【インタビュー】KENROコーチ「頭の中をグローバル仕様にし、世界で羽ばたく英語力を身につける」

【インタビュー】KENROコーチ「頭の中をグローバル仕様にし、世界で羽ばたく英語力を身につける」

自己紹介と英語コーチングを始めた経緯を教えてください。

今は英語教育に身を置いていますが、以前から海外の経済ニュースを世界中の日本人駐在員に配信する仕事をしています。そのため、私の強みは「世界の全業種の動向、日本の現在位置」を誰よりも把握していることです。こういった知識を、英語コーチングの中で生徒さんに伝えていくことができます。

元々は外資系の広告会社に勤務していました。女性の同僚はほとんどが帰国子女という、レアな環境でした。

在職中はオーストラリアのシドニーに短期赴任をする機会をいただいたのですが、当時はパソコンの英語OSが日本語を認識することができませんでした。完全な英語環境に放り込まれたわけで、自分の英語力が圧倒的に不足しているという事実にショックを受け、打ちひしがれた苦い記憶があります。

これをきっかけに、「一から英語と海外経験をやり直したほうが良い」と思い、1年半後に退職してイギリスに渡りました。

現地で何を学ぼうかと考えていたところ、「外国人はどうやって言語を獲得するのか」という点に興味を持ち、「日本語を教える」勉強をすることに。その後、海外のニュースを配信する会社に就職。編集長に昇進することができ、3万本以上の記事を書いてきました。記事の作成に当たっては、ニュースソースは全て外国語だけれども、配信は日本語でするという英→日・日→英のプロセスを繰り返しているうちに、バイリンガルの言語獲得に似ていることに気づきました。

17年間にわたるイギリスでの“移民”生活の中で、人種のるつぼのロンドンに住む人たちがどうやって英語を習得しているのかという点にも興味を持ちました。5年前に日本に戻った際に、そこで研究したノウハウを伝授したいと思うようになり、現在、英語コーチとして活動をしています。

ところで、日本人ってもったいないな〜と思うところがあります。

行動力がないんです。

外国では、日本のものを取り扱っているのは韓国人や中国人というケースが多いです。世界に目を向けないので、日本はあらゆる分野でガラパゴス化が進んでいます。

このままでは日本が沈んでしまうと懸念していて、生き残る道は

  • 外国人を受け入れる
  • 海外に進出する

の両方が必須だと思っています。人口が減り続ける中、経済もこのまま縮小していくのは明白ですから。

一方、日本文化は世界中で大変な人気があります。今ほど日本人であることがアドバンテージになる時代はありません。つまり、「日本らしさと英語力を掛け合わせれば最強」ということです。ロンドンはラーメンブームに沸いており、かの一風堂は確固たる地位を築いています。それは行動したからです。

しかしイギリスでは、回転寿司を始めたのはイギリス人、寿司のテイクアウトを始めたのは韓国人です。日本人は現在の人気を利用して行動すれば先行者利益を得られるのに、本当にもったいないなと思ってしまいます。

これが、英語コーチングを始めたきっかけです。

KENROコーチの英語コーチングの概要について教えてください

今、一番力を入れているのが「セレブノマド英語」です。

好きな場所で、好きな時間に、好きな人と仕事をするライフスタイルを目指すもので、海外進出と実践的な英語スキルアップを同時に実現します。

海外進出と聞くと、外国で店舗を開くイメージがあるかも知れませんが、例えばインバウンド対応も立派な海外進出です。英語学習は明確な目標がないと続かないので、「外貨を獲得する」という共通目標を据えて、半年かけて一気通貫でサポートします。

重要なのは、英語力うんぬんの前に「マインドセット(ものの見方・考え方)をグローバル仕様にアップデート」することです。

日本人は日本という単一言語の国で生活をしているので、世界の人々と同じ立場で接することが難しく、どうしても考え方が内向きになってしまいます。その点、英語ネイティブは世界をフラットに見ることができます。だから、グローバルな視点を持てるように、頭の中を一旦リセットしてもらいます。

いわゆる4技能の面では、日本語の習得過程を思い出してもらうと、次のような流れではないでしょうか:

お母さんやテレビの言葉を聞いて「リスニング」
→それをまねして「スピーキング」
→4,5歳で「リーディング」
→そのあと「ライティング」

でも、日本の英語教育って異常なことをやっていて、まず「リーディング」から始まりますよね。そこから、英語圏で育っている人の英語習得手順を一切すっ飛ばして文法や構文に行ってしまうので、話せるようにならないのは当たり前です。

まずは「リスニング」からスタートし、「スピーキング」「リーディング」「ライティング」の順に進めていきます。

あとは3つの約束をしてもらいます。

①五感をフル回転すること
リーディング過多の影響で視覚に偏りがちなので、聴覚や身体感覚をフルに使います。

②英語をあるがままに受け入れること
日本人は一般的に、頭の中で英文和訳と和文英訳をしています。理屈ではなく、感覚的に受け止めることが大切です。

③間違いを繰り返す
自転車に乗れるようになるまでは転び続けるのと同じように、できるようになるまでアウトプットを繰り返します。その過程の「間違い」は失敗ではなく、成功に至るまでの通過点です。

