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【インタビュー】ENGLISH WORKOUT「英語を学びたいではなく英語で何を伝えたいか」

ENGLISH WORKOUTは、2020年4月にサービスを開始した英語コーチングスクールです。完全オンラインの短期集中型で、働きながらでも英語を学べます。ENGLISH WORKOUTは、ケーススタディやリテリングなど、他スクールにはない学習方法を取り入れていることで注目を集めています。

そこで我々英語コーチングスクール比較ナビは、ENGLISH WORKOUTでシニアコーチを務める谷口祐亮氏にお話を伺いました。ENGLISH WORKOUTのサービスについて詳しく深掘りしています。

話者プロフィール:谷口祐亮氏 イングリッシュワークアウト シニアコーチ

金融機関を経て、20代半ばから本格的に英語学習を開始。1年半でTOEIC910点、TOEFLibt100を取得。大手語学学校で発音、英文法、実践英会話を指導。ENGLlSH WORKOUTでは自身の強みである発話指導を基にコーチと教材作成を担当。最近はサステナブルな食事や脳科学、心理学を勉強中。海外在住歴3年以上。

コーチングのみならずティーチングにもこだわるスクール

谷口:ENGLISH WORKOUTは、2020年4月にサービスを開始した英語コーチングスクールです。オンライン完結の短期集中型で、受講期間は3ヶ月か6ヶ月です。他英語コーチングスクールが「コーチング」を重視するのに対し、ENGLISH WORKOUTではコーチングに加えて「ティーチング」も重要視しています。

ENGLISH WORKOUTがティーチングにも力を入れている理由は、学習方法を教えたり自宅学習をサポートしたりするコーチングだけでは、英語の習得は不可能だと考えるからです。特にアウトプットは、自分一人では行えません。アウトプットをして、分からないところや間違っているところを指摘してもらい、それを改善するプロセス、「ティーチング」が必要です。ENGLISH WORKOUTのティーチングは、受講生からも高評価をいただいています。

Q.ENGLISH WORKOUTの特徴は?

ENGLISH WORKOUTの特徴は?

谷口:ENGLISH WORKOUTの特徴は、全部で4つあります。

ENGLISH WORKOUTの大人気カリキュラム「ケーススタディ」

谷口:まず1つ目は、ケーススタディです。このケーススタディが、ENGLISH WORKOUTの目玉と言っても過言ではありません。ケーススタディとは「事例研究」のことです。様々な事例に対する解決方法を思考します。本来は実践的なビジネススキルをブラッシュアップするために行われています。ENGLISH WORKOUTのコーチに、ロンドンでMBAを取得しているものがいて、その方の経験から、ケーススタディを英語コーチングに取り入れることとなりました。

ENGLISH WORKOUTでは、このケーススタディを英語で行います。ビジネススキルに加えてビジネス英語の学習にもなります。

ケーススタディの課題は複数用意されており、時事ネタやトレンドも含めて常にアップデートされています。受講生にビジネスパーソンが多いということもあり、経営的な題材が多いです。

例えばTOYOTAのクラウンを題材にしたケーススタディでは、クラウンの歴史や特徴に関する文章を読み、「クラウンのコンサバなイメージを取り除くためのこのコンセプトに合った新しい訴求層はどこか?」「その訴求層に合った広告の為に、現役の俳優では誰を起用すべきか?」といった課題の解決策を模索し、英語で発表します。

またジャニーズアイドルの高齢化を題材にした、少し変わったケーススタディもあります。このケーススタディでは、「アラフォー・アラフィフの女性を対象にした新たなジャニーズのアイドルをデビューさせ、成功させる為のプランを立案してください」といった課題の解決策を模索します。

日本人のビジネスパーソンがイメージしやすい、馴染みのある題材を多く用意しています。

日英ハイブリッド脳の獲得

2つ目の特徴は、日英ハイブリッド脳の獲得です。ENGLISH WORKOUTでは、日英ハイブリッド脳の獲得を一つの目標にしています。日英ハイブリッド脳とは、瞬時に日本語から英語、英語から日本語に変換ができる脳のことです。

英語学習者の中には、英語を日本語に訳さず、英語を英語で考える「英語脳」を目指す方がいらっしゃいます。しかし日本で育ち、仕事を始めてから本格的に英語を学び始めたビジネスパーソンにとって、英語脳の習得は現実的ではありません。やはりこれまで話してきた「日本語」を介入させる必要があります。

