※一部広告が含まれている場合があります

効果の出る「英語のシャワー」の浴び方とは?リスニング力をアップするためのおすすめ学習法

効果の出る「英語のシャワー」の浴び方とは?リスニング力をアップするためのおすすめ学習法

「英語のシャワーを浴びたら英語が聞き取れるようになる」といった話を聞いたことがあるでしょうか。効果があると言われることもあれば、効果がないと言う人もいて、一体どちらが正しいのだろうと迷われる方もいらっしゃることと思います。

実は、英語のシャワーを浴びて効果を得るためには、いくつかの注意が必要です。この記事では、せっかくの英語のシャワーを台無しにしてしまうやり方と、しっかりとした効果が得られる学習法との両方をお伝えします。ぜひ最後まで読んで、今後の英語学習に役立ててください。

「英語のシャワー」を浴びても、英語が身につかない4つの要因

「自宅で英語のネットラジオを流しっぱなしにしているが、英語が身についている気がしない」
「洋楽が好きなのでずっと聞いているが、何を歌っているのかはさっぱり分からない」

このような経験談をどこかで聞いたことはありませんか?確かに、洋楽が好きでしょっちゅう聞いている人は世の中に大勢いますが、洋楽をただ聞き流しているだけで外国語としての英語が聞き取れ、話せるようになった人はいません。

なぜ、音を聞いているだけでは英語が身につかないのでしょうか。

意味が理解できないまま、英語の音声を聞き続けている

例えば留学先や旅行先で、ネイティブスピーカーとの会話中の英語が理解できなかった時。相手はあなたの様子を見て、違う言葉で言い換えてくれたり、ジェスチャーで示してくれたりすることでしょう。手元のスマートフォンでさっとWebを検索して、辞書で引いた意味や画像検索の結果を教えてくれることもあるかもしれません。そうすることで、あなたは未知の語の意味を理解することができます。

ただそのようなフィードバックがなく、意味が理解できないままに音を聞き続けた場合、耳から聞こえた音と、語の意味とが結びつく機会がなく、理解が進むことがありません。

難易度の高すぎる音声素材を使っている

上記のような、未知の語の意味が自然と理解できるようなフィードバックの機会がなく、ただ聞くだけとなる場合は、文字で読んだ時に少なくとも8割以上意味が分かる音声教材を使う必要があります。8割分かれば、あとの2割は話の流れや他の語からの推測で理解を補うことができるためです。

ただ、文字で読んでも理解できない素材を音声で聞いたとしても、耳から聞こえたことの意味を理解しようと脳が働いているうちに英語の音声が先に進んでしまい、結果として理解することができません。

英語独特の発音に慣れていない

「文字で読めば理解できるものの、音で聞くと分からない」というケースもあるでしょう。それは、英語独特の発音に慣れていないことが考えられます。

例えば、英語のリエゾンと呼ばれる、

  • 「連結(リンキング)」単語と単語の音がつながること
  • 「脱落(リダクション)」自然なスピードで英語が話された時に、一部の音が省略されて発音されなくなること
  • 「同化(アシミレーション)」単語と単語の音がつながって別の音に変化すること

といった現象に慣れていないと、すでに覚えている単語の音と、実際に文の中で発声される単語の音との間にギャップが生じるため、知っているはずの単語でも認識できない、理解できないということが起こります。

聞き取ろうと意識しておらず、ただ流しているだけ

外国語としての英語を聞き取れるようになるには、素材となる音声に意識を向け続ける必要があります。日本語のテレビやラジオでも、別の作業の合間に流していると、聞いているようで聞いていない、終わった後に何も内容が入っていないということがあることでしょう。それと同様に、英語の音を単なるBGMとして流しているだけで、耳を素通りさせてしまっては学習効果がありません。

英語のシャワーを使い、その後も役に立つリスニング力をアップさせるためには、ただ音を流すだけでなく、自分でシャワーの下に耳を置き続け、意識的に「浴びる」行為をすることが必要になります。

「英語のシャワー」を浴びて、英語を上達させるための工夫

では、英語のシャワーを浴びて、英語力、特にリスニング力をアップさせるためにはどのような工夫をすればよいでしょうか。効果を得るための学習法、特に音声素材の選び方について具体的にお伝えします。

