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【インタビュー】ENGLISH COMPANY初級グループコース「中学高校6年分の英文法を6ヶ月間で」

【インタビュー】ENGLISH COMPANY初級グループコース「中学高校6年分の英文法を6ヶ月間で」

英語コーチングでは、コーチと受講生の一対一のコーチングが主流です。そんな中ENGLISH COMPANYには初級・中級・上級のグループコースが設置されており、グループコースにも力を入れていることがうかがえます。

そこで我々英語コーチングスクール比較ナビは、株式会社スタディーハッカーコンテンツ戦略企画部の堀登起子氏に、ENGLISH COMPANYの初級グループコースについてお話を伺いました。

英語初心者で英語コーチングスクールの受講を検討している方、必見です。

話者プロフィール:堀登起子氏(株式会社スタディーハッカー コンテンツ戦略企画部)

大学では言語学を学ぶ。卒業後は英語講師やPR企業の海外担当として活躍。通訳・翻訳として10年以上のキャリアをもつ。大学院では国際言語教育について学びつつ、多読スクールを運営。大学の助教として英語指導経験も持つ。TESOL修士取得。

初級グループコースの概要

初級グループコースの概要

簡単に自己紹介をお願いします

堀:私は現在、コンテンツ戦略企画部にて教材開発やカリキュラムの設計を担当しています。初級グループコースでは、カリキュラム設計・教材開発の他、担当トレーナーとしてクラスで教えることも行っております。その他、トレーナーの育成にも携わっています。

私は、ENGLISH COMPANYを運営する株式会社スタディーハッカーで働く前から、PR会社での海外クライアント対応、子育て中はフリーランスとして翻訳業など、英語に携わる仕事をしてきました。その後思い立って大学院へも進学し、TESOL(英語教授法)の修士課程を修了しました。修士号取得後はそのまま大学で英語の教員としての3年間経験も積みました。その後、株式会社スタディーハッカー入社に至ります。現在の業務でも、これまでの経験から得た学びを活かしています。

Q. ENGLISH COMPANY 初級グループコースの概要について教えてください

堀:ENGLISH COMPANYの初級グループコースは、「中学高校6年分の英文法を、6ヶ月間で復習する」というコンセプトでデザインされたコースです。ENGLISH COMPANYは、科学的なアプローチで学習効率を高める英語コーチングスクールですから、初級グループコースでも、第二言語習得研究をはじめとする科学的知見に基づいて、学習の無駄を省き、回り道をせずに英語の習得を目指します。
ENGLISH COMPANYのトレーナーには、私も含めて、大学で第二言語習得研究や言語学、言語教育について学んだ者が多く在籍しています。

初級グループコースのコース内容は次の通りです。

コース内容
週1回(120分)少人数グループ
6ヶ月間(全24回)
TOEIC Bridge IPオンラインテスト2回
月1回の個別カウンセリング(10分)
メーリングリスト(週2回)とスタディプラスによる学習進捗サポート
受講生専用サイト

1クラス最大6人で、クラスは6ヶ月間固定です。学習効果の測定のためにTOEIC Bridge IPオンラインテストを受講開始直後と受講終了後に受けていただきます。

TOEIC Bridge IPオンラインテストは、通常のTOEICテストと比較すると、受験時間は通常のTOEICの半分。問題も優しいものです。英語初心者向けのTOEICテストという位置づけのテストです。通常のTOEICテストでは、TOEIC満点レベルの方と同じ問題を解くことになるので、問題のレベルが高く、英語初心者が受験する際に、正確な英語力を測定することが難しいということがあります。そのため初級グループコースでは、TOEIC Bridge IPオンラインテストを受験いただくようにしています。

英語学習の最短ルート

堀:ENGLISH COMPANYの英語学習では、「回り道を避け、最短ルートで学習する」ということを常に意識しています。

英語を第二言語として学ぶための最短ルートは以下のように示すことができます。

  1. 語彙文法(知識)
  2. 受容スキル(読む・聞く)
  3. 産出スキル(話す・書く)