そこでENGLISH WORKOUTでは、「英語脳になりましょう」というゴールではなく、「日英ハイブリッド脳」として日本語と英語の変換の高速化をゴールに定めています。

将来的には「英語脳」の習得も可能です。しかしいずれにせよ、「日英ハイブリッド脳」の習得なくして、英語脳の習得はありえません。

他スクールにはない勉強方法

3つ目の特徴は、他スクールにはない勉強方法です。ENGLISH WORKOUTはコーチングに加えてティーチングにも力を入れています。ティーチングには、リテリングやリフレージングといった珍しい勉強方法を採用しています。これらの勉強法は、受講生からも好評を得ています。

リテリングとは、短い音声を聞いて、同じ内容を自分の言葉で説明し直す勉強方法です。リフレージングとは、英語の音声を聞いて、意味を変えずに文章の構成を変える勉強方法です。例えば主語がある文章を”It”を主語にして言い直すといった形式です。こういった勉強方法を取りれている英語コーチングスクールは珍しいです。

文章構成力を身に付けるカリキュラム

4つ目は、文章構成力を身に付けるためのカリキュラムです。ENGLISH WORKOUTでは、リフレージングを始めとして「ライティング」に力を入れています。インプットするだけでなく、アウトプットによって文章を視覚化して、受講生のクセや課題を明確にし、改善します。

コース・教材について

ENGLISH WORKOUTにはどのようなコースがある?

Q.ENGLISH WORKOUTにはどのようなコースがある?

THE INTENSIVE

谷口:THE INTENSIVEは3ヶ月間のコースです。受講期間が短いので、短期間で多くの内容を学習します。よって1日に2〜2.5時間の学習時間が必要です。セッションは週に2回あります。1回目のセッションでは先週の学習内容を確認します。2回目のセッションでは、リテリングやライティングなど、より負荷のかかるトレーニングを行います。

THE CORE

谷口:THE COREは、6ヶ月間のコースです。THE INTENSIVEと比べると、1日あたりの学習負担は少なく、1日あたり1〜1.5時間の学習時間が目安です。セッションは週に1回あります。

THE TRIAL

谷口:THE TRIALは、体験受講のような形で、THE COREと全く同じカリキュラムを1ヶ月間受講します。THE TRIALでは入会金が無料です。もしTHE TRIALの受講後正式にTHE COREの受講を開始する場合は、その時点で入会金を支払っていただきます。THE TRIALを受講した方がTHE COREに移行する場合は、カリキュラムは2ヶ月目のものからスタートします。また受講料も1ヶ月分割引されます。

コースによって、セッションの回数と受講期間が異なります。しかし学習内容自体は、どののコースでも同じです。

Q.最も人気のあるコースは?

谷口:THE COREが最も人気です。元々はTHE INTENSIVEのコースしか用意していなかったのですが、受講生の「仕事の関係からセッションを週に2回受けるのが難しい」「3ヶ月という受講期間は短すぎる」という声をいただき、THE COREのコースを新設したところ、多くの受講生から好評をいただき、現在では最も人気のあるコースになっています。

Q.使用する教材は?

谷口:市販の教材とオリジナルの教材の両方を使用しています。市販の教材の例としては、キクタンや英検の出る順パス単を使用します。

オリジナル教材については、ディクテーション用の音声やライティングの課題、パターンプラクティスに使う文章、ケーススタディに使う課題などを使用します。

コーチに帰国子女はいない。だからこそ受講者の気持ちを考えたコーチングができる

コーチに帰国子女はいない。だからこそ受講者の気持ちを考えたコーチングができる

Q.目標設定はどのように行っているのか?

谷口:目標設定の方法は、2つあります。

まずは、TOEICと英検のスコアです。受講時に、「何点を取りたい」「何級に合格したい」という目標がある場合は、それをそのまま目標に設定しています。

ただしENGLISH WORKOUTの受講者には、TOEIC800点や900点をすでに取得している方も多くいます。TOEICですでに高得点を取得している方の多くは「TOEICスコアは取ったけど、英語が話せない」という悩みを抱えています。そういった方には、TOEICなどの試験ではなく、英語をどのくらい話せるようになりたいか、ただしい発音ができるようになりたいか、などを軸に目標を設定します。

Q.ENGLISH WORKOUTの英語コーチはどのような方がいる?

