留学中にホームシックになる人の割合は?原因や乗り越え方も解説

留学中にホームシックになる人の割合は?原因や乗り越え方も解説

「留学に行くけれど、ホームシックにならないか不安」
「せっかく留学に来ているのに、寂しさが募って帰国したい」

留学中の悩みや不安のひとつに、ホームシックがあります

ホームシック状態に陥ってしまうと、楽しみにしていたはずの海外生活も「このまま留学を続けても辛いだけ」と感じて帰国したい気持ちに襲われてしまうこともあるでしょう。

この記事では、留学中のホームシックについて、その概要と、どれくらいの人がホームシックになるのかについて紹介します。

併せて、ホームシックに陥る具体的な原因と、どのように解消できるのかについても解説します。

留学を予定していてホームシックへの心配がある方や、現在留学中でホームシックに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

MEMO
留学中でつらい…という人や、これから留学をするのに不安がある人は「留学は辛い?経験者によるエピソードと辛いと感じた際の対処方法を紹介」でまとめてるので、参考にしてください。

留学中のホームシックとは?

留学中のホームシックとは、文化の違いや言葉が通じないことなとが原因で、辛い気持ちに陥る状態のことです。

家族に会いたいと思い詰めるあまり、留学を取りやめて帰国したいと考えてしまう場合もあります。

また、辛い気持ちを放置してしまうと、それが悪化して、うつ状態になってしまうケースもあります。

ホームシックは、留学する全ての人がなるわけではありません

例えば賃貸物件情報サイトCariruno編集部の調査によると、1人暮らしを始めた大学生の約66.8%がホームシックになるようです。

これはあくまで「国内における1人暮らし」を前提としたデータですが、言葉や文化、生活習慣が異なる異国の地で過ごす「留学」の場合は、ホームシックになる割合は、さらに高い可能性もあります。

ちなみに筆者はアメリカへの留学を経験していますが、周りの日本からの留学生を見ると、日本で実家暮らしをしていた人の方がホームシック状態に陥りやすいように見えました。

反対に、1人暮らしに慣れている人からは、あまりホームシックの悩みを聞かなかったように思います。

留学前の方は「必ずしもホームシックになるわけではない」ということを頭に入れておきましょう。過度に心配する必要はないのです。

留学中のホームシックの原因

先述の通り、ホームシックとは、家族が近くにいない寂しさや、生活環境の変化によって引き起こされます。

ここからは、より具体的に留学中にホームシックになる原因について解説します。

  • 文化の違いに慣れない
  • 言葉が通じない
  • 成長を実感できない
  • 家族や友達の楽しそうな様子を見た

4つの事例について、詳しく解説していきます。

文化の違いに慣れない

文化の違いに慣れない

1つ目の原因は、文化の違いに慣れないことでしょう。

特に留学して数日〜1ヶ月程度の頃は、衣食住の文化の違い、人との距離感、授業のスタイルなど、小さな変化にも戸惑ってしまうことも多いです。

例えば衣食住の違いで言うと、湯船に入らず「シャワーで済ます」「お米や味噌汁を口にする機会がない」などが挙げられます。

授業のスタイルで言うと、アメリカの大学を例にすると「授業で積極的な発言が求められる」「ディスカッションやプレゼンテーションの機会が頻繁に設けられる」などの違いが挙げられます。

このような文化や生活環境の違いは、1つ1つは小さなものに見えますが、それが積み重なると大きなストレスとなることもあります

環境の変化に自分を適応させることが苦痛に感じ、日本に戻りたいと思うケースがあるのです。

小さな違いが積み重なって、ストレスになることもあるのね…

言葉が通じない

2つ目の原因は、言葉が通じないことです。

特に留学初期では、まだ現地の言語も流暢に喋れないことがほとんどでしょう。

留学開始直後には、慣れない言語で買い物や家の契約、授業の履修などを行うことになります。

日本では何の問題もなく行えていたことにも苦労する現実に、もどかしさや辛さを感じてしまうこともあるでしょう。

また、授業が開始された後に「聞き取れない」「発言できない」といった辛さを感じる人も少なくありません

疑問点や悩みを誰かに相談したいと思っても、それを上手く英語で表現できないこともあるでしょう。

拙い英語でも安心して相談できるような相手が側にいないと、余計に辛さや孤独を感じてしまいます。

「日本にいればスムーズにできていたのに」という思いから、ホームシックになることもあります。

成長を実感できない

3つ目の原因は、言語などの上達が実感できないことです。特にこれは留学中期以降などに起こる可能性が高いです。

学びたいことがある、努力しようと決意して留学をしたのにも関わらず、英語力や試験などでその成果が反映されないと「留学した意味がなかったのでは」「努力が間違っているのでは」などと不安に思うことがあります。

