駐在妻が抱える悩み5選 対策を知って赴任しよう

駐在妻が抱える悩み5選 対策を知って赴任しよう

これから海外赴任の予定がある駐在妻の方は、いろいろな不安があるのではないでしょうか。

不安なことを調べているうちにこのサイトにたどり着いたという人もいると思います。特に初めて海外に赴任する奥さんにとってみれば、期待よりも不安が大きく、そして解決できないまま悩みになっているのではないでしょうか。

今回は先輩駐在妻として海外(アメリカ)赴任をしている筆者が、駐在妻の抱えやすい悩み5つを紹介していきます。

そして、これを読んでいる方は「どんなことに悩みを抱えるのか」「悩みはどうやったら解決できるのか」この2点を知って駐在妻となってほしいと思います。

駐在妻となるのはだれでもできることではありません。悩みや不安が多いかもしれませんが、それを乗り越えると日本では経験することができない体験やスキルを身につけるといったことも可能です。ぜひ、参考にして解決策を考えてください。

駐在妻になるにあたり、不安なことがあるんだけど、どうすればよいのかな

駐在妻が抱える悩み1 コミュニケーションに関する悩み

駐在妻が抱える悩みはどんなもの

駐在妻が赴任する前から抱える悩みの1つが「言葉」に関する悩みではないでしょうか。

旦那さんの海外赴任の話が決まりかけたころから不安になり、悩みはじめ、とりあえず英語の勉強からスタートをした。

そして、赴任する国が決まったところで現地の言葉を勉強し始めたという人いませんか。その対応は大正解です。駐在妻となると現地で生活をしていかなければいけません。

当然、いろいろな人とコミュニケーションを取ることが求められますので、言葉は大切です。

言語学習は大切赴任前から準備

言語に関する悩みを抱えない、または小さくするためにはどうしたらよいのでしょうか。

先輩駐在妻の経験から言えば「自分でどうにかするしかない」これが言語です。ただし、覚えておいてほしいのは、完璧にして赴任する必要はないということです。

例えば、赴任先がアメリカに決まった、多くの駐在妻が「英語の勉強をしなければ」と思うのではないでしょうか。実はそこまで焦る必要はありません。その代わり、ある程度やっておけばかなり楽になることは覚えておきましょう。

一番簡単な方法は英会話の参考書などを書店やインターネットで購入して読む、すると簡単な英単語は見ればわかるようになってきます。正直なところ、ここまでできていれば十分です。もっと高めておきたいのであれば「英会話教室」がおすすめです。

英会話教室であれば、書くことと読むこと以外に「聞くこと」と「話すこと」の力を高めることができます。書籍で学習をしていると「聞くこと」「話すこと」の力は非常に高めにくいです。

英会話教室であれば、実際にネイティブの先生の発音を聞き、自分の気持ちや考えを表現すると話す力を身につけることができます。英語を話すとなるときれいな文にしなければいけないようなイメージがありますが、実際にはある程度の単語をつなげることができれば意思を伝えることが可能です。こんな経験をしていくと、現地に行ってからも言語に抵抗感なく生活をスタートすることができます。

英会話教室は大都市や大きな駅の周辺に教室が多いので、それ以外に住んでいる人には通いにくい、また通うのに時間がかかるので難しいという人には「オンライン英会話」がよいです。

オンライン英会話はパソコンやスマートフォンがあれば学ぶことができる英会話です。そのため、教室に通う時間を減らすことができ、忙しい人には便利な学び方です。対面に比べると効率は落ちるかもしれませんが、ただでさえ忙しい赴任前の時期に自宅で勉強できるのはありがたいです。

もっと効率よく語学力を高めたいのであれば「英語コーチング」がオススメです。専門の人に自分の語学力を診断してもらい最適な学習方法を提供してもらうことができます。仕事をしながら家事もやって、赴任の準備をしていかなければいけないのが駐在妻の赴任です。経験したことがある人しかわからない忙しさがあり、正直、語学の勉強は後回しになりがちです。