谷口:ENGLISH WORKOUTには、帰国子女のコーチがいません。全員、自分で英語を学んできた経験があります。自分で苦労して英語を学んだからこそ分かる英語学習の悩みやコツは、帰国子女の方には分かりません。

コーチは全員海外でのビジネス経験があり、TOEIC900点以上・TOEFL IBT100以上を全員が取得しています。また、ただ英語のプロというだけではありません。MBAホルダー、スピーチトレーニングのプロ等、何らかの専門分野を持った本当にプロフェッショナルな集団がENGLISH WORKOUTのコーチ陣です。高いレベルでビジネスに携わる方や、外資系企業、外国での就労を目指されるにも、どんな職種や目的の方にもご満足頂ける自信があります。
またコーチングとティーチングは、同一人物が担当しています。

Q.コーチの方はどのようなサポートをしてくれる?

谷口:まずセッションにて、先週の学習の確認を行います。先週の学習状況をヒアリングし、学習の量や内容を調整します。

またセッション以外では、メッセージのやりとりによって、サポートを行います。英語力が低い方の場合は、単語・文法・発音の3つのサポートを重点的に行います。ただしインプットだけの覚えっぱなしでは意味がありません。よってアウトプットとして、3行英作文を提出していただいています。3行英作文では、テーマは決めていません。自分が興味があることについて英作文をして、コーチに提出します。あえてテーマを決めないことで、日常生活において「これって英語で何ていうのかな?」と考える癖が身につきます。

Q.ENGLISH WORKOUTではどのように受講生の学習を管理している?

谷口:プランニングシートで受講者の学習を管理しています。

プランニングシートには、3ヶ月分の学習カリキュラムと、1日単位で何を学習すれば良いかが記載されています。しかし学習の進捗などの関係からカリキュラムが途中で変更になる場合もあります。カリキュラムの変更に柔軟に対応する為に、1ヶ月ごとに変更点を反映させて、プランニンングシートを配布しています。受講生はこのプランニングシートに沿って学習を進めていきます。

Q.受講生がコーチとの日々のやりとりをする際に使うツールは?

谷口:メッセージと通話、どちらもスカイプを使用しています。

TOEICは英語習得への近道ではない

Q.受講生にはどのような方が多い?

谷口:男性のビジネスマンが7割を占めています。年齢は30代後半〜40代前半が最も多いです。すでにTOEIC800・900を取得しているような方も多数いらっしゃいます。

また東京から受講している方が一番多いです。受講生全体のうち、首都圏から受講している方が半分を占めています。

Q.どのような受講生に来て欲しい?

谷口:仕事で英語を使わないといけないが、なかなか英語を習得できずに悩んでいる方に、ENGLISH WORKOUTを受講してほしいです。

またTOEIC600前後の英語中級者の方にもENGLISH WORKOUTを受講してほしいです。なぜならこのままTOEIC700点900点と上を目指すのは、英語習得の遠回りになってしまうからです。TOEIC学習だけでは、英語が話せるようにはなりません。なぜならTOEICに必要なのはインプット中心の学習だからです。TOEIC900点レベルまで時間をかけてひたすらインプットを行うよりも、TOEIC600点のうちからENGLISH WORKOUTでアウトプットの機会を作った方が、英会話習得に近づきます。

最後に

プログラム終了後のサポートは?

Q.プログラム終了後のサポートは?

谷口:THE EXPANSIONという継続コースを用意しています。メインのコースの受講を終了した後に、「もう少し継続して受講したい」「少しだけでもENGLISH WORKOUTのサポートがほしい」という方に受講していただけるコースです。THE EXPANSIONのセッションは月2回です。音読、ディクテーション、リテリング、ケーススタディいずれかに関する課題を週に1回提出します。もしくはプレゼンの原稿を作成して、セッションで発表するなどします。

メインのコースと比べると、提供するカリキュラムの量は減ります。しかし自分一人で学習をするよりは、月1回のセッションまでに仕上げなければならない目標に向かって、1ヶ月計画的に学習をした方が、効果的に英語を学べます。

およそ3割程度の方が、メインのコースの受講を終えた後に、THE EXPANSIONを受講しています。また「ケーススタディをもっと受講したい」という理由でTHE EXPANSIONを受講する方も多いです。ケーススタディは受講期間の最後の1ヶ月で行う学習ですが、1ヶ月だけでは物足りずに、追加で受講したいと考える方が多いです。

Q.ご自身の経験も踏まえ、英語学習で最も大切だと感じることは?

