英語習得を目的とする留学。
英語を学ぶために留学すると考えれば、行く前は超初心者であっても何とかなるのでは、と考える方もいるでしょう。
しかし、英語力がない状態で渡航することで、想定外の費用がかかってしまったり、思いもよらないトラブルに巻き込まれてしまったりする可能性が高まります。
この記事では、英語力ゼロの状態で留学することのリスクと、英語初心者が安心して留学するために準備すべきことについて解説します。
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もくじ
英語が全くできない状態で留学すると?
そもそも英語が全くできない状態で留学することで、どのようなトラブルが起こりうるでしょうか。
学生であっても社会人であっても、相応の時間と費用を投じて行く留学。
お金が無駄になったり、問題解決に余計な時間を費やしたりする事態はできるだけ避けたいですよね。
留学先にたどり着くまでに一苦労
英語初心者の留学の場合、現地空港に出迎えが来てくれるケースがほとんどでしょう。
よって、無事に迎えのドライバーに会えて車に乗れれば一件落着ではあるのですが、スムーズにいかないケースがあります。
まず、ドライバーは多くの場合、日本人ではなく現地の方です。空港内の指定されたミーティングポイントで、留学先の学校や、留学生の名前が書かれた看板を持って待機していますが、異国の空港で思うようにミーティングポイントにたどり着けなかったり、ドライバーが見つからなかったりするケースが散見されます。
迎えの人に会えない時は、事前に通知された緊急連絡先に電話をすることになりますが、そこでは英語で「自分の名前」と「ドライバーに会えずに困っている旨」を伝えられなければいけません。初心者にとっては、かなりハードルの高いことではないでしょうか。
また、飛行機が大幅に遅れてドライバーとスムーズに会えなかった、入国審査や税関での質問にうまく答えられず、チェックに時間が長引き空港からなかなか出られなかった、といったハプニングも耳にしたことがあります。
留学先に到着するまでは、誰しも緊張していることでしょう。そんな中、英語力不足のために肝を冷やすようなトラブルに発展するのは避けたいところです。
生活環境を整えるのが大変
滞在先に到着し一息ついたところで、日用品や食料の買い出しに行くことでしょう。そこで必要になるのが、現地のお店で買い物ができる英語力です。
特に質問することもなければ、商品をレジに持っていってお会計をすればいいので、買い物自体にはさほど高度な英語力は必要ありません。しかし、ショッピングモールの中で目当ての商品がどこにあるのかを店内掲示から読み取ったり、手にした商品のスペックを確かめたりといった英語力は必要となります。
寮のシングルベッドに使うのに、間違えてダブルベッド用のシーツを買ってしまった人。コンタクトレンズの洗浄液を買ったつもりが、洗浄効果のないただの生理食塩水を買ってしまった人。サイズの合わない下着を買ってしまった人。筆者の周囲だけでも、留学先での買い物で失敗したエピソードがたくさん出てきます。
周囲の人とコミュニケーションが取れない
留学先で英語力を向上させるためには、授業中に英語を学ぶだけでなく、ホームステイ先の家族や、寮に住む他国からの留学生と積極的にコミュニケーションを取り、会話の機会を増やすことが大切です。
しかし、英語が全くの初心者の状態で渡航すると、自分の言いたいことを伝えられずフラストレーションばかりが募ってしまいます。
また、相手から話しかけられても何を言っているか聞き取れず、話しかけられるたびにストレスを感じてしまいます。
せっかく留学したのに、英語で話しかけられるのが嫌で自室にずっと閉じこもっていたというエピソードも聞いたことがありますが、大変もったいないと思いませんか。
つい日本人ばかりとつるんでしまう
現地の人や、他国から来た留学生と思うようにコミュニケーションが取れないと、使い慣れた日本語でのやりとりが一層心地よく感じるもの。もちろん、元々の習慣が近い日本人留学生同士、現地の生活情報を交換したり、たまの息抜きに日本語を話したりすることがあってもよいとは思いますが、ずっと日本語環境の中に留まっていては、留学に来た意味がなくなってしまいます。
「現地で同じ境遇の日本人留学生に出会い、日本語で苦労を分かち合ううちに仲よくなって、気づけばいつもいっしょに行動している。…あれ、今日学校以外で英語を話してないぞ?」と、ならないために。
関連記事:留学のよくある失敗体験談を紹介!成功する留学のために準備しておくべきこととは
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英語超初心者の留学はここから考えよう
これまで、英語が全くできない状態で渡航することのリスクについて学びました。
ここからは、できるだけ安全に、かつ成果が得られるような留学をするためには、何から考えたらよいかについて説明します。
あなたの時間とお金を無駄にしないためにも、ぜひしっかりと備えてから留学しましょう。
目的を考える
英語初心者が留学を考える時、多くの場合、語学習得と異文化体験が目的となることでしょう。もちろんそれは結構なのですが、大切なのは留学した後のことです。
留学先で身につけた英語力をどのように活かしたいのか。もし就職や転職など、キャリアに活かしたいということであれば、希望する仕事ではどのような場面で英語を使い、どのレベルで使いこなせる必要があるのかを事前に調べ、そのレベルに到達するための留学計画を立てることが大切です。