そこで「英語コーチング」を利用すると、時間のない中での効率の良い勉強を教えてもらうことができるので、短期間で効率よく語学力のアップができます。

短期間に英語力をアップしたいのであれば英語コーチングがよさそうだね

赴任後も続けて悩みを特技に

今までいろいろな駐在妻の方と筆者もお話をしてきましたが、言葉に関する悩みを抱えているのは、概ね赴任する直前が一番深いぐらいになります。

実際に赴任をしてしまうと言葉の心配は意外となく、それなりにコミュニケーションを取ることができますし、アプリなどの補助的な道具を利用して生活をスタートする人もいます。

そして、面白いことに数か月も経ってくると言語に関しては悩むどころか特技になってくる人も出てきます。なぜこのようになるのかというと

  1. 駐在妻生活をしている間に言葉に慣れてくる
  2. 自分が理想としていた言語力ではなくてもコミュニケーションを取ることができる
  3. 半年ぐらいたつと言語力が伸びていることに気づく

上記のような理由です。1つ目の「言葉への慣れ」は、数か月経つと実感できます。最初のうちは何を言っているのか聞き取ることもできなかったのですが、2,3か月で耳が慣れて分かるようになってきます。単語の知識も少しずつ増えてきますし、特に自分の好きなこと(例えばカフェによく人であればカフェのメニュー、スーパーに良くいく人は野菜の名前など)の言葉は身につきやすいので頭に入ってきます。

語学を勉強する場合、苦手なことから始めるよりも興味のあること、好きなことから始めたほうが身につきやすい傾向があります。

2つ目は、海外駐在妻あるあるです。赴任する前は、英語の例文を覚え、動詞の使い方や活用といった文法的なこともきっちりマスターしてきても、実際の日常会話で使うことは少ないです。多少文法が間違っていても意思は通じますし、買い物もすることができます。

赴任する前のときに「完璧にする必要はない」と説明しましたが、日本の英語の授業で学習するような文章でなくてもコミュニケーションは可能です。

3つ目の語学力の伸びは半年から1年ぐらい経過すると実感することができます。この辺りから言語が悩みではなく特技に変わってきます。新しい人が赴任してきてサポートをするようになったり、これまで行ったことがない場所に行ってみたりすると言語ができるようになったことを感じます。ここまで来たら特技に変えられるレベルです。

完璧な言葉を話さなくても大丈夫と言われると安心するね

そこで先輩駐在妻から「特技」に変えていくためのアドバイスです。それは、赴任後も語学の勉強を継続することです。

赴任前は、必死に勉強する人が多いものの赴任をしてしまったら勉強を辞めてしまう人がいます。

これはすごくもったいないことです。海外赴任中は言語力を一番伸ばすことができます。ここで、少しずつでも知識を上乗せすれば、さらに力を高めることができます。海外でも「語学教室」のようなものはありますし、家庭教師を付けて勉強することもできます。

オンライン英会話であれば、日本で利用していた教室をそのまま利用できる可能性もあります。赴任してからも力を伸ばしていこうとすることが大切です。

駐在妻が抱える悩み2 子育てに関する悩み

駐在妻の悩みは家族構成によっても大きく変わります。

特に「子ども」を連れて赴任する場合には、自分の悩みだけでなく「子育ての悩み」も抱えたまま赴任することになります。

しかも、一緒に赴任する子どもが未就学児なのか、小学生なのかという年齢によっても抱える悩みが変わります。ここでは、海外赴任の際に帯同することが多い未就学児、小中学生をもつ駐在妻の多い悩みと解決策を紹介していきます。

日本よりも高額インター校は学費が高い

子育ての悩みで多いのは「学校」の問題になります。初めに海外で生活をする場合、子どもが通うことができる学校の選択肢は大きく分けると

  • 日本人学校
  • 現地の公立学校
  • 現地の私立学校(インターナショナルスクールを含む)

この3つの選択肢に分かれます。それぞれの学校に特徴があるので簡単にまとめます。

①日本人学校

日本の学習カリキュラムに従い、日本の教科書を用いて授業が行われます。先生も日本から派遣されている教員なので、ほぼ日本と同じよう教育を受けることができる学校です。4月はじまり3月終わりの日程で、転出入の処理も楽です。

将来的に日本の学校に戻ってくる、日本での進学を希望している場合には日本人学校が良いです。学費は学校によって差がありますが、日本に比べると高額で日本円換算すると月に2万円から4万円ぐらいのところが多いです。