音声だけでなく、理解の手がかりとなる他の素材をセットにする

意味の分からない音声をただ聞いているだけでは効果が得られません。しかし、理解の手がかりとなる他の素材、具体的には音声を文字起こししたスクリプトや、動画などによる視覚的な刺激、話者からその場で行われる説明といったものを組み合わせることで、未知の語の意味をその場で確かめ、理解することができます。

ただ、英語のシャワーを大量に浴び続けることを考えると、聞き取れなかった言葉が何だったかを確認する手間はなるべく抑えたいもの。英語の字幕がつく動画や、その場でスクリプトが確認できるWeb上の教材などを上手に活用することをおすすめします。これだと、聞き取れない単語があっても画面をワンタップすることで、すぐに確認できますよ。

《おすすめコンテンツ・教材》

Netflix

映画やドラマ、アニメを使って大量の英語を聞きたい方へ。有料の動画配信サービスにはいくつかの選択肢がありますが、英語学習者に特におすすめなのはNetflixです。

Netflixは他の動画配信サービスと比べ、音声や字幕を日本語から英語に簡単に切り替えられる特長があります。他の動画サービスだと、字幕版の動画と日本語吹き替えの動画とが別に保管されており、切り替えるのに都度再生を止めて別の動画を開き直す必要がありますが、Netflixであれば1本の動画で英語音声/日本語音声、英語字幕/日本語字幕/字幕オフ の設定を自由に切り替えることができます。

また、Netflixならではのメリットとして、Google Chromeブラウザの拡張機能、Language Learning with Netflix(LLN)が使えるということも挙げられます。LLNはパソコン専用のツールですが、英語字幕と日本語字幕とを同時に表示できたり、英語字幕の単語をクリックするとその単語の基本的な意味が表示されたり、自分の聞き取れるペースに合わせて再生速度を調整できたりといった、語学学習者にとってありがたい機能が備わっています。LLNは無料で使えるので、映画やドラマを素材に、楽しみながら英語のリスニング力を伸ばしたい方は、ぜひ一度試してみてください。

YouTube

無料の動画配信サービスの代表ともいえるYouTube。一般の方がアップロードした動画も無数にあり、あらゆる国に暮らす人々の日常生活を垣間見ることができ、束の間の旅行気分も味わえますね。

YouTube上には、英語字幕つきの動画も多く配信されているので、こちらもぜひ英語学習に活用しましょう。字幕つきの動画については、パソコンからであれば右下の歯車のマーク、スマートフォンアプリからであれば動画右上のメニューから、字幕のオン/オフが選択できるので、ここで「英語」もしくは「英語(自動生成)」を選びます。自動生成の字幕についても精度は悪くなく、充分英語学習に活用できることでしょう。

またベータ版ではありますが、YouTubeの英語字幕を表示し、それをさらに日本語に自動翻訳して同時に表示してくれるLanguage Learning with Youtube BETA というGoogle Chromeブラウザの拡張機能もあります。機械翻訳された日本語は不自然ではあるものの、理解の助けとなってくれます。

TED Talks

さまざまな学問分野の専門家によるスピーチを視聴することのできるTED Talks。自分の興味・関心に合う動画が見つけやすく、また1つの動画の長さについても、5分未満の短いものから20分を超える長めのスピーチまで揃っているため、集中して聴きたい時、聞き流したい時、両方のシチュエーションに合ったものが選べます。

TED Talksについては、英語のスピーチであれば原則英語の字幕がついているほか、ボランティアの方が翻訳した日本語の字幕も利用できる動画もあります。またTED Talksの専用スマートフォンアプリ(iOS/Android)を使えば、英語/日本語両方の字幕を同時に表示させることもでき、とても便利です。

オンライン英会話

英語を英語で学ぶ、英語だけで理解する体験は、オンライン英会話サービスを活用することでも味わえます。オンライン英会話サービスは数々の会社が提供しているので、まずは無料体験からチャレンジし、自分の使い方にぴったり合うものを選ぶことをおすすめします。

どの会社からも、レッスン用に無料で使える教材が提供されていますが、英語のシャワーを浴びるという目的から考えると、教材内に日本語が書かれていない、洋書の教材を使うことができるスクールがよいでしょう。例えば、DMM英会話やNative Campでは、海外の語学学校で定番のテキストとなっている「SIDE BY SIDE」を使ってレッスンを受講することができます。書籍教材の購入は必須ではなく、レッスン画面上に表示される電子教材を追加料金なしで活用できるので、手軽に語学留学の気分を味わえますよ。