また、特に単位習得などを目的としない語学留学の場合は、言語の上達具合を測る機会が少ないです

そのため、留学の成果を客観的に判断しにくく、ふとした時に「どうして留学をしているのだろう」と考えてしまうこともあるでしょう。

留学に意味がないと感じてしまうことで、日本に戻りたいと思い詰めるケースもあります。

留学の意味を見失わないようにしないとね

家族や友達の楽しそうな様子を見た

4つ目の原因は、家族や友達が日本で楽しそうに過ごしている様子を知ることです。

SNSなどを通じて、日本の友人や家族の日常の様子をチェックすることもあるでしょう。

その際に、自分以外の家族が揃って楽しそうにしている写真や、仲の良いグループが遊んでいるのを目にすることで「自分も本来ならばそこに居たのに」と考え、寂しさを感じることがあります。

特に自分が異国の地で言語や学問の習得に苦労している時にそんな様子を見ると、羨ましくなることもあるでしょう。

学問や語学で苦労する日々と日本の楽しそうな様子を比較し、慣れ親しんだ文化を強く恋しく思うことで、ホームシックに陥る可能性があります。

留学中のホームシックの乗り越え方

留学中のホームシックの乗り越え方

ここまで、留学中にホームシックになる原因について紹介してきました。

ここからは、ホームシックを乗り越える以下の8つの方法について紹介します。

  • 親や友達に連絡する
  • ホストファミリーや現地の友人に相談する
  • 勉強に打ち込む
  • 日本人の友達を作る
  • カウンセラーに相談する
  • 規則正しい生活を心がける
  • 一時帰国を検討する

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

親や友達に連絡する

1つ目の方法は、日本にいる親や友達に今の心の状態を相談することです。

電話やチャットなどを用いて、素直に自分の気持ちを打ち明けましょう。

自分の性格や留学への想いを知っている家族や友人であれば、その気持ちをしっかりと受け止め、励ましたり、寄り添ったりしてくれるでしょう。

また、日本語で自分の気持ちを吐き出すことでストレス解消にも繋がります。

ホームシックに陥ることは、何も恥ずかしいことではありません

多くの人が経験しているから、決して恥ずかしいことではないのね!

素直になれる相手に、気持ちをじっくり相談しましょう。

なお、ホームシックが深刻な場合は「ただなんとなくお喋り」をするのではなく、きちんと事前に「ホームシックで悩んでいて辛く、話を聞いて欲しい」という事情を伝えた上で話すことをおすすめします。

なぜなら、「ただなんとなくお喋り」をしてしまうと、相手から日本の楽しそうな日常の様子を聞くことでホームシックがさらに重くなる可能性もあるからです。

時差がある場合は、事前に時間を合わせて、しっかりと「相談」の時間を設けましょう

ホストファミリーや現地の友人に相談する

2つ目の方法は、現地にいる親しい人に悩みを相談することです。

ホームステイをしている場合は、ホストファミリーにホームシックで悩んでいることを正直に相談してみましょう。

「ステイさせてもらっているのに、そんなことを相談できない」と思うかもしれませんが、きちんと「ステイ先に問題があるわけではないこと」「寂しくて落ち込みがちで困っていること」を伝えれば問題ありません。

他の留学生を受け入れた経験があるホストファミリーであれば、親身になって悩みを聞いたり、他の留学生がどのようにホームシックに対処していたかを教えてくれたりするかもしれません。

筆者の友人の例では、ホストファミリーに気持ちを話すことで「気分転換をしよう」と遊びに連れ出してくれたこともあったようです。

寮やアパートで暮らしている場合は、同じ部屋・ビルに住んでいる友人に相談することをおすすめします。

悩みを正直に話すことで心が軽くなる効果があるほか、友人との距離も縮まることで、寂しさが軽減されるかもしれません。

勉強に打ち込む

勉強に打ち込む

3つ目の方法は、勉強に打ち込むことです。

特に語学留学などでは単位取得などの明確な目標が設けられていないため、つい勉強を最低限のみにしてしまいがちです。

空いた時間に日本を恋しく思うのであれば、何か目標を決めて、悩む暇をなくしてしまいましょう

勉強すればするほど、語学力も早く高まり、自分に自信を持てるようになります。

語学力をつけることで、気軽に話せる友人を作りやすくなり、寂しさも薄まるかもしれません。

また、つい日本の友人や家族のSNSを見てしまい、それがホームシックの原因のひとつになっている場合は、1日のうちでSNSを見る時間を制限したり、夜間など落ち込みがちな時間帯には開かないと決めたりすることをおすすめします。

