英語の音読はどのくらいの回数が必要?音読の効果ややり方も解説

英語の音読はどのくらいの回数が必要?音読の効果ややり方も解説

英語の学習方法として用いられている「音読」。

音読によって英語の力を向上させたいときには、繰り返し継続して行うのが必須です。とはいえ、効果を得るためにはどのくらいの回数音読すればいいか分からない人も多いでしょう。ここでは、英語の音読の効果を得るために必要な回数とともに、回数以外にも重要なポイント、効果的な音読の方法を解説します。

今まで音読をやってみたけれども効果が感じられなかった人や、英語の速読力を身につけたい人、音読をどれだけやるべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

まず最初におさえておきたい、英語の音読はなぜ効果的?

英語の音読をすることで得られる効果は以下の3つがあります。

  1. 速読力が身につく
  2. 正しい発音が身につく
  3. リスニング力が身につく

それぞれについて解説します。

速読力が身につく

英語の音読を繰り返すことで、英文から意味を直接結びつけられるようになります。音読によって黙読の学習法によって身についた、頭で和訳してから読む、というデメリットを取り除けるからです。

音読の発音と頭で和訳をする、という工程を同時にこなすのは難しいです。そのため、音読をこなすことで黙読の際にやってしまいがちな、英文を読みながら頭の中で和訳をする癖が抜けます。

頭で和訳をするくせがなくなることで、音読だけでなく黙読のスピードも上がります。音読を黙読にした際、発音する工程がない分スピードが上がるのです。長文読解で必要な速読力も同時に身につけられます。

正しい発音が身につく

音読は、正しい発音通りに英文を読み上げます。自分で英語の正しい発音も同時に身につけけられます。

リスニング力が身につく

音読は正しい発音を覚えてから読み上げを行います。繰り返すことで、正しい発音と同時にリスニング力が身につけられます。

英語の音読はどのくらいの回数が必要?

実際に英語の音読をどのくらい行えば効果が出るか知りたい、という人も多いでしょう。英語の音読で効果が出る回数として挙げられているのが以下の4つです。

  1. 30回
  2. 50回以上
  3. 納得がいくまでなど自分で決める
  4. 短期なら多め、長期なら少なめを継続する

自分のレベルを知るうえでも有効な「30回」

30回は、音読初心者がはじめてチャレンジする音読回数にも向いていいます。30回まずは音読することで、自分の英語レベルがどのくらいかも把握できるでしょう。

30回音読してみて、以下をチェックすると自分の英語レベルが分かります。

  • 知らない単語で止まらずに、すらすら読めたか?→語彙力や単語力
  • 決めた一文を30回読むのに何分かかったか?→単語と発音が連動しているか、正しく発音する力
  • 30回音読したあとの感覚(疲れた、楽だったなど)は?→持続性やモチベーション

ひたすら音読する「50回以上」は長期記憶に有効

英語の音読は回数をこなせばこなすほど効果が出るので、とにかくひたすら音読をするという方法です。回数としては50回、80回、100回、多いものでは1000回とあげている場合もあります。

ただし、音読をすればするほど負担はかかります。回数に対する根拠を上げてるサイトなどは少ないが、100回以上の英語の音読は長期記憶の定着に有効という意見もあります。

納得がいくまで、無理のない範囲でなど「自分で決める」

自分で英語の音読をする回数を決める方法えす。納得がいくまでひたすらやる、時間や体力が許す範囲で無理なくやる、などで音読の回数を決めましょう。

自分で必要な回数を決めるポイントになるのが、以下の3つです。

  • 発声しながら意味が理解できる
  • スムーズに英文を発音・発声することができる
  • これ以上やってもスムーズにならない

この状態に達するのが、自分にとって適切な音読の回数になります。

短期なら多め、長期なら少なめを継続する

効果的な音読の回数は、英語力を身につける目的によって異なります。

  • 短期の英語力を身に着ける…定期テスト、TOEIC、英検の合格対策など
  • 長期的な英語力を身に着けたい…将来ネイティブレベルの発音になりたい、英語を話せるようになりたい、など

音読の回数は英語力を身につける目的が短期なら多め、長期なら少なめを継続するのが有効です。ただし短気は目的達成のための期間が短いために、多めになります。一方長期なら少ない回数で、音読を継続して行うことが重要です。

実は英語の音読の学習効果を上げるには、回数以外のほかの要素も大切です。英語の音読の効果を上げるための、回数以外のポイントを次に解説します。

英語の音読を効果的にするための6つのポイント

英語の音読を効果的にするポイントが以下の6つです。

  1. 1度に多く行うのではなく、継続して行う
  2. 英文の正しい意味を理解してから音読を行う
  3. ネイティブが発音する音になるべく近い発音で行う
  4. 教材はひとつに絞る
  5. 速度を徐々に上げていく
  6. かならず声を出すこと

1度に多く行うのではなく、継続して行う

長期的な英語力を身につけるために英語の音読を行う場合は、1日に多くの回数をこなすよりも数日間少ない回数を継続した方が効果的です。たとえば、100回の音読を1日に行うのではなく、20回の音読を5日間継続した方がよいでしょう。回数をまとめてではなく、数日間に分けて行う学習方法をを分散学習と言います。英語の音読は継続することで長期記憶の定着効果が高くなるため、分散学習が向いています。

分散学習に有効なのがサイクル法です。日ごとに音読回数をどんどん減らしながら音読を続けていきます。たとえば音読100回なら30→20→20→15→15という様にです。音読をする期間を自然と長期間にできるので、分散学習と組み合わせることでより長期記憶の定着効果が高くなります。

