銀のフレーズのアプリの使い方を徹底解説。隠れた機能から口コミまで

「銀のフレーズを使って単語を覚えているけれど、アプリも一緒に使うべき？」
「銀のフレーズは書籍とアプリ、どちらを使って勉強すべき？」

銀のフレーズは「特急シリーズ」と呼ばれる、高い人気を誇るTOEIC用の英単語集のうちのひとつです。従来の書籍タイプの単語帳に加えて、アプリも発売されており、その使いやすさや手軽さから非常に高い評価を得ています。

この記事では、銀のフレーズの概要について紹介し、アプリ版の銀のフレーズでできることを具体的に写真付きで解説していきます。また、実際に銀のフレーズのアプリを利用して英語学習をしている人の口コミも併せて紹介しています。

銀のフレーズを使って単語学習をしている方、TOEICの学習方法で悩んでいる方、英語学習アプリを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

近年は、アプリと英語コーチングを組み合わせて、効率よく英語力を見つけられるサービスがリリースされています。

英語コーチングスクールの体験レッスンやインタビューを30スクール以上実施した私が、本当におすすめだと思ったサービスを3つだけご紹介しておきますので、ぜひ有効に活用してみてください。

「銀のフレーズ」とは

「銀のフレーズ」の対象英語レベル

銀のフレーズに掲載されている単語の対象レベルは「TOEIC300〜500点の人」と言えます。その理由は、銀のフレーズには、TOEIC頻出単語の中でも特に基礎的な単語が中心に掲載されているためです。

銀のフレーズに収録されている単語数は「1000単語」で、基礎／頻出／必須／発展の４段階の難易度に分けられて掲載されています。

TOEICを受けたことがなくて単語力に不安のある方や、他の単語集が難しく感じられる人にもおすすめです。

「金のフレーズ」と「銀のフレーズ」の違い

銀のフレーズの次に取り組むべき単語帳に「金のフレーズ」があります。この本では、掲載単語のレベルがTOEICのスコア600／730／860／990レベルの4段階に分けられています。

金のフレーズは、TOEIC500点以上の人や、銀のフレーズに掲載されている単語を一通り暗記した人におすすめと言えるでしょう。

【関連ページ】TOEIC単語帳の決定版！金のフレーズの使い方や勉強法を解説【初心者向け】

紙媒体かアプリかを選択できる

銀のフレーズをはじめとした「特急シリーズ」は、従来の紙媒体での単語帳の他に、アプリの販売も行っていることが特徴的です。以下で、紙書籍で学習する際のメリットと、アプリで学習する場合のメリットをそれぞれ紹介します。

紙書籍を購入するメリット

紙媒体を購入するメリットは、書き込みができることと、自由にページを開けることでしょう。従来の「机に向かって勉強する」というスタイルが好きな方や、学校や職場などで、スマホを開きにくい環境にいる方には書籍がおすすめと言えます。

アプリを購入するメリット

銀のフレーズに取り組む場合は、上記のような「書籍の方がおすすめな人」を除き、基本的にアプリを購入する方が良いでしょう。アプリを購入して学習するメリットは、主に以下の4つです。

1つ目は、スマートフォンだけで単語の意味・使い方に加え、発音も同時に習得できることです。リスニングの配点が半分を占めるTOEICにおいては、単語学習の際に音声も同時に覚えることは必須です。アプリであれば、スマホのみで単語の意味暗記と発音暗記を同時に行うことができます。

2つ目は、アプリであれば通勤時間や休憩時間など、いわゆる「スキマ時間」で手軽にコツコツと学習ができることです。後ほど詳しく紹介しますが、銀のフレーズのアプリでは、基本的に「10単語1セット」として暗記を繰り返してゆきます。

3つ目は、復習が簡単にできることです。銀のフレーズのアプリでは、学習した単語を「わかる／わからない」に振り分けてゆきます。そこで「わからない」に振り分けられたものだけを、後から抽出して復習することが可能です。効率的に、知らない単語のみを繰り返し覚えて行けることがメリットと言えます。

最後のメリットは、銀のフレーズのアプリは書籍よりも安いことです。書籍は1冊あたり979円であるのに対し、アプリは860円です。音声機能をはじめとした様々な機能がついているのにもかかわらず、書籍よりも安いことからも、やはりアプリを使うべきと言えるでしょう。

「銀のフレーズ」で単語を学習するメリット

ここでは、銀のフレーズを利用して単語学習をするメリットについて紹介します。なお、ここで解説することは、紙媒体・アプリのどちらを選択しても言えることです。

ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。

英語初心者にとってもわかりやすい

銀のフレーズの最大のメリットは、英語の初学者にとって非常にわかりやすい構成であることでしょう。
紙媒体であれば左ページに英文が掲載され、右ページには日本語訳と簡単な解説が紹介されています。アプリであれば、ワンタップで英文・日本語訳・解説を瞬時に見比べることができます。
シンプルかつ使いやすい構成が、銀のフレーズを使って暗記を進めるメリットです。

