インタビュー】小城楓矢コーチ「効率的なコーチングで、学習者が踏み出した一歩を先へ進める」

【インタビュー】小城楓矢コーチ「効率的なコーチングで、学習者が踏み出した一歩を先へ進める」

自己紹介と英語コーチングを始めた経緯を教えてください

私は、大学では応用化学を専攻し、卒業後は個人事業主として活動しています。2022年の秋から、コロナで一度は叶わなかったアメリカでのビジネス留学を控えています。

英語学習を始めたきっかけは、専門分野の学習経験だけを武器に社会に出るのはリスクが高いと感じたからでした。そこで、大学在学中に、社会を生き抜く上で役立つ汎用性のあるスキルを、何か一つ身につけたいと思うようになり、着目したのが、英語でした。

英語に着目した理由は、小学校や中学校でALTの先生と英語で会話した時に、外国語を話せるだけで世界が劇的に変わると感じたからです。また、海外留学を希望していたのに、コロナでそれが叶わなかったということも、英語学習を始める大きなきっかけとなりました。日本にいながらにして、留学する以上の英語力を身につけるしかないと思ったからです。

英語学習を始めた当初は、長い時間を費やして非効率的な学習をしていましたが、やがて効率的な学習方法を編み出していきました。

効率的に学習するために、情報収集をして、自分が陥っていた「効率の悪い勉強法」を特定していきました。そして徐々に、体系化された独自のノウハウを確立していくようになりました。

特に発音については、口の筋肉の動きなどから論理的に分析して、練習を重ねた結果、正しく身につけることができました。

そういった効率的な学習によって、TOEICでは特に事前の対策もなく940点をマークすることができ、またネイティブスピーカーとの会話もこなせるようになりました。

すると大学内で私の英語力が評判を呼び、周りの学生から英語学習について相談を受けるようになりました。

その時に、「あなたはこういう状況だから、まずこれを学習したほうがいいよ」とか、「あなたにはこういう課題があるから、こう直したほうがいいかもしれないね」などとアドバイスしたところ、周りの学生も英語学習に対して一歩踏み出せるようになりました。

同級生が英語学習に向けて一歩踏み出す姿を見て、英語を教えることに喜びを感じました。そこで、自分が編み出したノウハウを整理して、コーチングとして本格的に始めたら、周りの人々の役に立てるかもしれないし、自分自身も嬉しくなると思いました。

それが英語コーチを志した理由です。

小城楓矢コーチの英語コーチングの概要について教えてください

私の英語コーチングには、2つのコースがあります。

1つ目は、TOEIC対策です。初心者から、900点を目指す人まで幅広くサポートします。学習期間としては、3ヶ月を目安に、学習者の方の目標達成へリードします。

2つ目は、英語での日常会話力の育成です。発音を含め総合的にサポートしていきたいと思っています。日常会話のコースの方は、特に決まった学習期間を考えてはいません。

また、私のコーチングの特徴として挙げられるのは、発音の指導です。発音は、微妙な違いについて、特に伴走が必要な分野だと思います。そのため、学習方法を一方的に伝えるだけではなく、音や口の動きなどについて、長期的にケアさせていただきます。具体的には、Zoomなどを使って、微妙な発音の違いなどをお伝えします。

実際に私が教えている人たちも、「口の中はこうやって動いているんだ」と気づくことで、英語の発音がどんどん進歩しています。口の中の動きを理解せずに、音を聞いて真似するだけでは、正しい発音を再現するのは難易度が高いと思います。また、日本人だからこそ難しく感じる発音もあると思うので、そういった部分をサポートします。

コーチングの内容について教えてください。

まず目標設定です。TOEICのコースでは、リスニングとリーディングに分けて、目標点数を設定することを考えています。日常英会話のコースでは、簡単な内容を、日本語で考えずに「英語脳」を使って話せるようになることを一つの目標としています。

日々のサポートとしては、LINEを用いて、疑問や悩みなどが生じたらその都度連絡してもらうシステムを考えています。さらに、週1回30分、Zoomでのセッションを実施します。ここで、発音の指導を行ったり、学習状況を確認したり、現在抱えている悩みについてカウンセリングを行います。

教材は、学習者の方が使用しているものがあれば、継続してその教材を使用していただくことも可能です。

こちらから教材を指定させていただく場合は、TOEICであれば、まず練習用としてTOEICの公式問題集を挙げています。また、文法練習としてアルクの『キク英文法』、そして学習者のレベルに応じて『キクタンTOEIC L & R テスト』の「SCORE 600」または「SCORE 800」などを採用しています。

