【インタビュー】荒木妙子コーチ「中学英文法ができれば英語は話せる」

【インタビュー】荒木妙子コーチ「中学英文法ができれば英語は話せる」

プロフィール: 荒木妙子コーチ
20歳で1ヶ月カナダに初留学した際、語学学校で全く英語が分からず人生最大の挫折を経験。大学卒業後、2年間の社会人経験を積んだのちに、オーストラリアに1年留学。帰国後ヘッドハンティングされ入社した大手外資系企業において、英語初級者の同僚に英語指導をしたところ、大変好評となり、周りに背中を押されて英語コーチとして2019年に独立。2020年ストアカ週間ランキング英語・語学部門で連続12回1位獲得。趣味はお菓子作り。

自己紹介をお願いします

福岡を拠点に英語コーチングの活動を行っている荒木妙子と申します。英語コーチとして独立したのは、2019年の5月です。独立前は、10年ほど外資系の医療メーカーで営業職をしていました。同業種・職種で何度か転職も経験しています。

仕事では、申請書を英語で提出したり、アメリカ本社から来日した重役をアテンドしたり、頻繁に英語を使っていました。10年間同じ業種で働いていく中で、年々英語のニーズが高まっていることを実感します。

それと同時に日本人の英語力は、英語ニーズの高まりに全く追いついていないことにも気がつきます。重役のアテンドに関しても、本来は私の業務ではなかったのですが、国内に英語でアテンドできる者がおらず、「英語が話せるなら」という理由で、私に任されました。

そんな中、次第に周りの同僚や上司から「私にも英語を教えてほしい」と言われるようになります。学生時代に英語の塾講師や家庭教師をしていたこともあり、教えることは好きだったので、快く引き受けました。そして同僚や上司に英語を教えていく中で、「みんな分からないところが共通している」という点に気がつきました。

その時に、共通点をまとめて効率的に教えられるようにしたり、「この人にはこのタイミングでこれを教えるべき」のような教え方の違いを理解したりして、それが今の英語コーチングのカリキュラムの原点になっています。

私の英語コーチングは同僚や上司からも好評で、「会社以外にも荒木さんの英語コーチングを必要としている人はいるはず」「今からでも遅くないから独立して英語コーチングをしたら?」と言われました。そして3年ほど悩んだ末、2019年の5月にやっとの思いで独立を果たします。

荒木さんの英語学習経験は?

留学経験が2回あります。

まず1回目は20歳の時、1ヶ月間カナダのバンクーバーに短期留学をしました。この初めての留学で、私は大きな挫折をすることになります。授業中に問題を当てられても、まったく答えることができず、泣きながら「もうこんなところ辞めてやる!」と教室を飛び出したこともあったほどです。中学・高校・大学と、英語は私の得意科目でした。しかし実際に現地の語学学校では私の英語は全く通じませんでした。その時、私はテスト勉強ばかりしていて、話す練習は全くしてこなかったことに気がつきます。そしてもっと本格的に英語を勉強しようと決心します。

その後大学を卒業し、新卒で外資系の製薬会社に入社します。2年間お金を貯めて会社を退社し、貯金したお金でオーストラリアに1年間留学し、本格的に英語を学びました。

受講生一人ひとりにフォーカスしたコース

決まった「コース」はなく、受講者によって学習する内容は変わります。

教材はある程度決まっているのですが、2冊並行して学習できるのか、1冊ずつ学習した方がいいのかは、私が判断しています。

受講希望者は、まずカウンセリングを行います。カウンセリングで受講者の目的を聞き、英語のレベルチェックテストをして課題図書を選定します。そして継続して受講していただける場合には、選定した教材に沿って勉強をしてもらい、毎週定着確認テストをします。そこでコーチは、「丸暗記してないか」「理屈を日本語で説明できるかどうか」を確認します。

学生時代の英語のテストが30点くらいというレベルで本当に基礎の基礎から学習すべき人の場合は、1回のセッションで2時間のレッスンを行います。
使用する教材は、市販の教材を使用しています。中学英文法をブラッシュアップする教材です。

「押し付けるコーチング」はしません

目標設定はどのように行っていますか?

目標設定は、コーチが受講生に目標を押し付けるのではなく、受講生自身が腑に落ちる形で設定します。

最初のセッションで、英語学習をどのくらいの期間であれば頑張れそうか、受講生に考えてもらいます。そしてその期間でどうなりたいのかを具体的に書き出してもらい、なぜそうなりたいのかまで細かく書いてもらいます。そこまで書いてもらったら、なぜそれが今まで達成できなかったのかを確認して、一つずつ疑問を潰していきます。

受講生が自分自身を見つめ直し、そこにコーチのサポートが加わることで、受講生自身で答えを出していただきます。最初からコーチが答えを教えるといったことはしません。

私が提供する英語コーチングは英語初級者専門です。英語を文章で話せない人に文章で話せるようになってもらいます。外国人に英語で道を聞かれた時に、自信を持って文章で答えられるという方は少ないのではないでしょうか。単語では意思を伝えられても、文章では伝えられない人に共通するのが、中学英文法の知識が足りないという点です。TOEICのスコアを上げることも、日本での就活のためには大切です。しかし私の英語コーチングでは、TOEICスコアよりも、話せる英語を身に付けることにフォーカスしています。

どのようなコーチングを行っていますか?

