【インタビュー】AYUMIコーチ「英語力アップの鍵は学習プロセスを楽しむこと」

AYUMIコーチ「英語力アップの鍵は学習プロセスを楽しむこと」

自己紹介・英語コーチングを始めた経緯

私は高校卒業後、「英語をどうしても話せるようになりたい」という思いが強かったので、実践的な英語教育が行われていた学校に入学し、密度の濃い授業で学びながら、英語に関わるアルバイトを通じて、在学中に英語を習得することを目指しました。

学校の授業では、シャドーイングを行ったり洋書を読んだりするインプットや、英語を実践するアウトプットの両方が行われていました。そのため、インプットとアウトプットは、どちらか片方を行うのではなく、両方を行うことで、相乗的に英語力が向上するということを実感しました。

学生時代は、アルバイトでも英語を使う業種を選択し、実践的な英語の習得を目指しました。例えば、YMCAなどの英会話スクールで受け付け業務や子供のクラスを担当しておりました。その他英語を必要とする様々な仕事を経験しました。その結果、留学することなく英語を習得することができました。この、学生時代に得た「留学しなくても英語は習得できる」という実感が、現在コーチングを行う上でも役に立っていると思います。

大学を卒業してからも、様々な形で英語に関わる仕事を体験してきました。東京アメリカンクラブにてメンバーサービスデスクで、英語でカスタマーサービスを行い実践的な英語力をさらに伸ばしました。英会話スクールで教師としても英語を教えたり、イギリス人のパートナーとともに新規に英会話スクールの立ち上げなども経験しました。さらにデザイン関連の商談などを中心とした通訳業を、7年ほど行っていました。

教師としては、子どもからご高齢の方まで指導した経験があり、指導内容も英会話だけでなく、大学受験対策や英検対策など多岐にわたりました。このように様々な角度から英語に関わった経験も、今のコーチング業に活かすことができていると思います。

その後、英語コーチングスクールのTORAIZに就職しました。TORAIZでは学生時代から感じていた、「英語学習にはインプットとアウトプットの両方が必要」という考え方を採用していたからです。TORAIZでは、コーチとして多くの生徒さんを担当することになりました。

「コーチング」という概念が定着する以前から、生徒さんそれぞれのモチベーションや学習目的に合わせた指導の必要性は感じていました。また、単純な学習だけでなく、メンタル面でのサポートも、英語力の向上のための大きな要因となると思っていました。

学校教育のように画一的な指導では、筆記テストで好成績を収められるようになっても、実践的な英語力を身につけるという点においては、効率が悪いと感じています。「コーチング」という概念にとらわれることなく、生徒さん一人ひとり「どういった学習サポートを求めていて」、「どういった姿勢で英語学習に向き合っているのか」を見極めながら指導するようにしています。

AYUMIコーチの英語コーチングの概要

私のコーチングの特徴としては、コーチングによるインプットと、ネイティブレッスンでのアウトプットを並行して行っているということがあります。

インプットだけでなくアウトプットの機会を設けているのは、インプットとアウトプットを同時に行うことで英語学習において相乗効果が生まれると考えているからです。そして、アウトプットの場で英語を実践的に使えるようになって、英語に対して「やりがい」や「楽しさ」を感じてもらうことが重要だと考えています。ただ、英語初心者の方で、ネイティブとの会話に慣れていない方は、コーチングのみの「サポートプラン」からスタートしてもらう場合もあります。

また、発音矯正コースにも力を入れています。発音矯正コースでは、まずそれぞれの生徒さんの苦手とする部分や、そもそもどうして発音を矯正したいのかの動機づけについて見定めていきます。発音については、決まったプランでトレーニングしていただく方法ではなく、受講生の課題に合わせてアプローチを決めます。全体的なリズムを身につけてもらうこともありますし、一つ一つの音で苦手な部分を指導することもあります。また、イギリス英語の発音指導にも対応しているため、イギリス英語の発音を苦手としている方にも対応できます。

コーチング内容について

コーチング内容について

まず、最初のコンサルティングで、「どういう目的で英語を学習したいのか」「今現在の英語力の状況」「目指している理想像」について話し合い、目標を設定していきます。コーチング期間中に生徒さんの目的やモチベーション、仕事の状況が変化していったりすることもあるので、どんな状況でも悩みを相談してもらえるように、まず信頼関係を構築することを重視しています。

日々のサポートはLINEやメールで行っていて、悩みや質問など、どんな小さなことでも受け付けるようにしています。こちらからも原則として2週間に1回、学習のチェックを行っていますが、その合間にも、気になることがあればその都度お互いに連絡を取り合って、自由に学習チェックができるようにしています。一般的なコーチングでは、毎日学習内容と学習時間の報告を義務付けることも多いと思いますが、私のコーチングでは必ずしも毎日の報告を求めてはいません。

使用している教材は、フレーズ暗記などのスピーキング教材や、シャドーイングなどのリスニング教材を選択する場合がほとんどです。

例えばリスニング教材としては、アルクの『究極の英語リスニング』シリーズをよく使っています。日常会話を学びたい生徒さんにも、ビジネス英語を学びたい生徒さんにも幅広く対応できる教材です。上級者向けには、同じくアルクの『BeNative! 金融の英語』や『BeNative! ITの英語』などを利用しています。実際に英語を使う現場でのインタビューやプレゼンテーションが収録されている教材で、ナチュラルスピードでの英会話が聞き取れるようになります。教材の内容も興味深いので、生徒さんのモチベーション維持に適していると思います。