初級グループコースではこれら3つの手順のうち、「語彙文法」に重点を置いて学習します。もちろん、語彙文法に重点を置くからと言って、受容スキル(読む・聞く)や産出スキル(話す・書く)には全く手を付けないというわけではありません。あくまでフォーカスを語彙文法に置くだけで、読む・聞くといった受容スキルや話したり書いたりする産出スキルも並行して学習していきます。

知識としてもっていないものを出すことはできない

堀:前提として、知識として頭に入っていないものはいくら頑張っても出せません。「知らない言葉を使って話す」ということはあり得ませんね?英語初心者は持っている知識が不足している傾向があるので、語彙や文法の知識のインプットを重視しています。
一方で、第二言語習得研究では知識を定着させるためには、一定のアウトプット活動が必要だとされていますから、アウトプットの機会も別途設けています。

単語学習は、論文などに基づいた効率的な方法で、また、文法学習は認知文法に基づいて行います。認知文法とは、文法を形式重視で暗記するのではなく、「ネイティブと同じ感覚」で理解する文法の考え方です。

知識の定着のためのアウトプットの学習方法としては、シャドーイングとクイックライティングを採用しています。シャドーイングはインプットの定着とアウトプットを同時に実践できる、一石二鳥のトレーニング方法です。

クイックライティングとは、ある話題に対しての意見や考えを瞬発的に書き出す学習方法です。ENGLISH COMPANYの初級グループコースでは、トレーナーがトピックを用意して、5分間そのトピックに関して英文を書いていただきます。クイックライティングは英会話の「前段階」の学習方法と考えてください。会話に繋がる瞬発力を鍛えて、「分かる英語」を「使える英語」にする効果があります。

英語初心者のうちは、暗記など地道なトレーニングが多くなりがちです。そんな中「暗記は退屈。英語初心者だけど英会話をしたい」という受講者は多いものです。

しかし、お伝えしたように、語彙や文法などの知識や、聞く能力(受容スキル)がない状態で、自分が英語をアウトプットするという状態はありえないのです。頭の中にないものは出せませんから。

語彙文法を定着させるためには、知識をアウトプットする機会が不可欠ですが、ここでアウトプットの方法として無理に「英会話」を選択してしまうと、挫折につながってしまうのです。知識不足によってうまく言葉がでてこないことによって、「恥ずかしい」「やっぱり自分には無理だ」と感じてしまうからです。

そこでアウトプット学習の方法として採用しているのがクイックライティングと呼ばれる手法です。クイックライティングは発話ではなくライティング。発音を気にする必要はありません。また「この発音、間違ってないかな?」と恥ずかしがる必要もありません。

クイックライティングを行う際には、トレーナーによる添削は敢えて行わないのですが、それはクイックライティングが、「頭にある英語を気軽に発信するためのトレーニング」だからです。添削があることで「間違えないように英語を書こう」という心理が働き、瞬発的なアウトプットを阻害してしまう可能性があります。添削はしませんが、どのような英文をお書きになったかのチェックは行っています。チェックすることで受講生の課題を把握し、今後の指導に役立てています。

認知文法について

堀:文法学習には認知文法を採用しているとお伝えしました。しかし認知文法と言われても、いまいちイメージが湧かないのではないでしょうか。そこで認知文法の例を「進行形」を使って説明します。

例えば「タロウは今、寿司を食べています。」を英訳すると”Taro is eating sushi now.”です。学校では、「現在進行形だからbe動詞の後に”~ing”が続くよ」と習います。それ以外のことは習わずに「とにかくこういう形だから覚えてね」という感じです。しかしENGLISH COMPANYでは、次のようにお伝えしています。

①be動詞は、「説明するよ!」のサインです
例)“The dog is cute.”
その犬 (説明するよ!) 可愛い
②動詞の最後にingがくっつくと、元の動詞の意味に「動作の途中」のイメージが加わります。
例)“The dog is runnning.”
その犬 (説明するよ!) 走っている途中

このように日本語を介さずに、英語ネイティブと同じ感覚で英語を理解していくのが、認知文法を用いた文法学習です。

認知文法でイメージをつかんだら、より発展的な学習に進んでいきます。例えば「聞こえた英文を絶対に訳さずに、そのまま情景を思い浮かべてみてください」という学習です。

“Mary is talking to her sister in the cafe near the station.”