②現地の公立学校

現地の学校に編入する方法で、学費的には一番安いですが、ほぼ現地での言語で授業が行われています。入学時期や転出時期は現地の事情に合わせているので、アメリカであれば9月入学の翌年7月に進学になります。

入学するのが簡単そうに見えますが、実はハードルが高いことが多く、入学にビザ(査証)や住んでいる証明(日本でいう住民登録)が必要であったり、中学校への入学だと現地の小学校を卒業できる程度の能力を有する証明が必要あったりする可能性が高いです。

日本人の子どもが多く通っているような学校であれば、受け入れ態勢がしっかりしているケース(アメリカでは日本人学校が少ないため現地校に日本人が多く通っている)はありますが、ほとんど受け入れ態勢ができていないところもあります。

③現地の私立学校(インターナショナルスクールを含む)

公立と違い私立学校では、独自の教育カリキュラムを組むことができるので、日本人を多く受け入れている私立学校も多くあります。

学校によっては日本語を話すことができる教師がいて、授業も基本英語です。日本の海外子女を受け入れ可能な学校とつながりをもっている学校もあるので安心できるのがインターナショナルスクールですが、欠点は、学費が非常に高いところです。月に5万程度は当たり前で、送迎や寄付金などを含めると月に10万近い学費が必要な学校もあります。

このようにいくつかの選択肢の中から選ばなければいけなくなるのが悩みです。特にお金に関する問題は大きく、旦那の会社からどれくらいの補助が出るのか(会社の規定で子どもの教育補助がついている会社が多いですが金額は差がある)、近くにあるのかといったことを考慮しなければいけません。

しかし、一番悩まなければいけないのは「将来的なビジョン」です。学校種が少ない場合には選択の余地はないかもしれませんが、いくつかの選択肢がある場合には「将来的にどこに進学するか」で学校を決めないと進学先を狭めることになります。日本へ帰るのが前提であれば日本人学校の方が進学しやすくなりますし、そのまま海外にいる事態になりそうであれば、現地校やインターナショナルスクールの方が進学に優位になることが多いです。

子どもを連れての赴任となると子どもの学校選びが大きな悩みになりそう…

進学の準備は3年前から

子どもの学校のことで悩まないために重要なことは「将来のビジョン」を早目に立てることです。赴任期間が決まっていて、帰国の時期がはっきりとしている駐在妻と帰国がはっきりしない駐在妻では悩みの深さが違います。

筆者は、はじめ赴任期間が決まっていたのである程度のビジョンを描いていたのですが、途中で「帰国」ではなく「他国への異動」となってしまったために大幅な修正を余儀なくされました。

そこでアドバイスとしては「早めの準備」これが一番です。例えば、中学校や高校への進学をする際に、日本で生活をしていると1年前から行動し始める人が多く、「最終学年になってから準備すればよい」と思っているかもしれません。海外生活でこれをやると後悔することになります

では、進学で悩まない準備はいつからするかというと2年前、3年前から準備を始めても早すぎることはないです。

理由を高校進学を例にして時間を逆算しながら説明します。

まず、進路が決まるのは中学校3年生の末ですが、海外の場合、3年生の夏には進路決定が来ます。なぜなら日本の公立学校に進学する場合、3年生の冬休みには日本に帰り、日本で住民登録をしないと試験を受けることができません。

この時点で、3年生になってから進路を考えていると遅いです。では、高校の見学はいつ行くのか、日本の学校を見学するのであれば一時帰国に合わせることになるので中2の夏休みまたは冬休みですが、冬休みは見学会が開催されていないことが多いので中2の夏には下見をしないと学校の雰囲気が分かりません。

つまり、中2が始まる段階では「なんとなく行きたい学校」を決めておかないと見学もできない状態になります。これが3年前から対策を始めても遅くない理由です。中学校入試を考えている人も同じで、3年前(つまり小4ぐらい)から計画をしていく必要があります。