また、留学を希望する人の中には、特定の国・文化の中で生活してみたい、働く経験をしてみたい、ということを考える方もいらっしゃることでしょう。
しかし留学する国によって、例えばアメリカでは原則として学生ビザでの滞在中はアルバイトができないなど、法律上の制約があります。自分が行きたい国で、自分がやりたいことが叶えられるのか。目的を明確にした上で、事前の下調べを欠かさないようにしましょう。
関連記事:留学に目標って必要?目標の例から目的の決め方までを解説
留学方法を考える
「留学」と一口に言っても、いろいろなやり方があります。主な留学の方法としては、以下の通りです。
- 語学留学 海外の語学学校で語学を中心に学ぶ
- ワーキングホリデー 海外で就労体験をしながら語学力を磨く
- 正規留学 海外の大学・大学院に進学して学位取得を目指す
- 交換留学 日本の大学からの派遣で半年〜1年程度海外の大学に留学し、単位互換を目指す
- 認定留学 私費で半年〜1年程度海外の大学に留学し、単位互換を目指す
この中で、英語超初心者の方にとって最もハードルが低いのは「①語学留学」です。
語学学校は初心者から細かくレベルが分かれているため、現時点で高い英語力がなくても留学することができます。最短で1週間程度から留学できるため、長い期間は取れないけれど海外で学んでみたいという方にも対応できます。
「②ワーキングホリデー」でも、最初の数ヶ月間を語学学校で過ごすことができます。中長期の滞在を予定していて、語学力向上と就労体験の両方を叶えたい方にはおすすめの手段です。
ただ、ワーキングホリデービザは1ヶ国につき、一生に1回きりの特別な制度なので、ごく短期の滞在に使ってしまうのはもったいないかもしれません。いきなりワーキングホリデーに行くことに不安があれば、先に短期の語学留学を行い現地との相性を確かめてから、改めてワーキングホリデーを目指すのがよいでしょう。
「③正規留学」「④交換留学」「⑤認定留学」はいずれも、現地の大学・大学院で授業を受け、レポート提出やテストをこなして、単位を取得していく留学です。留学する前の段階で、TOEFLやIELTSのスコアが必要で、かつ現地の授業についていくにも高い語学力が必要となります。
もし英語超初心者が目指すのであれば、日本で年単位で準備をしていくか、1年以上の語学留学を経由していくことが前提になるでしょう。
期間を考える
留学の目的を叶えるためには、どのくらいの期間が必要になるかも想定しておく必要があります。
異文化体験がメインであれば、観光ビザで滞在できる範囲の短期留学でもいいかもしれません。一方、英語を流暢に話せるようになって帰ってきたい、次のキャリアに繋げられるような英語力をつけたいということであれば、半年〜1年程度の期間を想定するのが一般的です。
とはいっても、英語力は伸ばしたいけれど、個人的な事情であまり長期間の留学はできない方もいるでしょう。
そのような場合は、国内でできる英語学習、特に単語や文法を覚えるといったインプットの部分はできるだけ日本で進め、留学時にはアウトプットに重点を置くといったやり方がおすすめです。
留学先を考える
英語を学ぶための留学先としては、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドといった国のほか、ここ最近ではフィリピン、マルタ、アイルランドなども人気があります。
現地の文化や生活環境の違いのほか、ワーキングホリデー制度の有無や、留学ビザで就労できるかどうかといった法律上の違いもあるので、自分の目的に合う留学スタイルを実現できるのはどこの国なのか、念入りに下調べを行う必要があります。
滞在方法を考える
留学中、特に初期の滞在方法としては、学校の寮に入るか、留学エージェントが紹介するホームステイを利用するかのいずれかでしょう。
また学校の寮と一口に言っても、1人部屋なのか相部屋なのか、キッチンや水回りは共用なのかどうか、自炊ができるかどうかによって、環境は大きく異なります。
ホームステイについても、ホストファミリーが食事や生活の面倒まで見てくれるケース、寝床だけ与えられて食事や身の回りのことは全部自分でするケースなど、事前の契約によって異なります。
どの滞在方法を選んでも日本とは勝手が異なるため、多少のストレスはつきものですが、自分に合わない生活環境を選んで不必要なストレスを溜めることのないよう、住環境についても事前に考えておくとよいでしょう。
エージェントを考える
英語初心者が留学する場合、英語で留学先とコンタクトを取って自分で手配することは難しいため、エージェント(留学手配業者)を利用することになると思います。
その際、同じ国・留学目的・留学方法で見積もりを依頼しても、エージェントごとに提携している学校やステイ先が異なるため、滞在条件や費用などに差が出てきます。
いざ留学を申し込む前に、複数のエージェントから話を聞き、最も自分に合うものを選ぶようにしましょう。
英語もできる限り準備しよう
ここまで、英語超初心者が希望の留学を叶えるために考えておくべきことを説明しました。
とはいえ、留学のやり方を入念に考えるだけでなく、英語についても事前に準備しておくことをおすすめします。
事前に英語を勉強しておくことのメリット
より安全な現地生活を送れる
