【インタビュー】MIMIコーチ「英語が苦手な帰国子女に寄り添うコーチング」

【インタビュー】MIMIコーチ「英語が苦手な帰国子女に寄り添うコーチング」

プロフィール:MIMIコーチ
元帰国子女、元物流会社社員。成人するまでの2度の海外渡航と帰国経験・英語学習の経験とコーチングスキルを生かし、英語が苦手な帰国子女向けの英語コーチングやライフコーチングを中心に開講中。TOEIC935点、英検準1級。楽器演奏とボードゲームが趣味。

自己紹介と英語コーチングを始めた経緯を教えてください

私はアメリカで生まれ、高校卒業まで日本と海外を行ったり来たりした帰国子女です。この「帰国子女」だということを常に意識させられてきたことが、英語コーチングを始めるきっかけになりました。

一般的に、帰国子女と聞けば英語堪能と思われるかもしれません。しかし、実際にはさまざまな方がいます。滞在国や時期、滞在先でのスクールなどによって、英語の習得度は大きく違うんですね。

たとえば、幼少期から中学生ころまでアメリカの現地の学校に通ったら、当然ながらネイティブの英語が定着します。一方、アジア圏やヨーロッパなどのいわゆる非英語圏の国に滞在した場合、なかなか英語の上達が難しいです。なおかつ、日本に帰国した時期も大きな影響を与えます。

たとえば、小学生の頃に帰国した場合、英語を捨てないと周りになじめないという問題があります。もしくは、高校生の頃に帰国したがゆえに、英語は流暢にしゃべれるものの、日本の文法の授業についていけないという例も多くあります。

自己紹介と英語コーチングを始めた経緯を教えてください

私自身、アメリカで生まれ数年を過ごしたのち、小学生の時に帰国した経験があります。当時は今よりも帰国子女の数は少ないので、極めて珍しい存在でした。

私は横浜に帰国したのですが、関西人の両親から学んだ、あやふやな関西弁を話すこともあり、周囲からからかわれたりすることもありました。その時に、幼心ながらも「もう英語なんか絶対話さない!」と決意してしまったんですね。英語を封印したこともあり、次第に周りにはなじめて、学校の友達もできました。

一方、英語に関しては、発音を除けばほぼすべて忘れてしまったのです。それでも小学生の時は、英語を話せずとも問題はありませんでした。しかし、中学校に上がると、今度は英語を話せないことがコンプレックスになったのです。

中学校では、私が帰国子女ということが周囲に知られており、英語の先生も「帰国子女なら、これ発音してみてよ!」など無茶ぶりをしてきたのですね。

自己紹介と英語コーチングを始めた経緯を教えてください

ただ、小学校で英語を封印したので、英会話のレベルは普通の中学生と同じです。ネイティブのように話せるわけはありません。「帰国子女だから英語を話せる」という期待に応えられず、これは私の大きなコンプレックスになったのです。

帰国子女なのに英語ができないコンプレックスは、社会人になっても続きました。就職先では帰国子女というだけで、ネイティブ並みの英語を話せるとみなされ、海外との取引が多い部署に配属されたのです。周りからは期待の目で見られ、海外の取引先に電話をかけるだけでも、大きな緊張や恐怖心を感じたのを覚えています。

当時は周りにばれないよう、こっそりメモなどを作ってから電話していましたね。恐怖心やプレッシャーから早く解放されたく、陰では必死に英語勉強をしていました。その成果もあり、英語での取引もスムーズに行えるようになり、本当の自信が身についたのです。

世間ではあまり知られていませんが、多くの帰国子女はさまざまな悩みやコンプレックスを抱えて生きています。

私と同じように、英語が原因でコンプレックスを抱えてきた帰国子女の方が、「もう一度、英語にトライしたい!」や「英語が必要になってきたかも」と思った時の手助けになりたいと考え、英語コーチングを始めました。