私が行う英語コーチングには、対面でのコーチングとオンラインでのコーチングがあります。現在は情勢もあり、オンラインがメインです。対面でもオンラインでも、週に1回のセッションを、3ヶ月もしくは半年継続します。最初のセッションで、「中学英語が怪しい」と判断した人には半年のカリキュラムを提案します。また「中学英語を忘れているだけ」と判断した人には3ヶ月のカリキュラムを提案します。

セッション以外にも、随時質問は受け付けています。何か分からないことや不安なことがある場合は、LINEでの連絡が可能です。

英語コーチングスクールによっては、毎日の学習進捗をコーチに報告しなければなりません。しかし現段階で、私が行う英語コーチングでは、毎日の学習進捗報告を行っていません。なぜなら現状、受講生の方が優秀で、進捗報告をしてもらわなくても、決められたカリキュラムをこなしてくれるからです。ただし今後、毎日の学習進捗報告を学習カリキュラムに含める可能性はあります。

受講生がコーチとの日々のやりとりをする際に使うツールは?

ストアカのセッションではZoomを使用します。また日々のやりとりはLINEで、通常のセッションはSkypeを使用しています。SkypeだとZoomと違ってチャット履歴を見返せるので便利です。

受講生にはどのような方が多いですか?

受講生の約7割はビジネスパーソンで、ビジネス英語を学ぶために受講されています。年齢は40代が最も多く、管理職になって業務で英語が必要になったという方が多いです。

新型コロナウイルスの影響でストアカがオンライン対応になったことで、子育てが落ち着いた40代女性など、より幅広い方に受講していただけるようになりました。タイ在住者など、外国に住んでいる日本人にも受講していただいています。

どのような受講生に来て欲しいですか?

色んな方に受講していただきたいですが、一番は英語初心者の方で、「昇進したい」「ビジネスで英語を使いたい」という方に受講していただきたいです。私は会社員時代に、外資系企業の日本本社勤務でも、全体の1割しか英語を話せないという状況を見てきました。

私もその業界の中で働いていたわけですが、何の取り柄もなくても、英語力と営業で培ったコミュニケーション能力だけで評価されてきた経験があります。ビジネスが充実すれば、生活も充実するはずです。

ご自身の経験も踏まえ、英語学習で最も大切だと感じることは?

リズムを作って学習を継続することが最も大切です。

語学は今日明日でできるようになるものではありません。にもかかわらず、モチベーションが続かずに英語学習を挫折してしまう方がたくさんいます。最初に英語コーチングに初期投資をして、自分に合った学習のリズムや学習方法を理解して、3ヶ月間英語コーチングを受講すれば、独り立ちした後も問題なく英語学習を続けられます。

何でも自分でやってみようとすることは大切です。しかし英語学習においては、最初から誰かの力を借りることを選択肢の一つに入れておいてもいいのではないでしょうか。

また、受け身ではなく能動的になることも大切です。「英語を勉強しているのに話せない」という方の多くは、コミュニケーションが受け身になってしまっています。外国人に何か質問をされても、”Yes.””No.”で答えて終わりです。それだといくら英語を学習しても会話は続きません。

一方、私の場合は、まず相手に興味を持ち、「相手のことを知りたい」「相手の文化を知りたい」という気持ちを持って、自分から能動的に質問をしていました。そして能動的にコミュニケーションを取るために必要なのが疑問文です。しかし受講者の方の多くは、疑問文が苦手なんですよね。私が提供する英語コーチングが中学英文法に力を入れている理由はここにあります。

英語学習に取り組んでいる読者の方へのメッセージをお願いします

私の英語コーチングは、過去に50万円以上を英語教材やスクール通学費に投資したにもかかわらず、英語が話せるようにならなかった方も多く受講しています。英語ビギナーの方は、自分が何が分かって何が分からないかが分かっていません。

最初のセッションでは、あなたに合った学習の手段や方法についてお伝えします。何が分かって何が分からないかが分からずにモヤモヤしている方は、自分の方向性が明確になりスッキリするのでぜひ受講してほしいです。セミナーはマンツーマンで2~3千円と破格で実施しています。そして私の英語コーチングは市場相場の3分の1程度で受講できるので、気軽にお問い合わせください。お会いできる事をお待ちしています。

・日常会話をスーッと話すためのインプット

・アウトプットコーチングコース

料金は、市場相場の1/3以下。無料体験会でお伝えします。

 

下記よりお申込みください。

© 2024 英語コーチングプロ