時は1992年。ハロウィン時期のアメリカで、日本人留学生が射殺されるという痛ましい事件が発生しました。
ハロウィンパーティー会場と間違えて入った個人宅で、”Freeze(動くな)”と言われたのを”Please(どうぞ)”と言われたと勘違いして入っていったところ、不審者と勘違いされて撃たれてしまったとのこと。
極端な事例かもしれませんが、英語力があればあるほど、このような危険に遭遇するリスクは少なくなります。
また、留学先で安全上のトラブルに巻き込まれるケースには「危険なエリアに出かけた」ことが原因となるケースも多く見られるそう。現地の安全情報をリアルタイムに得て、危険を回避する行動を取るためにも、英語力は必要です。
より高い学習効果が期待できる
日本で事前に英語を勉強しておくことによって、現地での学びをより効率的に進めることができ、結果としてより高い学習効果が期待できます。
例えば。”Present Perfect” “Gerund” と言われて、これがどのような文法項目を表すか分かりますか?
答えはそれぞれ「現在完了形」「動名詞」なのですが、英語での文法説明は初心者にとって難しいため、少なくとも基礎の部分は日本語で書かれた書籍を使って日本で学んだ方が効率的でしょう。
また単語についても、留学先では英語ー日本語で書かれた単語帳は手に入りません。
行ってすぐの時期から、留学先でのコミュニケーションを円滑に進めるためには、日本で日常会話レベルの単語についても覚えていくことをおすすめします。
留学の費用が抑えられる
日本でできるところまで英語を勉強していくことによって、語学学校ではより高いレベルのクラスから受講を開始することができます。
目標とするレベルにより短期間で到達することができれば、結果として語学学校への通学期間を短縮することができ、留学にかかる費用を圧縮することができます。
英語を勉強してから留学することで、より安全に、効率的に留学を進められるんだね!
超初心者は、何から勉強すればいい?
おすすめは「中学英語の復習」
英語初心者の留学準備には、まず中学校で習った英語の復習をすることをおすすめします。
中学で習う英語は使用頻度が高く、ネイティブスピーカーの会話を解析すると90%以上が日本の中学校で習う文法事項を使って話していると言われるほど。
また単語についても最重要単語の2,000語で英語圏の大学の講義の80%程度がまかなえると言われています。2,000語といえば、日本の中学校〜高校初級レベル。まずはこの範囲をしっかり覚え、使えるようにしておくことで、留学後の円滑なコミュニケーションの土台となるでしょう。
《おすすめ参考書》
中学英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。 [音声DL付]改訂版 キクタン【Entry】2000 キクタンシリーズ アルク文教編集部
英語コーチングスクールは、留学前の基礎固めに最適
英語コーチングスクールでは、一人ひとりのレベルや目的、留学までの期間に合わせて、最適な学習カリキュラムを作成してくれます。
勉強のやり方についても指導してくれるので、英語初心者でも留学前の基礎固めを着実に進められますよ。
まずはいくつかのスクールの無料カウンセリングを受け、自分に合った英語学習方法を検討してみてはいかがでしょうか。
英語ができなくても留学に行くことは可能ですが、留学前によく考えて下調べをし、そして日本にいる間にできる限り英語の勉強を進めておくことで、留学期間をより安全に、そして効率的に過ごすことができます。
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英語コーチングスクールの体験レッスンやインタビューを30スクール以上行ってきた当サイトが、本当におすすめだと思ったスクールを3つだけ紹介しておきます。ぜひ活用してみてください。
ENGLISH COMPANY
公式サイト:https://englishcompany.jp/
『ENGLISH COMPANY』は、科学的なトレーニングと英語学習のコンサルティング(コーチング)で、最短距離で目標達成を目指すための英語コーチングスクールです。
ENGLISH COMPANYでは言語習得の科学「第二言語習得研究」の知見を活かしたトレーニングを行います。
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関連記事:ENGLISH COMPANYの口コミ・評判まとめ【時短で伸ばす!】
STRAIL(ストレイル)
公式サイト:https://strail-english.jp/
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ENGLISH COMPANYとの違いは、自習中心の英語コンサルティングサービスを提供している点、グループレッスンを採用している点です。
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関連記事:【高密度トレーニングとは?】ストレイル(STRAIL)の口コミ・評判まとめ
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関連記事:【1年で英語が話せる?】トライズ(TORAIZ)の口コミ・評判まとめ
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