「TOEICで900点を取れる人の英語レベルってどれくらい?」
「TOEICで900点を超えるためには、何時間勉強すれば良い?」
「TOIEC900点」と聞くと、「すごい」「英語ができるんだ」というイメージが湧きますよね。
しかし、「TOEIC900取れる人は英語でどんなことができるのか?」と具体的に聞かれると、レベル感がよくわからないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、TOEICで900点を取れる人の英語レベルや、900点を超えるために必要な勉強時間・勉強量について解説していきます。
併せて、TOEICで900点を超えたらできるようになることや、900点を取れる人の特徴についても紹介します。
TOEICで900点以上を目指している人や、より高い英語力を身につけたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
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もくじ
TOEICで900取れる人のすごさって?
TOEICは、リーディング495点、リスニング495点、合計990点満点の英語テストで、平均点は「614点(2022年4月実施テスト)」となっています。
まずは、「TOEIC900」というスコアが、具体的にどの程度の英語力であるのかについて、詳しく見てみましょう。
非ネイティブとして十分なコミュニケーションができるレベル
TOEICを運営している団体「IIBC」では、「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルの相関表」という資料において、各スコアレンジにおける英会話力を明示しています。
同資料では、TOEIC860~990点を「Aレベル」とし、以下の能力を有していると記載されています。
- ノンネイティブとして、十分なコミュニケーションができる
- 専門外の分野の話題も理解し、適切な表現ができる
- ネイティブには及ばないが、語彙・文法・構文を正確に把握し、使える
TOEIC受験者の上位4%
次は、TOEICのスコア分布から900点を取れる人のすごさについて見てみましょう。
2022年4月実施の第293回テストの平均スコア・スコア分布を見てみると、平均スコアは「614.2点」であり、895点以上の人の割合は「4.1%」となっています。
さらにその前の2022年3月実施の第292回テストも見てみると、平均スコアは「614.7点」であり、895点以上の人の割合は「4.6%」となっています。
このようなデータからも、日本人の英語学習者の中でも、かなり高いレベルの英語力を持っていると言えるでしょう。
CEFR・英検・IELTS・TOEFLとの換算
TOEIC900点の英語レベルを、他の代表的な英語試験と換算して見てみましょう。
文部科学省が発行する「各試験団体のデータによるCEFRとの対照表」によると、TOEICを各試験の級・スコアに換算すると以下の通りとなります。
TOEIC |
785〜 |
945〜 |
CEFR |
B2 |
C1 |
英検 |
準1級 |
1級 |
IELTS |
5.5〜6.5 |
7.0〜8.0 |
TOEFL |
72〜94 |
95〜120 |
ちなみにCEFRとは、言語の習得状況を評価するために考案された国際的な指標のことで、B2は「実務対応が可能な準上級者」、C1は「言語能力が優れた上級者」とされています。
TOEIC900に必要な勉強量
ここまで、TOEIC900を取れる人のすごさについて具体的に紹介してきました。それでは、このようなハイスコアを獲得するためには、どれだけの勉強量が必要なのでしょうか。
- TOEIC900取れる人の正答率
- TOEIC900に必要な勉強時間の目安
- TOEIC900の単語力
それぞれについて、詳しく解説していきます。
TOEIC900取れる人の正答率
TOEIC900を取るために必要な正答率は、おおよそ「92%以上」と言われています。
実はTOEICは、各設問の配点が予め決まっているテストではありません。
スコアの正当性を維持するために、テスト終了後に全体の正答率を見ながら統計的な処理を加えて最終的なスコアが提示されます。そのため、一概に「◯問正解すれば◯点」とは言えないのです。
ただし、当然ですが正解数とスコアの相関がないわけではありません。これまでのテスト結果から、概ね全体の92%以上正答できれば、900以上のスコアを獲得できると言われています。設問数で言えば、200問中ミスが許されるのは「19問程度」となります。
TOEIC900に必要な勉強時間の目安
TOEIC900に必要な勉強時間の目安は、学習開始時点の英語力によっても大きく異なりますが、「最大1,550時間」とされています。
英語学習者のTOEICスコアの変化にかかる時間について研究された「Prediction of English proficiency progress(1985)」という論文によると、学習開始時点での英語レベルによって、TOEIC900に到達するまでに必要な勉強時間は、以下の通りとされています。
勉強開始時点のスコア |
