自己紹介と英語コーチングを始めた経緯を教えてください
岩崎よしひさと申します。これまでの仕事の経歴は、イギリス系やアメリカ系などの外資系IT企業で営業のディレクターやマネージャーなどを35年ほどやってきました。
出身は長崎県の五島地方で、小学校から高校までの英語の勉強方法は、一般的に日本の学校で教えられることをやってきました。
英語コーチという形の指導は去年から少しやりはじめ、2023年7月から本格的に稼働しています。
海上自衛隊から依頼されて、英語でのディベートのやり方を10年間ほど教えています。ディベート(交渉)は紛争解決に向けて重要視されますが、英語で交渉しなければいけないので訓練が必要であり、その手法を指導しています。
私が英語を学ぶきっかけになったのは、洋楽が好きで毎日聞いていたことです。音楽によって、英語の音の感覚は身についていたようで、発音はよいとよく言われていました。英語の勉強としては、音読やディベートをよくやっていました。NDT(ナショナル・ディベート・トーナメント)スタイルという方式は、会話の情報量が多いので速く話し、聞き取らなければいけません。ディベートをすると脳が活性化されて、言葉を覚えていくスピードが格段に上がります。
岩崎コーチの英語コーチングの概要について教えてください
特徴は、「英語ディベートを用いたトレーニング」です。そのため、英語コーチというよりは英語トレーナーに近いかもしれません。一般的な英語コーチングの場合は「学習プランを立て、サポートして、間違っている部分をフォローアップ」していくような形です。
一方、私の場合は「一緒に付いて、とことん練習」していくイメージです。LINEのオープンチャット機能を利用して、実際に話してもらい、その場で間違いを添削をしたり、私の方からデモンストレーションをしたりします。
これは「スピードリーディング」というのですが、アメリカのディベートの世界で使われている手法です。実際の交渉の際には、まくしたてるような話し方になるので使われることは少ないですが、英語の練習をする際には効果が高いので使っています。始めて2週間ぐらいの生徒さんがいますが、既に外国の方との話し合いへの恐怖心はなくなったと言っていました。
もう1つは「英語フィルター」というものです。これは、自分の眼や耳から入っている情報を全て英語にするというものです。身近にあるものを英語にして話すと、自分の生活に必要なものだけが英語として身につけることができるので、英語と日常生活を関連させて学ぶことができます。この2つがコーチングのメインになります。
あとは、実際にディベートもしてもらいます。受講者が複数入って行うものですが、本来のディベートのように「対決」のような形にはしません。テーマ例としては「キティ―ちゃんとポケモンどっちがすごい?」「タワーマンションと一軒家どっちが住みやすい?」などです。身近な題材にしている理由は、ディベートをする際に多くの時間を割くことになる情報収集をする必要をなくすためです。英語を学ぶことが中心なので、情報収集に時間をかけるのではなく、テーマについて話してもらい頭の中を英語化していきます。コーチングにディベートを取り入れている人は少ないので、私の特徴とも言えます。
コーチングは「個人」と「グループ」を併用して実施します。ただ、個別でのコーチング、グループのみでのコーチングを希望する方にも対応します。
受講期間は、個人の場合、2か月で設定しています。この期間で基礎力を身につけます。グループの場合は月単位で設定しています。私自身海外の企業で働いてきた経験もありますので、海外のビジネスに関するコーチングも可能です。
受講料金は、2か月の「1対1」のコースで39万8千円になります。1か月ごとのコースは、1万円~5万円までのコースがあります。基本的には毎日オープンチャットが入ります。そこにプラスして個人のセッションが入る回数により値段が変わります。
コーチングの内容について教えてください。
私は「仕事の英語をマスターする」コーチングをしています。そのため受講者は、仕事で英語を使うという人がほとんどです。そこで、仕事のどういう部分を伸ばしていきたいのかということを目標設定の際に重視します。
セールスを英語でできるようになりたい、メールでのやり取りで英語を使いたいなど、人によって英語を使う目的が違います。どんなことを学びたいのか細かく聞き出し、目標設定をします。
日々のサポートは、LINEのオープンチャットで受講生が話したものを録音して提出してもらいます。そして、発音のチェックや文のおかしいところを指摘します。困っている部分は一緒に考えながら修正をしていきます。
学習管理は、LINEのやり取りで進捗状況を確認します。月のセッションでも進み具合を確認します。また、ゴール設定の中で実際に外国の人と英語で話すという目標を入れていくので、それができたのかを重視します。転職を考えている人は、面接の練習や履歴書の作成といった点もサポートします。
使用する教材は、一般的に販売されているものを利用します。ただ、実際は、受講生が仕事で使う英語を作ってもらい、私が添削し、教材として使っていきます。個人でコーチングをしているからこそできる細かいサポートをします。
受講生にはどのような方が多いですか?
受講生は、ほとんどが外資系企業の人や日本企業で海外とつながりをもつ部署にいる人です。仕事で英語を使う人ばかりです。特に私が受講してほしいと思っているのは、外資系企業に勤めている方です。
実は、外資系企業に務めている人は英語が苦手で、困っている人が多いです。英語が苦手だと本社からあまりよい評価を得ることができないので、ぜひ外資系勤務で英語に困っている人は学んでほしいです。
受講生に関してはTOEICの中級(550点以上)以上を参加条件としておりますが、ご本人のやる気次第です。
ご自身の経験も踏まえて、英語学習で最も大切だと感じることは何ですか?
自分に必要な分野の英語を極めてから、広げていく方法が良いと思います。仕事で英語を利用するのであれば、その英語を極める。留学するのであれば、留学に必要な言葉を中心に勉強し始めることです。日常会話から入って広く勉強し、その後に深めていくのは効率的ではありません。
2つ目は英語を勉強する目的をはっきりとさせることです。英語を必要な人が、必要な分野を深く勉強し、その後、勉強の幅を広げていくことがよいです。
日本人はネイティブ英語への呪縛のようなものがあり、ネイティブと比較をしがちです。しかし、世界にはシングリッシュ(シンガポール英語)やインドの英語など、その国独特のものがあります。だからネイティブ英語にこだわるのではなく、国際的に通じる英語を話すことができるようになることが大切です。
英語学習に取り組んでいる読者の方へメッセージをお願いします。
大人になってからの勉強は、子どもが勉強するのとは大きく違います。何をやるとよいのか分かっている先生から指導してもらうのがよいです。しかも、トレーニング要素が入っている指導でなければなかなか伸びないです。喋れて書けるとなると能動的な語彙力を高める練習が必要になります。
日本以外の国では、意見の衝突が当たり前で、日本的なメンタリティでは英語を話すことに苦しむこともあります。だからこそ、ディベートを取り入れた英語トレーニングをしていくことをおすすめします。英語ディベートができるようになれば、そのまま仕事に活かすことができます。
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