これぐらい海外での進学というのは日本とスケジュール感が全く違います。後で後悔、悩まないようにするためにも、『日本より1年程度』前倒しで考えてもよいです。

駐在妻が抱える悩み3 将来に対する悩み

駐在妻が抱える悩み3 将来に対する悩み

駐在妻が抱える悩みの3つ目は「自分の将来に関する悩み」です。駐在妻同士の会話でよく聞かれるのが「いつになったら帰れるのだろう」という話です。

駐在をしている人には明確に赴任期間が決まっている人と、全く決まっていない人がおり、それが1つの格差を生み出すこともあります。

なぜ、赴任期間が格差や悩みになってしまうのでしょうか。

赴任期間が不明 将来設計が立ちにくい

赴任期間が不明というのは「将来的なビジョン」が計算しにくいという不安につながります。前述した子どもの進学以外にも

  • 自分のキャリアをどうすればよいのか分からない
  • 日本に残してきた親や親族が心配
  • 日本の変化が分からない

これ以外にもたくさんの理由が考えられますが、それだけ「日本のことが心配になってくる」状況が起きます。

親が体調不良というニュースが入ってくれば不安になりますし、日本に戻りたくなるのが普通です。

しかし、日本から遠く離れた場所にいる以上、簡単に帰国することはできない。こうしたことも不安要素になります。では、こんな悩みを解決するのはどうすればよいのでしょうか。

赴任期間ってすごく大切だよね。いつ帰れるか分からないというだけで不安な気持ちになるね

あまり先を考えすぎない 情報は細かくもらっておく

まず、漠然のとした不安や悩みが生まれているときには、先のことを考えすぎていることが多いです。まずは、2~3年先までのことを考え、あまりその先は考えすぎないようにすることです。

そして、旦那から会社の状況についてしっかりと情報共有しておくことも大切です。日本で生活をしているときには、旦那さんの会社のことについて情報共有をすることがほとんどなくても、海外にいるときにはこまめにしましょう。会社の状況が分かれば、今後の生活に関するヒントを得ることもできますし、駐在妻同士の人間関係を構築する上で大切な情報を得ることもできるかもしれません。

そして、場合によっては「帰国する」があるということを頭に入れておきましょう。特に旦那を残したまま帰国する「単身赴任」は日本に帰った後、大変になることが目に見えていますが、その分、生活は楽になります。海外で生活しなければいけないことに固執してしまうと悩みが深くなってしまうので、他の手段もあることを頭に入れておくことが悩みを解決するポイントになります。

駐在妻が抱える悩み4 健康に関する悩み

駐在妻が抱える悩み4 健康に関する悩み

4つ目の悩みが「健康に関する悩み」です。海外赴任中、家族みんなで元気に過ごすことができれば理想ですが、そんな簡単にはいきません。発熱などの小さい病気は何度もすることになるでしょうし、食あたりなども起こしやすいのが海外生活です。病気になったときの対策や持病を抱えたまま赴任しなければいけない人は海外での健康管理について悩むことになります。

悩まないように事前に準備をしておく

健康に関する悩みは、事前の準備をどれだけしているのかで悩みの度合いが大きく変わります。準備は日本を出発する前の話で、そんなに難しい手続きが必要になるわけではないので、現地に行ってから悩まないようにするためにも準備をしっかりとして赴任するようにしましょう。

まず、証明書と言われるものは全て英語で用意をしておきましょう。日本を出発する前に予防接種を済ませる人も多いですが、この接種証明を日本語で持ってくる人がいます。これでは意味がありません。現地で説明をする際に利用できないので証明につながるものは全て英語版で用意しましょう。(母子手帳を持参する場合も英訳してあるものがベスト)持病がある場合には、その説明、処方されている薬についても英語版での説明が欲しいところです。

特に薬については、日本で販売されている薬と同じものを処方してもらうことはできません。そのため、薬の名前ではなく「どのような病気に対する薬で、どんな成分が含まれているのか」という内容が分かるものを用意しましょう。

2つ目に医療保険への加入です。海外では、日本の医療保険は適用されず自腹になります。しかし、とても高額なので医療費を負担する保険に加入することになります。

多くは稼ぎ主である旦那さんが保険に加入することになりますが、治療を受けるときには治療した証明、支払った金額の領収書などを添付して保険金の請求をします。その場で手続きをしないと何度も病院に通って書類作成をしなければいけなくなるので、事前に手続き方法を勉強しておき、書類作成がスムーズに行えるようにしましょう。