900点を取るために必要な勉強時間 |
350 |
1,550時間 |
450 |
1,300時間 |
550 |
1,050時間 |
650 |
825時間 |
750 |
600時間 |
850 |
325時間 |
もちろん、これは研究により算出された目安の勉強時間です。効率的・戦略的に学習を進められれば、より短期間でのスコアアップも可能でしょう。
TOEIC900の単語力
TOEIC900を取るために必要な単語数は、「10,000語以上」と言われています。
英語ネイティブの単語数の平均は「20,000~35,000語」と言われています。
ネイティブが保有する語彙力の約半分〜1/3をマスターできれば、TOEICで900点を超えられるということです。
ちなみに、中学校で学習する英単語数は「1600~1800語程度」、高校で学習する英単語数は「1800~2500語程度」となっています。
高校卒業時点で4,300語習得していると仮定すると、そこからさらに5,700の単語を新たにインプットする必要があるということです。
各出版社から、目標スコア別に合わせた単語集が数多く販売されています。自分の現時点での英語力に合った単語帳を選び、効率的に暗記していきましょう。
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TOEIC900を超えたらできるようになること
ここまで、TOEIC900獲得に必要な具体的な勉強量について見てきました。
確かに、TOEIC900は簡単に取れるものではありません。
しかし、高いハードルがあるからこそ、それをクリアするとさまざまなメリットを得られます。
ここからは、TOEIC900を超えたらできるようになることについて見てみましょう。
- 得られる情報が増える
- 仕事の幅が広がる
- 昇進や昇給のチャンスが広がる
- 外資系企業や海外部門へ就職しやすくなる
- 自分に自信を持てる
具体的なメリットについて、1つずつ紹介していきます。
得られる情報が増える
1つ目は、得られる情報が増えることです。
カナダのコンテンツ制作会社「Visual Capitalist」によると、インターネットで最も利用されている言語は英語で、その割合は「約60.4%」です。
一方で、日本語の使用割合は「約2.1%」となっています。つまり、英語で情報収集することで、30倍近くの情報を得られるようになるということです。
TOEIC900レベルの英語力があれば、英語で発信される情報も難なく読んだり、聞き取ったりできるようになるでしょう。
これは、自分の視野を広げることや、仕事や趣味の幅を広げることに大きく役に立ちます。
例えば、ある国際的な事件が起きた時、日本語の報道だけでなく、海外のニュース番組やネットニュースを見ながら、さまざまな視点から理解できるようになります。
日本で主流の論調・考え方が、世界規模で見ると「普通」ではないことに気付くことがあるかもしれません。
昇進や昇給のチャンスが広がる
2つ目は、昇進や昇給のチャンスが広がることです。
グローバル化が叫ばれて久しい現在、多くの企業において英語力を持っている人材が求められています。
国際的に事業展開している大企業だけでなく、貿易・旅行関連業界、海外に拠点のある商社やメーカーなど、あらゆる業界で英語力は必要とされています。
そのような中、昇進の条件としてTOEICスコアを掲げている企業は少なくありません。
IIBCにより実施された「英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2019」によると、昇進・昇格にTOEICのスコアを「要件としている」もしくは「参考としている」もしくは「新たに要件・参考とする可能性がある」と回答した企業の割合は、以下の通りです。
係長・主任 |
38% |
課長 |
43.4% |
部長 |
34.2% |
役員 |
32.2% |
また、TOEICで一定以上のスコアを獲得した従業員に対してボーナスを支給する企業もあります。具体的には、通信事業を行う大手企業「ソフトバンク」では、TOEIC900点以上の従業員に「100万円」のボーナスを支給する仕組みがあります。
このように、昇進条件やボーナス支給の条件としてTOEICスコアが掲げられている企業が増えており、TOEICの高スコアは収入アップに直結すると言えるでしょう。
外資系企業や海外部門へ就職しやすくなる
3つ目は、外資系企業や海外部門へ就職しやすくなることです。
前項で「昇進・ボーナスの条件」としてTOEICのスコアが掲げられている例を紹介しましたが、現在では就職や転職の際の入社条件として一定以上のTOEICスコアが求められることも増えています。
例えば、大手メーカー「パナソニック」の国際広報担当では、希望する人物像として「TOEIC900以上」が掲げられていました。
また、三菱UFJ銀行のグローバル部門でも、応募資格に「900点以上が望ましい」と記載されています。
グローバル化が進む中、900点以上程度の高い英語力を応募要件とする企業はさらに増えてくることが予想できるでしょう。
自分に自信を持てる
4つ目は、自分に自信を持てることです。
ここまで紹介してきた通り、TOEIC900とは誰にでも取れるようなスコアではありません。