英語コーチングの概要について教えてください

元帰国子女をメインにコーチングを提供しています。

一般的な英語スクールだと、レベル別にコースが区切られていることが多いですよね。しかし、帰国子女の場合は、スピーキングは忘れたけどリスニングはネイティブ並みといった具合にスキルが大きく偏っている人が多いです。

帰国子女を一般的なレベルの枠組みに入れることは非常に難しいわけです。私も英会話を習おうとした時期があったんですが、自分のレベルが分からなかったんですよね。初級ではないけど、上級でもない。じゃあ中級レベルかと言われれば、リスニングは上級レベルに近いし、スピーキングは初級よりの中級といった具合で、私に合うコースがなかったんですよね。それで結局、英会話に通うことは諦めて、独学にしました。

同様の経験をした帰国子女の方は多いと思うんですけど、やっぱり独学は継続することが難しいんですよね。そういった背景もあり、私は帰国子女のスキルをくみ取って、個々人に合ったコーチングを提供するようにしています。

コースについて教えてください

元帰国子女向けのコースは、期間が3か月で毎週1回45分のセッションを行います。初回セッションでは、今後の目標や現状のスキル確認をします。また、具体的にどのスキルを伸ばしたいか、スキルを伸ばした後に何をしたいかなどを尋ねます。

お忙しい方が多いと思うので、英語学習に割ける時間を教えてもらい、時間配分についてのアドバイスも行います。

毎週のセッションでは、その週の学習課題を共に立てます。週の課題はLineで送ってもらい、私がフィードバックを行う形です。課題内容は、たとえば英作文や私が出題した問題を解いてもらう、発音のやり直しなどですね。これらはあくまでも例であり、受講生の方に必要なスキルを補えるよう、その人に合った課題を提案します。

コースについて教えてください。

もう一つ「やり直しコース」を用意しています。これは、もう一度英語学習をしたいと思う方に向けたコースであり、帰国子女以外の方も受講いただけます。

基本内容はメインコースと同じですが、異なる点は一週間ごとに小目標を設定することです。小目標とは一週間後になっていたい姿のことであり、小目標を達成できるように、日々の学習に取り組んでもらいます。

そして次のセッションで、フィードバックと新たな小目標の設定を行います。毎週の小目標を達成することで、3か月後にメイン目標を達成できるイメージです。帰国子女向けのメインコースで小目標を設定しない理由は、一度英語を身につけた経験があるからこそ、小目標で縛る必要はないと考えているからです。

反対に英語を身につけた経験のない方は、小刻みに目標設定した方がやりやすいと思っています。ただ、1種間の小目標を設定するかどうかは、受講生の希望も聞きながら対応しております。完全オーダーメイドのプログラムを提供しているので、受講生のご希望に柔軟に合わせていくことを大切にしています。

使用する教材について教えてください

受講生とのセッションで、使用する教材についても決めていきます。

帰国子女の特徴の目立つところは、リスニング力が高いこと、発音がある程度きれいなこと、文法が弱いことです。そして、一番力が落ちやすいのは単語と会話力です。そこを踏まえて、一例として、以下の教材を使用します。

瞬間的なレスポンスや会話に重点を置いたテキスト
・「英会話Quick Response」(Z会編集部)
・「NHKラジオ英会話」

文法のやり直しをしたい方向けのテキスト
・「10年ぶりの英文法」
・「英文法のトリセツ」

テキストにお金をかけたくない方には、以下のアプリや動画をおすすめしています。こちらを見ながら、フレーズや単語を覚えたり、シャドーイングをしていただきます。
・”Learn English with TV Series” (YouTube)
・TED(アプリ)アプリだと字幕を付けることができる
・VOA(Voice Of America)レベル分けされていて、文を見ながらリスニングできる

具体的なコーチングの内容を教えてください

初回セッションでは、受講生のバックグラウンドをお伺いしたいので、雑談形式で楽しくヒアリングを行います。目標設定の方法ですが、私が大切にしていることは、目標達成後の姿を意識してもらうことです。目標を最終ゴールにしたら、そこまでしか伸びません。そうではなく、目標達成後になっていたい姿まで考えてもらうことで、可能性が広がると思うんですね。