また、徹底した反復練習によって高速で英語脳を養えると評判の「カランメソッド」は、QQ EnglishやNative Campでの受講が可能です。

《おすすめスクール》

DMM英会話

「SIDE BY SIDE」のほか、英文法の定番教材「Grammar in Use」にも対応。幼児向けの「LET’S GO」でこども英会話にも対応

Native Camp

「SIDE BY SIDE」と「カランメソッド」の両方に対応。幼児向けの「LET’S GO」でこども英会話も対応しているほか、「NATIONAL GEOGRAPHIC LEARNING」でアカデミック英語も学べる。

QQ English

「カランメソッド」に対応。

英語発音の基礎を予め学んでおく

英語特有の音に慣れていないために、聞いた音声を瞬時に理解できない、一つ一つの単語が認識できずに、ネイティブスピーカーの話す言葉が全部つながって聞こえてしまう。このようなシチュエーションに心当たりのある方は、英語のシャワーを浴びる前に発音の基礎を一通り学んでおくことをおすすめします。

書店で購入できる教材のほか、YouTubeにも「英語 発音」や「フォニックス」などのキーワードで検索すると、発音学習に役立つ動画がたくさん見つかります。ぜひ、ご自身が学びやすいもので取り組んでみてください。

《おすすめコンテンツ・教材》

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

基本にカエル英語の本 発音ABC

『あいうえおフォニックス』英語発音(YouTubeチャンネル)

音声素材を、自分に合った難易度のものにする

何が話されていたかを合間に確認することなしに、耳のみでの学習を進める場合はとりわけ、自分に合った難易度の音声教材を使う必要があります。目安としては、初見で文章を読んだ時に最低8割、理想は9割以上の内容が理解できること。もしくは試し聞きをして、「ところどころ聞き取れない単語があるものの、全体としてはどんなことを話しているかが分かる」レベル以上の音声素材であることを確かめることをおすすめします。

また、聞き取れなかった語が何だったかを後で確認するために、スクリプトがあるものを使ってください。書籍教材付属の音声を聞き流す場合は、本の始めから終わりまでの音声を続けてかけていると、後でどこが聞き取れなかったかの確認が難しくなってしまいます。聞きたいセクションだけを予めプレイリストに入れて、そのプレイリストを繰り返しリピートするとよいでしょう。

長い音声ファイルの一部分を繰り返し聞きたいといった場合には、スマートフォンアプリ「Audipo」(iOS/Android)の区間リピート機能が便利です。アプリには再生速度を調整する機能もあるので、自分が聞き取れる速さに合わせて何度も聞いてみましょう。

《おすすめコンテンツ・教材》

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ)


速読速聴・英単語シリーズは他にもレベル別に刊行されているので、自分に合ったものが選べる

ENGLISH JOURNAL

https://www.amazon.co.jp/dp/B08PQ3LZ68/ref=cm_sw_r_tw_dp_5XF4FXR9RGD7B552EECC

1冊の雑誌の中にいくつかのテーマ、レベルの教材を収録。旬の話題が豊富

NHK ラジオ英会話

https://www2.nhk.or.jp/gogaku/homestudy2022/index.html

NHKにはレベル別の番組が多数あり、前週放送分のアーカイブはWeb上で無料視聴が可能

News in Levels

https://www.newsinlevels.com/

学習者向けレベル別ニュース教材サイト(無料)、初めての方は、単語の難易度が初級者向けに抑えられたLevel 1からがおすすめ

ESL Fast

https://www.eslfast.com/

フリーで使える音声教材。初歩からのレベル別で、スクリプトつき

音声素材を、自分の関心に合ったものにする

ここまで、英語のシャワーに使うことのできる、さまざまな有料・無料のコンテンツをご紹介してきました。ただ、最も大切なのは、ご自身が楽しんでできる内容を選ぶことです。

いくら難易度が自分に合っていたとしても、内容に全く興味を持てないコンテンツでは、音声に注意を傾け続けることも、音声学習を続けることも辛くなってしまいます。一方、自分が興味を持てるコンテンツであれば、「知りたい」という気持ちが働くことで事前の予習を頑張ることができて、若干難しめの内容であってもリスニング学習に活用することができます。

映画が好きな方は映画を題材に、ビジネスを目的に英語を学ばれる方はビジネス英語の教材やニュース教材など、英検やTOEFL、IELTSなどのスピーキング試験のある検定を目指している方は、堂々とした話し方や英語らしい理論展開を身につけるためにもTED Talksなどのプレゼンテーション素材がいいですね。