この英文を、日本語に訳さずに理解できますか?
英語には、「後ろに説明を付け加えていく」という特徴があります。英語初心者のうちから認知文法を学び、この特徴に慣れておくことで、日本語訳に頼ることなく、英語を前から理解できるようになります。

グループレッスンだが「恥ずかしい」を作らない

堀:初級グループコースでは、最初のうちは個人を指名して答えてもらうことはほとんどなく、受講者全員に同時に回答してもらいます。初級グループコースには英語に苦手意識がある方が集まっていますから、「指名される→答える→間違える→恥ずかしい」というサイクルを繰り返すと、英語学習に対するやる気が次第になくなってしまうことがあるのです。一方で「これは絶対に答えられるだろう」という時には、受講生に自信を付けてもらうためにも、指名する場合があります。

初級グループコースでは、半年間同じクラスで英語を学びます。次第にクラスメイト同士で仲良くなり、クラスの雰囲気もできあがってきます。クラスの雰囲気ができてきたなと感じたら、指名する機会を増やしています。英語初心者の方でも受講しやすいように、考えてクラスを運営していますから、「グループレッスンで恥ずかしい思いをしないか不安」と考えている方でも安心してご受講いただければと思います。

Q. 2ヶ月や3ヶ月のプランが一般的ですが、受講期間を6ヶ月にした意図は?

Q. 2ヶ月や3ヶ月のプランが一般的ですが、受講期間を6ヶ月にした意図は?

堀:初級グループコースの受講期間を6ヶ月にした意図は2つあります。

まず1つ目は、初級者コースでは「定着」を重視しているという点。言語の習得にはタイムラグがあります。せっかく英語を学ぶのなら結果が見えて、かつ「定着した」と言えるまで学んでほしいと考えています。

2つ目は、コロナの影響による受講生の考えの変化です。コロナ以前は「短期間で一気に英語を学んで、すぐに実践で使えるようになりたい」というニーズが多数派でした。しかし新型コロナウイルスの感染拡大以降、「時間は気にせずゆっくり学びたい」というニーズが増加しています。

これら2つの意図から、初級グループコースの受講期間を6ヶ月に設定しました。

カリキュラム概要

堀:初級グループコースでの6ヶ月間の学習の流れは次の通りです。

項目 内容
初期測定 TOEIC Bridge IPオンラインテスト
基礎語彙・基礎文法にフォーカス 1ヶ月目 ・文型
・be動詞
・現在系
・過去形
・助動詞
・単語の覚え方
・発音指導
・速読リーディング
・行動科学
・クイックライティング
・多読など※毎月の復習テスト・個別カウンセリング
※3ヶ月目には中間の効果測定
2ヶ月目 ・文型
・現在分詞
・未来を表す表現
・過去分詞
・現在完了
・知覚動詞
3ヶ月目 ・不定詞
・動名詞
・使役動詞
・比較
4ヶ月目 ・関係詞
・接続詞
・助動詞と完了形
・過去完了
・分詞構文
・仮定法
・関節疑問
基礎力の定着・運用 5ヶ月目 ・可算名詞
・不可算名詞
・前置詞
・文法の復習
・コミュニケーションストラテジー
6ヶ月目
最終測定 TOEIC Bridge IPオンラインテスト

初級グループコースの受講期間は6ヶ月ですが、最初の4ヶ月で一通りの学習を終え、残りの2ヶ月で、より実践的なことを学びます。

コミュニケーションストラテジーについて

堀:5ヶ月目・6ヶ月目で学ぶ「コミュニケーションストラテジー」とは、英語初心者の方が英会話で役立てることのできるスキルのことです。

例えば相手の英語が聞き取れなかった時のための「聞き返し」のための言い回しや、「上手な相槌の方法」などの、会話のためにはとても重要だけれど、これまでそれほど教えられてこなかった領域です。相槌については、短くて簡単に使える言い回しを中心に教えています。また、聞き返す際の言い回しには、“What did you say? “や“Could you say that again?”など便利なものがありますので、そういった表現の手法をご案内しています。