たとえば、コース終了後は外国人との英会話に挑戦してみたいから、3ヶ月のコーチングでは基本的な文法とスピーキングを身につけることを目標にするなどですね。コーチングでは、受講生の主体性を大切にしています。

毎週のセッションでは、私がフィードバックを与えるだけではなく、受講生の方に良かった点や悪かった点の自己評価も行ってもらいます。悪かった点や課題については、セッション中に改善する方法を話し合います。その際、私の提案を押し付けるのではなく、受講生の意思を重視することを意識しています。

また3ヶ月のコース中、テキストが合わなかったり、「やっぱり文法じゃなくてスピーキングを伸ばしたい!」など目標が変わったりすることは多々あると思います。

その時は、初回セッションで決めた目標やテキストに固執するのではなく、合わないと思う原因を探ったうえで、改善案や変更案を提案します。セッションでは、質問はもちろん学習方法の相談など何でもお聞きし、最善策を出すようにしています。

多くの方は忙しい日々を送られており、時間的制約もあると思うので、限られた時間の中で英語学習を進めるコツや提案も積極的に致します。

どのような受講生に来て欲しいですか?

40歳前後の元帰国子女の方を想定しています。パソコンが普及する前に小中学生だった人たちですね。

この年代が若かった頃は、ネットが発達していなかったので、当然オンライン英会話やYouTubeなどもなく、日々の生活で英語に触れる機会がありませんでした。

英語をやり直そうと思っても、環境が原因で諦めた方は多いと思います。また、帰国子女の数が少ない時代を生きた年代ですので、辛い思いを経験してきた方が多いはずです。私が似たような経験をしているからこそ、英語学習面でも、精神面でもコーチとして寄り添えると思います。

また、スクールよりも柔軟なプログラムで英語をやり直したい方、忙しい日々で英語学習にトライしたい方にも来ていただきたいですね。

たとえば、子育てがひと段落したけど家事に忙しい専業主婦だったり、外国人ママさんとコミュニケーションをとりたい子育て世代だったりと、スクールに行く時間がない方にも利用して頂ければと思います。受講の目的に関しては、日常英会話からビジネスレベルまで対応可能です。

ご自身の経験も踏まえ、英語学習で最も大切だと感じることは何ですか?

ご自身の経験も踏まえ、英語学習で最も大切だと感じることは何ですか?

好奇心を持ち続けることが一番大事だと思います。やっぱり英語をただのツールと考えると、正直つまらないんですよね。英語がツールになると、完璧を求めすぎたり、ちょっと間違えると気持ちが落ち込んでしまったりして、自分の気持ちを狭める原因になると思います。好奇心を持って、英語そのものを楽しめるようになれば、学習は続けられるはずです。

あとは気構えないことも大事ですね。ネイティブ並みの発音や完璧な文法などにこだわりすぎることも、英語がつまらなくなる原因です。言っていることが通じればOKくらいの気持ちで臨んだ方が、英語も上達しやすくなると思います。

英語学習に取り組んでいる読者の方へのメッセージをお願いします

英語のやり直しに年齢の制限はないです。気持ちの制約も必要ありません。やり直したいと思った時こそが始め時ですので、どんどんチャレンジして欲しいです。ただ、そうはいっても苦手意識がある方もいらっしゃると思います。

私はそういう方の気持ちを、セッションでほぐし、やる気を引き出し、そして3か月後に成長の実感と自信を持てるように手助けしたいと思います。私自身、固いキャラクターではないので、気構えずに受講して頂きたいですね。

・帰国子女のための英語コーチング:3ヵ月 90,000円(税込)

・大人のやり直し英語×コーチング:3ヵ月 90,000円(税込)

 

下記よりお申込みください。

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