根気強く単語を暗記して、問題演習を繰り返し、目標に向かって努力し続けることで到達できるスコアです。
そのような高いハードルをクリアできれば、自分自身に自信を持てるようになるでしょう。
英語を聞き取れるようになったり、スラスラと英文を読めるようになったりするなど、「英語力」に関して自信を持てるようになるのはもちろん、やり遂げたという経験が、「自分はやればできる」という大きな自信をもたらしてくれます。
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TOEIC900取れる人の特徴
このように、TOEIC900を取るとさまざまなメリットが得られます。
それでは、実際にTOEIC900を取れる人は、どのような勉強を行っているのでしょうか。
ここからは、TOEIC900を取れる人の特徴について見てみましょう。
- 戦略的なTOEICの対策を行っている
- TOEICの問題形式に慣れている
- 語彙・文法などの基礎力が十分にある
戦略的なTOEICの対策を行っている
TOEIC900を取れる人の特徴の1つ目は、戦略的なTOEICの対策を行っていることです。
TOEICは、約2時間で200問という大量の問題を解くという非常に特殊な試験です。純粋な英語力に加えて、情報処理能力や集中力もスコアを左右する要素と言えるでしょう。
このような試験で高得点を取るためには、英語力を身につけるだけでなく、戦略的な対策が欠かせません。
例えば「全問解き切るためにはどのパートに何分の時間をかければ良いのか」といった時間配分や、「どのようなシチュエーションにおける英会話・英文が出題されやすいのか」といった問題傾向の事前把握をしておくことで、効率的に問題を解き進められるようになります。
TOEICの問題形式に慣れている
TOEIC900を取れる人の特徴の2つ目は、TOEICの問題形式に慣れていることです。
TOEIC900は全7パートで構成されるテストであり、パートごとの出題形式・問題数は毎回同じです。
そのため、各パートの出題形式・問題数を把握しておくことで、スムーズに解き進めることができます。
また、例えばリスニングであれば「空港・駅でのアナウンス」「留守番電話」「ニュース」「スピーチ」などが定番のシチュエーションとして挙げられます。
パート7の長文読解では「イベントのお知らせ」「企業や店舗、レストランの広告」「売り上げ分析」「社内ルールの変更やお知らせ」などが頻出のパターンです。
このようなTOEIC独特の問題形式や出題パターンに慣れておくことで、効率的に関連単語を覚えることができたり、回答を想定しやすくなったりします。結果として、効率的に900点を狙えるようになると言えるでしょう。
語彙・文法などの基礎力が十分にある
TOEIC900を取れる人の特徴の3つ目は、語彙・文法などの基礎力が十分にあることです。
先ほど、TOEICで900以上を取るためには、時間配分や出題傾向の把握といった戦略が大切だとお話ししましたが、これらは英語の語彙力や文法力、読解力などの基礎力があることが前提となります。
基礎的な力が不足した状態でいくらTOEICのコツについて学んでも、スコアは伸びません。
先述の通り、TOEICで900点を取るためには「10,000語以上」が必要です。
日々、コツコツと知っている英単語・文法の量を増やしていくことで、着実に英語力を伸ばしていけるでしょう。
知識の量が増えるにつれて、自然とスコアも向上するはずです。
TOEIC900取れる人のレベルを把握して戦略的に勉強を進めましょう
ここまで、TOEICで900点を取れる人の特徴や英語力のレベルについて紹介してきました。
はじめに、TOEIC900を取れる人は、「TOEIC受験者の上位4%」であり、「非ネイティブとして十分なコミュニケーションができるレベル」と言えます。
また、他の英語試験に換算すると、概ね以下のような英語力を有していると言えるでしょう。
- CEFR:B2〜C1
- 英検:準1級〜1級
- IELTS:5.5〜8.0
- TOEFL:72〜120
また、TOEICで900点を取るために必要な正答率・勉強時間・単語力の目安は以下の通りです。
TOEICで900点を取れる人の正答率 |
92%以上 |
TOEICで900点を取るために必要な勉強時間の目安 |
350点レベルから学習を始めた場合、1,550時間程度 |
TOEIC900点を取るために必要な単語力 |
10,000語以上 |
TOEICでスコア900以上を獲得すると、以下のようなメリットがあります。
- 得られる情報が増える
- 仕事の幅が広がる
- 昇進や昇給のチャンスが広がる
- 外資系企業や海外部門へ就職しやすくなる
- 自分に自信を持てる
また、TOEICで900点を取れる人は、以下のような特徴があると言えるでしょう。
- 戦略的なTOEICの対策を行っている
- TOEICの問題形式に慣れている
- 語彙・文法などの基礎力が十分にある
TOEICの900点オーバーを目指している人は、学習戦略にこの記事を役立ててみてください。
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