聞き返す際の言い回しや相槌を覚えておくことで、英語初心者でも英会話をスムーズに進められます。例えば相槌を打っている間に、次に言うことを考えることができるようになりますね。また「それっぽく聞こえる」というのも英語初心者にとっては重要なポイントです。

速読リーディングについて

堀:速読リーディングは、リーディングスピードを向上させるトレーニングです。チャンクという意味の塊で英文を捉え、英語の語順のままで理解する訓練を重ねることで、リーディングスピードを上げていきます。速読リーディングを行えば、英語を前から順に理解できるようになるので、リーディングのスピードや正確さの向上につながります。もともとマンツーマンのパーソナルトレーニングコースではメインの学習方法として速読リーディングを採用していましたが、初級グループコースでは、初級向けにアレンジして学習します。

初級グループコースの最大の特徴は「中学高校6年間の英文法を6ヶ月で学べるプラン」ということですが、それだけでなく速読リーディングなどの勉強方法を通して、文法以外の4技能についても学んだりトレーニングをすることができます。タイトルに文法とあるのは、あくまで文法に「重点を置いている」ということです。

受講生専用サイトについて

堀:受講生専用サイトでは、次のコンテンツを利用できます。

  • 各種学習アプリの使い方動画
  • 文法学習用動画
  • 発音学習用フォニックス動画
  • オリジナル多読教材
  • オリジナル教材音源

コンテンツは随時拡大中です。

速読リーディングや認知文法の音源も利用でき、ご自宅での学習の際に便利にお使いいただけると思います。初級グループコースでは、多読を課題に出すことがありますが、その際の素材として受講生専用サイト内から好きなコンテンツを選べるようになっています。その他にもキクタンアプリをはじめ、各種教材の効果的な使用方法についても詳しくまとめられていますので、教材の使い方を再確認いただくことも可能です。

多読について

堀:ENGLISH COMPANYでは、独自の多読教材を用意しています。レベルを1〜4に分けており、初級グループの皆さんが最初に使うレベル1には、現在50冊分の多読教材をご用意しています。電子書籍の形式になっているので、音声を再生してシャドーイングをするなど、多読のみならず、様々な方法で活用できます。

多読はスラスラ読めるものから始めることが鉄則で、難しい文章を無理にたくさん読む必要はないのです。国際多読学会では、「多読とは98%は理解できる文章を読むこと」と定義されています。もし分からない単語があっても、絵など他の情報から推測できるのが理想です。初級グループコースの多読でも、最初は簡単なものから初め、徐々に難易度を上げていきます。多読というと、英語びっしりの本を読むイメージがあるのではないでしょうか。しかし英語初心者の場合は、まずは文章が短いものから始めるので、ご安心ください。

実は私は大学院生時代に、多読教室を運営していました。そこでは様々な気づきを得ました。例えば多読には海外の子供向けのリーダーが用いられるのですが、大人が読んで「面白い」と思える非常に易しいレベルのリーダーはなかなかありません。現在は私がENGLISH COMPANYの教材開発を担当しているということもあり、多読教室時代に足りないと思ったものや、改善したいと感じたことを、全部詰め込んで開発しています。

受講料について

堀:ENGLISH COMPANY初級グループコースの受講料は、月額22,000円(税込み)です。最大で12回まで分割払いができます(月額22,000円。別途、分割手数料が2,200円かかります)。入会金は55,000円で教材費が5,390円です。初級グループコースの受講料は、ENGLISH COMPANYの中でも最も低価格です。