海外で病院に行くとなるとハードルが高そうだけど、日本で準備できることもあるんだね

治療費は高いと思って躊躇しがち

海外で治療を受けるとなると高額な医療費が発生します。

これが悩みで治療を躊躇しがちになりますが、躊躇すると後から大変なことになります。事前の保険に加入しておき、すぐに治療が受けられる体制を作っておきましょう

また、海外では基本的に医療費は前払いで、お金を支払わないと治療を開始してくれないこともあります。支払いは現金だけでなく、クレジットカードの利用も可能なところが多いので、病院に行くときに利用する専用のクレジットカードを用意しておいてもよいかもしれません。

主治医のクリニックを決めておく言葉の不安は文字で

海外でも大きな都市であれば、日本語を話すことができる医師がいます。日本人を相手に往診をして自宅で治療してくれる医者もいますので、赴任したらすぐに現地の医者について調べておきましょう。

すでに赴任している先輩駐在妻に聞く方法もありますし、現地の広報誌に掲載されていることもあります。

赴任してすぐのころは言葉で相手に状況を伝えるのは難しいかもしれません。そんなときには、事前に説明を文章にしておくとよいです。

駐在妻が抱える悩み5 日本に残してきたものの悩み

最後の悩みが「日本に残してきたものの悩み」です。海外赴任する際に日本で生活をしていたときに使っていたものを残してきている人も多いのではないでしょうか。

大きなものでは家や土地、車など、小さなものであれば家財道具などです。赴任期間が長くなればなるほど、日本に残してきたものをどうするのか悩みになってきます。

状況によっては一時帰国が必要なケースも

赴任期間が長くなるので、日本に残してきたものを処分したり、保管期間を延長したりしたいと思っても簡単にいかないのが海外生活です。なぜなら、日本に住んでいる実態がないので行政支援を受けることができません。実際に筆者の周りであった事例ですが、

  • 不要になった車の名義変更を使用としても、印鑑証明を取ることができないので手続きができなかった。
  • 大型ごみを処分しようとしたら住民ではないのでごみの受け入れを拒否された。

こんなケースがありました。

そのため、手続きをするためには一時帰国をすることも視野に入れておきましょう。特に大きなものは簡単に処分できないですし、住民票がない以上、行政手続きが取れない可能性もあります。

一時帰国は、日本に帰ってホッとしたいところかもしれませんが、この時期にやれることをしないと赴任国に戻ってから苦労することになります。

日本との連絡を緊密に行政文書はコピーをして残しておく

日本に残してきたもののことで悩まないようにするためにも普段から日本との連絡を密にとっておく必要があります。

トランクルームを借りている場合も、借りているから安心ではなく契約を延長する可能性が出てきた場合には、早目に連絡して保管期限の延長を申請しないと、別の人に取られてしまう可能性もあります。持ち家を賃貸にしている、自動車を残している場合も同じで、早目にこの先どうするのか連絡を緊密にとっておくことが大切です。

また、出発をする前に住民票や印鑑証明などは余分にとっておき、コピーなどを取って残しておきましょう。期限が切れているので効果は薄いですが、役に立つ可能性があります。赴任前に親族と相談しておき、日本に残してきた財産にはどんなものがあるのか、誰が保管しておくのかという役割分担をしておくこともポイントです。

どの国に住んでいてもコミュニケーションと準備が大切

ここまで駐在妻が抱えやすい悩み5つについて紹介しました。

どの悩みを解決するにしても大切なのは「コミュニケーション」と「準備」です。コミュニケーションを取ることができれば悩みを解決するアドバイスをもらうことができます。

準備がしっかりできていれば、悩みを小さくすることができます。日本の生活でも同じようなことが言えますが、海外ではより強く意識しておくと自分を楽にします。

  • この記事を書いた人

emikyon

ドバイ、アメリカ、メキシコでの駐在妻を経験。大好きな海外旅行の際に、飛行機のマイルを貯めることもライフワークの一部。元小学校教諭。英検準1級。

© 2024 駐妻英語コーチング