学習内容としては、スピーキングでは、まず構文を構築する基礎体力をつけてもらったのち、フレーズを暗記してもらって瞬発力を高めています。暗記してもらうフレーズについては、日常的な内容や、ビジネスで使える表現など、生徒さんのニーズに応じて教材を選んでいます。フレーズが暗記できたら、単文ではなく文章単位での発話を目指し、「会話を続ける」ことができるようトレーニングしていきます。そして最終的には、英語で自分の意見を発信できるよう発展させていきます。

リスニングのトレーニングとしては、シャドーイングを中心に行っていて、無理のないスピードでの学習から始めていきます。英語の習熟度だけでなく、シャドーイングの経験の有無に基づいて教材を選んでいくこともあります。シャドーイングに慣れていない生徒さんには、まず短い会話の練習から始めて、まずシャドーイングという手法を知ってもらうことから始めます。

音声が聞き取れるようになってきたら、生徒さんのニーズに合った内容の会話にシフトしたり、扱う会話のスピードを徐々に速めていきます。そして最終的には、実際の英語スピーチやディスカッション・映画などでシャドーイングができるようトレーニングしていきます。そういった練習によって、様々な海外の英語話者との会話をする時に、相手の英語のクセに関わらず英語が聞き取れる能力が身につくことになります。

単語の暗記学習などは行っておらず、レッスンなどを通して新しい単語を吸収してもらって、自然とボキャブラリーが増えるようにしています。

どのような受講生が多いか

受講生の内訳としては、30代後半から40代の方が多いです。会社経営者の方や、会社役員を務める方が大半を占めています。

特に、自身で事業を立ち上げて、事業の拡大に伴い海外進出をすることになったり、海外のクライアントとのやり取りをする必要性が出てきたということで受講される方が多いのが特徴です。受講生の皆さんは、多忙な生活をされている中、高いモチベーションで英語学習に臨んでいて、それが私自身のモチベーションに繋がることも多いです。

どちらかといえば、「TOEICなどのスコアを上げたい」といった生徒さんよりは、「英語で実際にコミュニケーションをとれるようになりたい」という生徒さんのサポートをしたいと思っています。

英語を学ぶことによって、学習者の視野は広がり、考え方が大きく変わると思います。それにより仕事の幅が広がることにもつながりますし、自分の可能性を広げるツールにもなります。そのため、受講生の方が英語でコミュニケーションをとれる喜びを感じられるようなお手伝いができればと思っています。

英語学習で最も大切だと感じることは

英語学習で大切なのは、「学習のプロセスを楽しむこと」だと思います。

私は、英語の学習をよく筋トレに例えるのですが、筋トレを行う場合、毎日鏡を見ても体つきの変化を実感できるわけではありません。しかし、しっかりトレーニングを続けることで、数カ月後に鏡を見て、ふと自分の体つきが変化していることに気づくことになります。

英語学習でも、短期間の学習では、目に見える成果が実感できないのではないかと思います。そのため、毎日の習熟度をチェックするのではなく、「学んでいる途中のプロセス」を楽しんでほしいと思います。

言語を学習していると、単に言葉の知識だけでなく、自分を取りまく世界が広がるのを感じると思います。自分の知識が広がっていくプロセスを楽しむことが、結果的に英語力の向上につながると思っています。

そして、学習プロセスを楽しむためには、真摯に努力することも必要だと思います。受講生の方にも、「英語ができるようになった人は、数年間しっかり学習した人だ」というように伝えています。漫然と英語を学習しているうちは、英語を習得するのはなかなか難しいと思います。

私自身、英語学習の努力を続けることで、英語を使って実際にコミュニケーションが取れるということに喜びを感じました。学生の頃、集中的に学習を行ったときや、仕事やアルバイトで実践を重ねたとき、「ちゃんと努力すれば、英語ができるようになるんだ」という実感を得たことが、現在の礎になっていると思います。

英語を学習する皆さんには、毎日しっかり努力した上で、学習を経て自分の可能性が広がっていくプロセスを楽しんでもらえればと思います。

英語学習に取り組んでいる読者へメッセージ

英語学習に取り組んでいる読者へメッセージ

言語を習得するには、ある程度の期間、学習を継続することが必要だと思います。そのためのベストなサポート体制というものは、学習者によって違ってくると思うので、自分に合った方法や、自分に合ったコーチを見つけることが重要だと思います。

コーチングという方法を選ぶのであれば、事前の話し合いをしっかり行って、納得できるコーチを選んでほしいと思います。

英語学習は、短期間で終わるものではないので、険しい道のりになると思います。しかし、目標に到達することが全てではなく、到達するまでのプロセスで学ぶことも多いといえます。

そのため、学習プロセスをできる限り楽しんでほしいですし、学習中の過程を楽しむために、自分に合った学習方法やコーチを見つけてほしいと思います。


・学習サポートのみ:満席
・学習チェック月2回+レッスン月4-12回:満席
・Lesson only Plan:満席
・発音矯正コース:満席

 

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