かわいらしさを重視するならば、幼児向け番組やアニメを題材にしても楽しく学べそうです。モチベーションを維持して無理なく続けるためにも、自分の目的や関心に沿うコンテンツを選ぶようにしてください。

英語コーチングスクールで、自分に合った音声素材を教えてもらおう

英語コーチングスクールでは、コーチが受講生一人一人に対し、レベルや目的に合った教材を教えてくれます。その中にはもちろんリスニング教材も含まれており、自分にぴったりの「英語のシャワー」を浴びるためのアドバイスが得られます。

入会前であっても、無料カウンセリングや体験セッションで質問が可能なので、自分に合った音声素材の選び方が分からない方は、いくつかのスクールで体験を受けてみてはいかがでしょうか?

以下にビジネス英会話を効率よく身につけたい方におすすめの英語コーチングスクールを3つご紹介します。

ビジネス英会話を効率よく身につけたい方におすすめのスクール

英語コーチングスクールの体験レッスンやインタビューを30スクール以上行ってきた当サイトが、本当におすすめだと思ったスクールを3つだけ紹介しておきます。ぜひ活用してみてください。

ENGLISH COMPANY

1位:ENGLISH COMPANY

公式サイト:https://englishcompany.jp/

『ENGLISH COMPANY』は、科学的なトレーニングと英語学習のコンサルティング(コーチング)で、最短距離で目標達成を目指すための英語コーチングスクールです。

ENGLISH COMPANYでは言語習得の科学「第二言語習得研究」の知見を活かしたトレーニングを行います。

第二言語習得研究に沿ってあなたの課題を発見し、それに適した学習方法を選択するので、一切の無駄を省いて効率的な学習ができます。

専門家による課題発見で、時短学習を目指す
30日返金保証あり

関連記事:ENGLISH COMPANYの口コミ・評判まとめ【時短で伸ばす!】

STRAIL(ストレイル)

2位:STRAIL(ストレイル)

公式サイト:https://strail-english.jp/

『ストレイル』は、ENGLISH COMPANYを運営しているスタディーハッカーが運営する英語のパーソナルジムです。

学習方法については、ENGLISH COMPANYと同じく「第二言語習得研究」に基づいています。

ENGLISH COMPANYとの違いは、自習中心の英語コンサルティングサービスを提供している点、グループレッスンを採用している点です。

ENGLISH COMPANYの半分程度の月額で受講できます。期間も2ヶ月と短いので、第二言語習得研究に基づいて、短期間で集中して成果を出したいという方におすすめです。

コンサルタントの課題発見に特化
簡単1分申し込み

関連記事:【高密度トレーニングとは?】ストレイル(STRAIL)の口コミ・評判まとめ

トライズ

3位:トライズ

公式サイト:https://toraiz.jp/

『トライズ』は、1年間で1000時間の学習時間を確保して英語をマスターする英語コーチングスクールです。

他英語コーチングスクールと比べると、期間が長く、本気で英語を極めたいという強い意思がある方向けのサービスです。

英語の習得には最低でも1000時間必要と言われています。その1000時間の学習をコースに含めている英語コーチングスクールは他にはありません。

確かに英語コーチングで学習習慣を身につければ、受講後も自走して学習できます。しかし「本当に自走できるのか?」「途中でやる気がなくなってしまわないか」と不安ですよね。 しかしトライズでは、1年間のコーチングで確実に1000時間の学習時間を確保できます。

1年間の受講生の継続率は91.7%という高さです。「もう挫折したくない」「なんとしてでも英語力をあげたい」という方におすすめです。

1年間1000時間の学習でも、

91.7%の継続率の高さ!
全額返金保証あり

関連記事:【1年で英語が話せる?】トライズ(TORAIZ)の口コミ・評判まとめ

無料カウンセリングをしっかり活用して、ご自身にあった英語コーチングスクールを見つけてみてください。

効果の得られる「英語のシャワー」を浴びよう!

いかがでしたか?今回の記事では、どのような点に気をつければ効果的な「英語のシャワー」が浴びられるかについてご説明しました。発音の基礎を学び、自分のレベルや興味に合った音声素材を選び、字幕や映像、スクリプトなど、聞き取れなかった部分を理解するための手段を別に用意した上で、ぜひチャレンジしてみてください。そうすればあなたの英語力、とりわけリスニング力の向上が期待できますよ。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

-学習ノウハウ

© 2024 英語コーチングスクール比較ナビ