Q. グループコーチングの特徴は?パーソナルコーチングとの違いは?

Q. グループコーチングの特徴は?パーソナルコーチングとの違いは?

堀:最も大きな違いは受講料です。ENGLISH COMPANY初級グループコースの月額44,000円という受講料は、英語コーチング業界では最安レベルだと思います。我々ENGLISH COMPANYが、パーソナルコーチングだけでなくグループコーチングも提供しているのは、より多くの方に我々のメソッドを体験してほしいという思いからです。我々は良い教材を開発し、効果的なカリキュラムを提供していると自負しています。ですから、より多くの方にその中身をご体験いただきたいのです。「パーソナルコーチングだと料金的に難しい」という方にもぜひ受講してほしいと思っています。

パーソナルコーチングでは、個々の受講生ごとに目標を設定し、現状の課題を発見して、それを解決するという流れで英語を学びます。しかし英語初心者の方は、「とにかく最初から一通り学んだ方がいい」というのが本音です。パーソナルコーチングを受講するつもりでENGLISH COMPANYに来られた方でも、本人の英語レベルによってグループコーチングをおすすめすることがあります。グループコーチングにはクラスメイトがいて、「周りが頑張っているから私も頑張らなきゃ」という環境があります。それが英語初心者の「学習継続」の手助けをしてくれるという効果も期待できるのです。

パーソナルコーチングとグループコーチングで悩んでいる方は、ご自身の英語力を判断の基準にしてみるのも良いかもしれません。中学高校英語に自信がないようであれば、グループコーチングをおすすめします。しかし英語初心者でも「グループではなく一人で学びたい」という強い気持ちがあるのなら、パーソナルコーチングを受講すべきです。また切羽詰まっていて、「いつまでにこのレベルまで英語力をアップしなければならない」という方もパーソナルコーチングの方がおすすめです。

Q. 使用する教材は?

堀:市販教材と独自教材の両方を使用していますが、割合としては独自教材を使うことの方が多くなります。単語学習には、市販教材をメインで使用します。まず最初は、中学高校の英単語を学べる「ユメタン0」を使用し、ある程度基礎的な英単語が身についたら「キクタン600」でビジネス英語を学びます。独自教材には、コアグラマーと呼んでいる認知文法の教科書や速読リーディングなどがあります。

経験と能力があるトレーナー

Q. 目標設定はどのように行っている?

堀:意外に思われるかもしれませんが、実は初級グループコースでは、目標設定は特に行っていないのです。「英語初心者はまず中学高校の内容を一通り学習し直すべき」というのがENGLISH COMPANYの考えです。目標よりも優先すべきは「いま解決すべき課題」です。目標がたとえば海外旅行であれ、英語での会議であれ、いまの課題が「語彙不足」や「文法知識」であれば、まずはその部分を優先して解決しなければならないのです。その部分を飛ばして、「旅行用の英語」「ビジネス用の英語」を意識しても逆に遠回りになってしまいます。

「TOEICスコアをあげたい」「海外旅行で不自由なく英語が使えるようになりたい」のように目標を持つことはとても大切なことではありますが、目標によって学習内容が変わるということはありません。

Q. ENGLISH COMPANY 初級グループコースの英語コーチはどのような方がいる?

堀:教員免許保持者や英会話学校で働いた経験がある者など、グループレッスンの経験と能力があるトレーナーが担当しています。グループとパーソナルでは、トレーニングセッションで留意すべき点が異なるからです。パーソナルコーチングができても、グループコーチングで同じだけの指導力を発揮できるとは限らないのです。また同じグループコーチングでも、教室かオンラインかによって違いがあります。現在は新型コロナウイルスの影響もあり、完全オンラインでコースを実施しているので、オンラインでの指導方法に関する研修も行っています。

Q. コーチの方はどのようなサポートをしてくれる?

堀:月に1回個別のカウンセリングの時間をとっています。カウンセリングでは、学習進捗管理アプリの「スタディプラス」のデータを参考に、学習の習慣化などについてお話をしています。またスタディプラスのメッセージ機能で、常時質問を受け付けているものの、なかなか自分から質問ができない方もいらっしゃるので、そのような方には、日々の学習での疑問点や質問について確認を行っています。

カウンセリング内でもっとも重視しているのは、受講生の課題を分析して、力を入れて学ぶべきポイントや「自習の際のコツ」などをお伝えすること。英語力は、課題を見つけ、それを着実にクリアしていくことで向上していくからです。