英文の正しい意味を理解してから音読を行う

⾳読は英⽂と内容を日本語を介さずに結びつけるようにするのが目的です。よって、音読する英文の内容はしっかり理解していないと意味がありません。分からない単語や文法があれば、意味を調べる下準備をしておきましょう。

ネイティブが発音する音になるべく近い発音で行う

音読ではネイティブの正しい発⾳やイントネーションで発音するようにしないと、発音やイントネーションが自分流になってしまいます。音読に使う教材としては、ネイティブの音声発音がついているものを選ぶようにしましょう。より音読の効果を確実にするために、音読のまえに教材にする英文のシャドーイングとオーバーラッピングをしておくのが効果的です。

シャドーイングとは、耳に入れた英語の音声をそのまま追いかけて発音する英語の練習方法です。テキストなどを見ないで、聞こえたままに発音するようにするのがポイントになります。

シャドーイングに慣れてきたら、オーバーラッピングに切り替えましょう。オーバーラッピングとは、英文の発音を聞きながら発音にかぶせるように音読する練習方法です。

シャドーイングとオーバーラッピングをしてから音読をすれば、正しい発音も身につきます。

速度を徐々に上げていく

音読するスピードは、徐々に上げていくことで速読力が身につきます。慣れない内ははマイペースでも構いませんが、音読の回数を増やすごとに必ずスピードは上げていくようにしましょう。たとえば、20回音読する場合は以下の通りになります。

  • 最初の5回は主語と動詞を意識しながら、文頭から内容を理解するようにゆっくり(50~100 wpm)
  • 次の10回で徐々に速く音読する
  • 最後の5回は150~200 wpmの速さで音読する

教材はひとつに絞る

音読の教材はひとつに絞るようにしましょう。教材を複数用意するよりも、ひとつのテキストを繰り返し音読した方が効果があるためです。教材は日常英語、ビジネス英語など、身につけたい英語の目的に沿った内容のものを選びましょう。

かならず声を出すこと

英語力を身につけたい人は、ほとんどが「英語が書ける・読めるようになりたい」ではなく「英語を話せる・聞き取れるようになりたい」場合が多いです。そのため、黙読ではなくかならず声を出して読む、音読をするようにしましょう。音読をすることで正しい発音も身につけられます。

音読は、事前にシャドーイングやオーバーラッピングをしておくことで、リスニング力も身につきます。TOEICや英検合格のために長文読解の速読力が欲しい、という場合も黙読よりも音読の方が効果がある場合が多いです。音読のスピードが速くなると、英語の英文のまま理解できる能力が身につくため、黙読のスピードも上がるからです。

音読をやっても効果が出ない!3つのチェックポイント

音読をやっても効果が実感できないときには、以下の3つのチェックポイントを確認してみましょう。

  1. 教材は目的に合っているか
  2. 継続して行っているか
  3. ほかの勉強方法を考えてみよう

教材が目的やレベルに合っているか

音読の教材が合っているか、以下の3点をチェックしましょう。

  1. ビジネス英語、日常英語など身につけたい英語力の目的に合った教材を使っているか
  2. コロコロ教材を変えていないか
  3. 自分のレベルに合っているか

音読の教材の内容が、自分が一番身につけたい英語に沿ったものかをまずは確認します。たとえばビジネス英語の力をのばしたいのに、日常英語では効果はあまり得られません。ビジネス英語向けの参考書などが選択肢になります。教材の内容もまずは見直してみましょう。

さらに音読は、まず英文の正しい内容や発音を理解してから行わないと効果がありません。初心者なら思い切って中学の英語の教科書までレベルを下げても問題ありません。英文を理解できるレベルのものを選びましょう。また、正しい音源が手に入らないものは正しい発音が分からないため、教材としての選択肢には入らなくなります。

継続して行っているか

英語の能力を長期的に身につけたいなら、回数をこなすよりも継続して行うことが重要です。忙しいから、などの理由で継続してできるのが難しい場合は「1日30分間」音読の時間を持つようにしましょう。30分でできる回数で音読を継続して行うのが、音読の効果を得るのにつながります。

ほかの勉強方法を考えてみよう

音読をどれだけやっても英語が身についている実感がない、というときにはほかの勉強方法に切り替えてしまうのも有効です。音読は継続して行うと効果が出るため、「時間がなくて、毎日音読を続けるのが難しい」「毎日続けるのが面倒になってしまう」というときには、より効率よく英語力を身につけられる勉強法を学んでみましょう。

忙しい社会人でも、効率的な英語の勉強方法を身に着けられるのが、英語のコーチングスクールです。独自のメソッドによって確立した効果的な英語の勉強方法を、コーチからの指導を受けながら身につけられます。少ない時間で効率よく英語の力を身につけたいとき、今までいろいろな勉強をしたけれども英語の力はのびなかったときなどに有効です。

今まさに音読は継続して行っていて、一緒にできる勉強方法を求めているときにもおすすめです。オンラインに特化した英語のコーチングスクールもありますので、自宅などで受けることもできます。

英語の音読回数を増やすだけでは英語力は身につかない!

英語の音読は、発声をすることで英文から直接意味を理解できるようになる効果と、正しい発音、リスニング力が身につく効果があります。そのためには、正しい英文の意味と発音を踏まえる、さらに毎日継続して音読をしなければいけません。ただやみくもに回数を増やすのではなく、教材を自分に合っているものを選び、毎日継続して音読をするようにしましょう。

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英語コーチングスクール比較ナビ 編集部

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