谷口:自分の意見を持つことです。

私は、言語は考えを伝えるためのツールに過ぎないと考えます。よって、伝えたいことが何もないのであれば、英語で話すことは何もありません。世の中の物事に対して、自分の考えや立場を明確にして、意見を持ち、それを伝えようとすることが大切です。

私自身も、カナダとオーストラリアに留学した経験があります。現地には、日本人の留学生もたくさんいました。その中で「外国人と比べて日本人は自分の意見を言わない」ということに気付きます。また私自身もそうでした。一方日本以外の方の多くは、どんどん自分の意見を伝えてきます。私は先生に「もっと発言するように」と注意されたこともあり、正しいかどうか分からないようなことでも、とにかく発言するようにしました。その結果、周りの日本人が英語に悩む中、私だけ英語力が大きく伸びました。

そこからは、英語圏の方のロジカルな思考にどんどん惹かれていきます。「自分はこう思うけどあなたはどう思う?」と色んな方に尋ね、自分の発言の機会を増やしました。

Q.英語学習に取り組んでいる読者の方へのメッセージ

谷口:英語学習には、一人でできることと一人ではできないことがあります。英語を習得する為には、自分の意見を持って、それを発信することが大事です。その為にENGLISH WORKOUTでは、ライティングなどのアウトプットの課題をたくさん用意しています。

しかし自分一人で英語で意見を発信しても、それが英語的に正しいのどうか分かりません。そこでENGLISH WORKOUTが、あなたの英語を徹底的にサポートします。

英語学習の壁にぶつかった時は、ぜひENGLISH WORKOUTにご相談ください。

編集後記

ビジネス英会話を学べる英語コーチングスクールはいくつも存在します。しかしその多くが「こう来たらこう答える」のように、正しいビジネス英語を学ぶことに特化しています。一方ENGLISH WORKOUTでは、正しい英語に加えて、自分の意見をスムーズに英語にする方法を学べるスクールだなという印象を受けました。特にケーススタディは、英語ができるだけでは成立しません。「英語+自分の意見」が求められます。

ENGLISH WORKOUTは、プレゼンやスピーチなど予め用意できるものに限らず、臨機応変に対応できるビジネス英語力を身につけたい方にとっておすすめの英語コーチングスクールです。

ENGLISH WORKOUTの概要

サービス名 ENGLISH WORKOUT
公式サイト
運営会社名 株式会社リードエクスペリエンス
本社所在地 〒530-0001 大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウェストオフィスタワー19F
スクール オンライン
設立 2011年7月15日
入学金 33,000円(税込)
教材費 別途
期間 1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月
コースと料金
THE INTENSIVE
平日プラン:396,000円(税込)
フルタイムプラン:495,000円(税込)
受講期間:12週間(3ヶ月)
学習内容・コンテンツ:
1〜4週目
・語彙力強化と基本構文の習得
・発音とイントネーションの改善
・オリジナル教材によるリスニング力の向上
・文法知識を深めることによるリーディング力の強化
・ライティングによるインプット内容の運用
5〜8週目
・語彙力強化と応用構文の習得
・オリジナル教材によるリスニング力のさらなる向上
・ライティング課題の添削
・文法知識を深めることによる、リーディング、ライティング力、スピーキング力の強化
・アウトプットにつながるスピーキングとライティングの土台作り
9〜12週目
・洋書を読み、意見を述べるトレーニング(初中級者)
THE CORE
平日プラン:448,800円(税込)
フルタイムプラン:580,800円(税込)
受講期間:24週間(6ヶ月)
学習内容・コンテンツ:
前半12週間
・語彙、構文、文法のインプットと応用
・実践的なリスニング学習
・イントネーション、発音
・オリジナル教材による英語発信能力の構築
・問題を解くためではなく、英文を理解するためのリーディング
後半12週間
・反復による語彙、構文、文法の定着
・大量のライティングトレーニング
・スピーキング原稿の作成を通してのスピーキングに関するロジカルな指導
・オリジナル教材によるケーススタディ
THE EXPANSION
~継続プランA~
料金:
・1ヶ月:33,000円(税込)
・3ヶ月:88,000円(税込)
・6ヶ月:165,000円(税込)
学習内容・コンテンツ:
・自己学習
・週1回の課題&添削
・月2回のセッション(1回45分)
・オンラインでの質問&アドバイス
~継続プランB~
料金:
・1回6,600円(税込)
学習内容・コンテンツ:
・英文企画書、課題、プレゼン、資料等の添削とアドバイス(1回45分)
もしくは
・発音、音声、スピーキングトレーニング(1回45分)
無料カウンセリング あり
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