Q. ENGLISH COMPANY 初級グループコースではどのように受講生の学習を管理している?

堀:スタディプラス・メーリングリスト・カウンセリングの3つで受講生の学習をサポートしています。

スタディプラスは学習時間をグラフで管理できる、アプリ・サービスです。メッセージ機能を使えば、受講生とトレーナーで個別にやりとりができます。受講生とトレーナーの二人三脚で学習を進めていく英語コーチングとの相性は抜群です。英語初級者の課題の一つは「どのように学習習慣を身に付けるか」ということです。スタディプラスでは、受講生の学習時間をグラフで表示してくれますから、習慣的に学習ができているかどうかの判断やカウンセリングは、スタディプラスのグラフを基に行います。

また文法教材コアグラマーに関する質問なども、スタディプラスのメッセージ機能を通じてよくいただきます。また、メーリングリストで同じクラスのメンバーと学習進捗を共有し合うことにより、お互いに切磋琢磨できますし、他の方の様子がわかることで安心感も得られます。

どのような受講生に向いている?

Q. 受講生にはどのような方が多い?

堀:会社員の方に多くご受講いただいています。

最近では、大学生の受講者も増えています。これは新型コロナウイルスの影響により、留学ができず、国内で英語を学ばざるを得ないことが原因ではないかと思います。男女比は半々で、年齢もバラバラです。色んな方に受講していただいており、間口が広いコースだと考えています。

Q. どのような受講生に来て欲しい?

堀:英語を学びたいけれど、学ぶ機会をなかなか作れなかったという人に受講してほしいと思っています。英語初心者が最初から効果的に独学を進めていくのは、少し難しいことです。何をどう勉強していいかわからなかったり、つまずきが多すぎたりして、三日坊主になってしまうことも……。

また、単語や文法などが全くわからない状態でいきなり英会話教室に通うというのも少しハードルが高いことですよね。でも、英語の基礎さえ身につけられれば、あとは独学や英会話教室など選択肢は広がっていきます。

最後に

Q. プログラム終了後のサポートは?

堀:初級グループコースの受講を終えた方には、次の3つの選択肢があります。(割引サービスあり)

  • 他のグループコースやパーソナルを継続受講
  • イエトレ!
  • STRAIL(ストレイル)

「イエトレ!」は、月額制の自宅学習サービスです。初級グループコースの学習を終えた後の、継続的な自宅学習をサポートします。STRAILは、我々株式会社スタディーハッカーがENGLISH COMPANYとは別に運営している英語コーチングスクールです。ENGLISH COMPANYとは異なり、自習メインの英語コーチングサービスを提供しています。イエトレ!は英語初級〜上級者向け、STRAILは英語中上級者向けというイメージです。

Q. ご自身の経験も踏まえ、英語学習で最も大切だと感じることは?

Q. ご自身の経験も踏まえ、英語学習で最も大切だと感じることは?

堀:楽しむことです。

もし英語が楽しくないのであれば、楽しくなる方法を見つけてください。楽しければ毎日続けることができます。私がバイリンガルレベルになるまで英語を継続できたのも、楽しく学べたからだと確信しています。初級グループコースで行うトレーニングや教材にも「こうやったら楽しく学べるかも」という実感やヒントが得られるように様々な工夫をしています。

私は大学で英語を教えていた時に、小学校から高校まで野球漬けで中1レベルの英語も分からないという学生に出会いました。彼の趣味を聞いたところ「YouTubeを見ることだ」と答えたので、私は彼に、「毎日1本でいいから、YouTubeで英語の動画を見てみて」と伝えました。その後彼はYouTubeでの英語動画から、洋画にもハマり、結果として英語でプレゼンができるレベルまで成長しました。元々洋画が好きだったのだと思いますが、野球が忙しくてなかなか見る機会がなかったようです。このように、「英語が楽しい」と思えるきっかけは、意外と近くにあるかもしれません。私が英語が楽しいと感じたきっかけは、「小説を原書で読みたい」という気持ちです。ジョン・グリシャムという作家の小説は比較的読みやすく、たくさん読みました。