今の時代、海外進出は誰でも簡単にできます。

半年コースの中で気軽に海外進出を進めながら、それに必要な英語スキルや習慣を併せて身につけていきます。つまり、「行動する英語」です。重要なのは、英語での「発信力」と「受信力」。

WebサイトやSNSを活用して自分の製品・サービスについて自己発信しつつ、価値ある英語情報を誰よりも速く入手する練習をします。銀行口座の開設、海外送金など実務面の知識もシェアします。

コーチングの内容について教えてください

コーチングの内容について教えてください

大人の場合は「3年後」から逆算してスケジュールを立てます。

3年後の理想とする自分を描き、途中で現在地を確認するために英語検定を受けてもらったり、TOEICがお好みであればそれをサポートします。ただし、これは目的ではなく通過点であって、自分がどうなりたいかが重要です。

発音に関しては、僕が独自開発した魔法の(笑)教材を使います。既存のツールとしては「英英辞典」を利用します。英英辞典と聞くと構えてしまいますが、使うのは音声機能。通勤時やスキマ時間で気軽に正しい発音を身に付けられます。

僕は口の形も重視しているので、鏡や録画機能を利用して自分の口の形や発音のビフォー・アフターを確認してもらいます。他にも英語の文字起こしアプリを使って、発話をアプリが認識してくれるかを確認します。

自主練習するときの教材は、子ども番組とニュースをオススメしています。日本人は英語ネイティブだったら子どもでも言える単純なことすら言えないので、子ども番組でそのギャップを埋めてもらおうという考え方です。ニュースに関しては、自分を含めて留学生の多くが耳を鍛えるのに良かったという経験からオススメです。ニュースは短い上に中身がはっきりしているので集中しやすく、BBCやCNNを聞いて耳を鍛えていきます。

サポートはChatworkを利用して、「週報」を書いてもらいます。ここでは学びの振り返りと次週の目標設定をしていただきます。

質問もいつでも受け付けています。グループでも個人でも、伴走しながらサポートをしていきます。

受講生にはどのような方が多いですか?

意識の高い士業や飲食店経営者の方が中心です。

特に、今後海外展開を考えている人が多くいます。ネイルサロンや美容サロンを運営されている生徒さんに対しては、外国人のお客様が偶然いらっしゃるのを待つのではなくて、積極的に取りに行く方法をお伝えしています。

最近、高校生の受講生も加わりました。高校1年生の段階から英検対策のサポートをしています。将来的に英検が様々なところで有利になるということもあり、お子さんに英語スキルを身につけて欲しいという保護者も多いようです。

あとは、イギリス英語を教えられる人は少ないので、きれいなイギリス英語を学びたいという人もいます。

受講生の年齢層は40代が中心で、事業が一旦落ち着いて今後どうしようかと悩んでいる方や、新たなステージに進んでいこうとしている方が多いです。

地域別では東京の方が多く、基本的にZoomでのやり取りになりますが、近くにお住まいでしたら対面でも対応可能です。

ご自身の経験も踏まえて、英語学習で最も大切だと感じることは何ですか?

ご自身の経験も踏まえて、英語学習で最も大切だと感じることは何ですか?

英語学習で大切なことは3つあると考えています。

①「どんな目的で英語学習をしているのか」ということを常に頭の片隅に置いておくこと
それがないと、必ず途中で挫折します。

②100%を目指さないこと
100%を目指すとAll or Nothingになってしまい、ゼロの日ができてしまう。5%の日があってもいいから、毎日続けることを意識する。

③リスニングとスピーキングで「英語耳」と「英語口」を作ること
文字と意味を結びつけるのではなく、音声と意味を結びつけることを意識する。そうしないと話せるようにはなりません。

かつての詰め込み型の学習で覚えた単語でも、本当に正しく発音できているのかどうか、怪しいものたくさんあります。自分自身も、今でも日々確認し続けています。

英語学習に取り組んでいる読者の方へメッセージをお願いします。

皆さんに伝えておきたいのは、英語はお勉強でも教養でもないということ。英語は人生を面白くし、夢や幸せを叶えるためのツールなんです。

「英語は世界の共通語」という言葉がありますが、そんな段階はとっくに過ぎており、今や「支配者・富裕層の言語」になっています。例えばブラジルやスペインだと英語が通じないようなイメージがありますが、富裕層はたいてい話せます。

また世界をテクノロジーで席巻しているGAFAMの技術は、全て英語をベースに開発されています。もちろんAIもそうで、このままいけばAIを使う人間と使われる人間に二極化していくでしょう。

英語スキルがないとAIに使われる人になってしまうので、子どもを持つ親御さんに対しては、そうならないよう英語を学ぶことの大切さを伝えたいですね。

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②笑顔で一から話せるようになる→「リフトアップ英会話」44,000円/月(税込)
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