空いた時間で語学の勉強などに取り組みましょう。

カウンセラーに相談する

4つ目の方法は、大学などに在籍するカウンセラーに気持ちを相談することです。

日本では「カウンセリング」と聞くと、うつなどの精神疾患、もしくは深刻な悩みを抱えた人が受けるものという印象があるかもしれません。

しかし、海外、特にアメリカなどでのカウンセリングの立ち位置はやや異なります。

「なんとなく寂しい」「誰かに話を聞いてもらいたい」といった気軽な悩みでもカウンセラーに相談する人が多く、定期的にカウンセリングに通っている人も珍しくありません。

そしてそのことを恥ずかしがったり、隠したりする人も少ないようです。

「英語で上手く悩みや気持ちを伝えられるか不安」という人もいるかもしれません。

しかし、カウンセラーは基本的に話を傾聴してくれます。

綺麗な英語でなくても、しっかりと最後まで話を聞いてくれるでしょう。

悩みを予めメモ用紙などに書いておいても良いかもしれません。

カウンセリングを受けることは、単なる「辛い気持ち」を「うつ病」などの重大な精神疾患に繋げないための予防にもなります。

気軽な気持ちで大学のカウンセリングセンターを利用してみましょう

気軽に相談しに行きましょう

日本人の友達を作る

日本人の友達を作る

5つ目の対処法は、現地に留学している日本人の友達を作ることです。

通っている学校で日本人を見つけたり、日本人コミュニティなどに参加したりしてみましょう。

日本語で話せるため友人になりやすく、辛い気持ちも相談しやすいでしょう。

周囲に日本人がいない場合や見つけられない場合は、他の国からの留学生と友人になってみるのもよい方法です。

お互い、海外で勉強をする「外国人」として同じ悩みを共有できるでしょう。さらに、どちらも英語がネイティブでないため比較的話しやすいでしょう。

ただし、あまりに居心地が良いからといって留学中に日本人の友達とばかり過ごすのは避けたいところです。

留学というこれ以上になく語学力を成長させられる環境で、日本語ばかりを話して過ごすのはもったいないと言えるでしょう。

特に語学留学などでは「レッスン以外は全て日本語で生活している」という人も少なくないようです。

日本人の友人とは適度な距離を保ちながら、辛い気持ちを吐き出したり、気分転換をしたりといった時に会うことをおすすめします。

規則正しい生活を心がける

6つ目の対処方法は、規則正しい生活を心がけるということです。

簡単なことのように聞こえるかもしれませんが、これは非常に重要です。

昼夜逆転のような生活を送ると、メンタルに良くない影響が出やすいと言われています。

特に深夜は辛い気持ちを相談できる相手もおらず、落ち込みやすくなる傾向にあります。

少しでも「落ち込みやすくなっている」と感じた場合は、早めに寝て朝日を浴びることを意識しましょう。

毎朝決まった時間に起きて朝日を浴びるのが大事なんだね!

また、辛い気持ちやストレスがある場合は、規則正しい生活と合わせて体を動かすこともおすすめです。

言語の心配なく自由に体を動かすことで、ストレス発散に繋がります。

好きなスポーツがある場合には、現地のコミュニティに参加してみるのも良いでしょう。

言葉が流暢でなくとも、同じ趣味を持った人として受け入れてもらいやすいです。

ホームシックの大きな原因は「寂しさ」です。

それを埋めるという意味でも、大学内のコミュニティや地域のコミュニティなどに参加して、積極的に人と関わることをおすすめします。

一時帰国を検討する

最後に、ホームシックがひどく心身に影響が出ている場合や、長くホームシック状態に陥っている場合は、一時的に日本に帰国するのもひとつの方法です。

辛い気持ちに蓋をし続けて頑張りすぎると、うつ病などの精神疾患に罹ってしまう可能性もあります。

身体と心の両方の健康を第一に考え、どうしても辛い、帰りたいと考える場合には、思い切って一時帰国をしましょう。

一度帰国することで、客観的に自分の心情を見つめ直したり、リフレッシュすることでまた頑張ろうと思えたりすることもあります。

また、長期留学をしている場合には、予め年間のスケジュールを決めてしまうこともおすすめです。

年に1回、もしくは2回の帰国を決めておけば、辛い気持ちを感じても「あと◯ヶ月で帰れる」と、ゴールが見えることで踏ん張れる場合もあります。

ホームシックをうまく乗り越えて留学を成功させましょう

ここまで、留学中のホームシックの概要と原因、対処方法について紹介してきました。

留学中のホームシックとは、言語が通じないことや文化の違いなどから辛さを感じ「日本に帰りたい」「家族に会いたい」と思う気持ちのことです。

具体的な留学中のホームシックの原因としては、以下の4つが挙げられます。

  • 文化の違いに慣れない
  • 言葉が通じない
  • 成長を実感できない
  • 家族や友達の楽しそうな様子を見た

留学中にホームシックに陥った場合の対処方法としては、以下の8つが挙げられます。

  • 親や友達に連絡する
  • ホストファミリーや現地の友人に相談する
  • 勉強に打ち込む
  • 日本人の友達を作る
  • カウンセラーに相談する
  • 規則正しい生活を心がける
  • 一時帰国を検討する

ホームシックは、誰にでも起こり得ることです。

あまり深く重く受け止めすぎずに、辛い気持ちを素直に周囲に相談することで解消するケースが多いです。

辛い気持ちを押し殺し続けると、より一層辛くなることもあります。

ホームシックに陥ったと感じた場合は、あまり無理せず周囲に頼ったり、気分転換したりしましょう

この記事を参考に、少しでも留学中のホームシックを和らげてみてください。

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ユカ

旅行好きなフリーライター。大学受験で英語の知識を叩き込み、在学時に留学や旅行で実践的な英語力を身につける。アメリカ留学を経験、世界一周をして40ヵ国近くへ訪問済み。TOEIC850点。

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