英語学習に取り組んでいる読者の方へのメッセージ

堀:日本人にはこれから絶対に英語が必要になると思います。英語ができないと、どんどんガラパゴス化してしまいます。海外では、英語非ネイティブでも英語でコミュニケーションをとっています。英語は日本語よりも簡単な言語です。回り道さえ避ければ難しくないはずです。ENGLISH COMPANYでは、最短ルートで英語を学べる方法を用意しています。

編集後記

「英語学習に最も大切なのは楽しむことだ」という言葉が最も胸に響きました。確かに心から楽しいと思えるものは、そこまで労力を割かなくても覚えられますよね。例えば子供の頃熱中した漫画の登場人物のセリフは、覚えようとせずとも自然に覚えられたのではないでしょうか。

社会人になってから英語を学習する方の多くは、「英語が必要だから」という理由で英語を学んでいるはずです。必ずしもそこに「楽しさ」があるとは限りません。高い英語力を持っているトレーナー、6ヶ月間同じクラスメイト、受講生限定の充実したコンテンツ、ENGLISH COMPANYの初級グループコースには、英語を楽しいと思えるきっかけがたくさんあるはずです。

ENGLISH COMPANYの概要

サービス名 ENGLISH COMPANY
公式サイト
運営会社名 株式会社スタディーハッカー
本社所在地 〒102-0084 東京都千代田区二番町3-4 麹町御幸ビル4F
スクール オンライン
スタジオ:新宿、銀座、神田、梅田、神戸、四条烏丸
設立 2010年2月
入学金 全コース共通:55,000円(税込)
ENGLISH COMPANY MOBILE除く
教材費 レッスン料に含まれる
期間 1週間・3ヶ月・6ヶ月
コースと料金

全てオンライン対応可

〜パーソナルトレーニング〜
全レベル対応90日コース
期間:3か月
料金:
・入会金 55,000円(税込)
・受講料 561,000円(税込)
・受講生・卒業生からの紹介で10,000円割引
・分割3回払いまで手数料ゼロ
・30日返金保証
全レベル対応180日コース
期間:6か月
料金:
・入会金 55,000円(税込)
・受講料 679,800円(税込)
・お友達紹介割引で10,000円割引
・分割6回払いまで手数料ゼロ
・30日返金保証
〜初級セミパーソナルコース〜
期間:6か月
料金:
・入会金 55,000円(税込)
・受講料 264,000円(月あたり44,000円)(税込)
・教材費 11,990円(税込)
〜中級セミパーソナルコース〜
期間:3か月
料金:
・入会金 55,000円(税込)
・受講料 231,000円(月あたり77,000円)(税込)
・教材費 19,030円(税込)
〜上級セミパーソナルコース〜
期間:3か月
料金:
・入会金 55,000円(税込)
・受講料 240,900円(月あたり80,300円)(税込)
・教材費 6,380円(税込)
〜大学受験部〜
3ヶ月コース
期間:3か月
料金:
・入会金 55,000円(税込)
・受講料 396,000円(税込)
・教材費は別途
6ヶ月コース
期間:6か月
料金:
・入会金 55,000円(税込)
・受講料 419,100円(税込)
・教材費は別途
〜STRAIL(ストレイル)〜
期間:3か月
料金:
・受講料 297,000円(税込)
(入会金は55,000円(税込))
〜ENGLISH COMPANY MOBILE〜
期間:1ヶ月〜
料金:
・バリュープラン 月額:4,378円(税込)
・フィードバックプラン 月額:21,780円(税込)
※ENGLISH COMPANY、STRAIL、ENGLISH COMPANY大学受験部の受講生・卒業生は「フィードバックプラン」が1万円引きの月額10,780円(税込み)になります
〜1week English Company〜
期間:1週間
料金:11,000円(税込)
※別途レベルに合わせて市販教材の購入が必要な場合あり
無料体験 あり
返金保証 コースによって30日返金保証あり
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