日常会話のコースでは、同じくアルクの『キク英文法』を採用しています。その他の教材選びは学習者の方の目的、目標に応じて一緒に決めていきますが、教材の内容に関してはいくつか提案を行っています。

提案の例としては、単語帳では左に英語、右に日本語が書かれているものを選んでもらう、などです。理由は、日本語を介さずに英語で考える「英語脳」を形成しやすくするためです。ある単語帳は、左のページに英語、右のページに日本語が書いてあります。しかしそのレイアウトでは、真っ先に日本語が目に飛び込んできてしまうので、日本語で考える癖がなかなか抜けず、英語で考える「英語脳」が形成されにくくなってしまうのです。そのため、単語帳では左に英語、右に日本語が書かれているものを選ぶよう指定しています。

どのような受講生に英語コーチングを届けたいですか?

仕事が忙しくて、限られた時間しか英語学習に時間を割けない社会人の方に特に受講してもらいたいです。仕事に追われる人たちは、学習時間が限られてくるので、より効率的な学習が求められます。私のコーチングは効率的な学習法を追求しているので、多忙な人たちの役に立てるのではないかと思います。

また、仕事で英語を使う必要がある人だけでなく、これから英語を使った仕事に携わる予定がある人もぜひサポートしたいと思っています。

ご自身の経験も踏まえて、英語学習で最も大切だと感じることは何ですか?

ご自身の経験も踏まえて、英語学習で最も大切だと感じることは何ですか?

英語学習において最も大切なのは、「目的意識」ではないかと思います。

私の言う「目的意識」とは、大きく分けて「学習の本質を見抜く目的意識」と「精神的支えとなる目的意識」の2つです。

まず、「学習の本質を見抜く目的意識」を持つためには、英語学習において、単純に人から聞いた方法を真似するのではなく、「一度抽象化して、その勉強をする目的を考えたうえで真似る」という一段階を踏むことが大事だと思います。

例えば、英語を学習する手段として、「Netflixで洋画を見て、シャドーイングをすれば英語が身につく」とよくいわれますが、その学習法を絶対とするのではなく、「なぜその学習法で英語力が向上するといわれているのか」について、一度抽象化して、自分に合った学習法を見出す必要があると思います。音源はYouTubeでも良いかもしれませんし、シャドーイングも見よう見まねでは効果が薄れてしまいかねません。

そのため、一度立ち止まって、「自分は何のためにこの学習法をしているのか」について考えることで、学習の本質を見抜くことができると考えています。

そして、「精神的支えとなる目的意識」というのは、英語学習が辛いと思った時に、「何のために英語を勉強しているのか」立ち返ることができる目的のことです。

英語学習は長く続くもので、途中で「辛い」と感じる時は必ずやってきます。その時に、「辛いけど、自分はこのために英語をしているんだ」と思える目的を持っていれば、辛いことを乗り越えやすくなります。

そのために、「何が目的で英語を勉強しているのか」を明確にしておく必要があると思います。この部分も、コーチングを通じて、受講生に寄り添いながら、一緒に考えていけたらと思います。

英語学習に取り組んでいる読者の方へメッセージをお願いします。

英語学習は、どのように学習を進めていいか分からない上、継続する必要があるという意味で、ハードルが高いのが現状かと思います。

また、既に英語学習を開始している方も、「今やっている学習法は本当に正しいのだろうか」「学習を続けても全く効果が感じられないが、このまま続けて大丈夫なんだろうか」と不安になることがあると思います。私もそうでした。

しかし私の場合、めげずに学習を続けた結果、外国人の方と、心の通った、感情まで伝えられる会話ができるようになりました。そして世界が一気に広がり、人生がとても楽しくなりました。英語学習から受けた恩恵は計り知れません。

そして、英語学習を既に始めている方は、高いハードルに対して一歩踏み出しているわけですから、それだけでも素晴らしいことだと思います。

同じ英語学習者として、踏み出したその一歩を、止めることなく、歩み続けてほしいと思っています。私はその歩みを、全力でサポートさせていただきたいと思っています。

・TOEIC対策コース 29,800円/月(税込)
・日常会話コース 29,800円/月(税込)

 

下記よりお申込みください。

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