フレーズで効率的に覚えられる

「特急シリーズ」の単語帳の大きな特徴は、フレーズで英単語を学習できることでしょう。
従来の単語帳では、1つの単語につき、複数の日本語訳が辞書のように記載されていることが多かったです。しかし、銀のフレーズでは、覚えるべき単語が使用された「1つのフレーズ」とその訳を暗記してゆきます。
銀のフレーズでは、TOEICで最も出題される形でフレーズが掲載されています。そのフレーズを覚えることで、例えばそれが自動詞か他動詞かがわかったり、直後に置かれる前置詞がわかったり、文中での単語の使われ方まで覚えたりできるのです。これは、TOEICの穴埋め問題や長文読解などで非常に役に立ちます。

TOEIC特有の単語も収録されている

銀のフレーズに収録されている単語は「1,000語」ですが、これはフレーズとして収録されている単語の総数です。実は、この1,000語以外にも、TOEICにおいてよく使用される単語も一覧として収録されています。それらは"Supplement"という形で、以下のジャンルに分けられています。

たとえば"Supplement5 部署・職業・専攻名"では、board of directors役員（会）"という単語が掲載されています。このような単語は、直接的に問題になることはあまりありませんが、知っていることでパッセージを理解しやすくなるでしょう。
このように、TOEIC特有の単語がまとめられていることは銀のフレーズのメリットです。

モチベーションを保ちやすい

先述の通り、銀のフレーズには1,000単語が掲載されています。この数字を聞くと、覚え切れるか不安になってしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、銀のフレーズでは飽きずに単語を覚えられる工夫が多く施されています。
たとえば、全ての単語は4段階のレベルに分けられているため、ページを進めるごとに「ステップアップしている感覚」を得られます。また、書籍版では単語の横にチェック項目があり、覚えた単語、そうでない単語をひと目で把握できるようになっています。アプリ版でも同様に、「わかる単語／わからない単語」を振り分けてひと目でわかるようになっています。

銀のフレーズアプリのダウンロード・登録方法

ここでは、銀のフレーズアプリの具体的なダウンロードと登録の方法を紹介します。

銀のフレーズアプリのダウンロードする

まずは、銀のフレーズアプリをダウンロードしましょう。インストール方法は、以下の通りです。

abceedとは？

abceedとは、銀のフレーズをはじめとして、特急シリーズやTOEIC公式問題集、リスニング・リーディング対策など、TOEIC対策に特化した様々な教材が収録されたプラットフォームのようなアプリです。銀のフレーズは、数あるabceedのコンテンツのうちの1つです。

abceedのインストール自体は無料ですが、各コンテンツを利用するためには課金となる場合が多いです。

ちなみに、はじめてabceedを利用する場合は、利用開始から3日間、無料で全ての有料機能を利用することができます。

abceedの有料機能の例としては、以下が挙げられます。

無料期間の3日が経過した後には、自動で解約されるため、安心して使えます。

学習情報を入力する

abceed上では、はじめに現在の学習情報を登録します。
入力する項目は、以下の3つです。

1日あたりの学習目標時間は、10分単位から選択可能です。

英語のレベルチェックを行う

abceedにはじめて登録した人は、AIによるレベル診断で、現在のTOEICスコア予測をしてくれます。以下の3パターンからテストを選択して、

リスニング・リーディングの問題を各パートから数問出題され、その正答率を見て現状のスコアを予測してくれます。なお、このテストはスキップも可能です。

abceedのホーム画面で現状のレベルを把握する

英語のレベルチェックを終了すると、abceedのホーム画面が表示されます。abceedのホーム画面で確認できることは、以下の項目があります。

abceed内のコンテンツを用いて学習したことを総合して、語彙レベルを算出してくれたり、学習時間を記録してくれたりします。

銀のフレーズを購入する

それでは「銀のフレーズ」を利用していきましょう。abceedの下部バーの「見つける」をタップして「銀のフレーズ」を検索してください。

ここから、以下のコンテンツを利用するには860円を支払う必要があります。ただし、abceedのインストールから3日間は、支払い不要で全ての機能を使うことができます。

なお、音声のみの利用であれば、無料で使用することもできます。もしも書籍を持っている場合は、課金せずに音声のみの利用でも良いかもしれません。

銀のフレーズアプリでできること

それでは、いよいよ銀のフレーズのアプリを使ってみましょう。上述の通り、銀のフレーズでできることは以下の通りです。

それぞれの内容について、ひとつずつ、見ていきましょう。

アプリ学習

銀のフレーズアプリの主要な機能は「アプリ学習」と言っていいでしょう。ここでは、書籍版の銀のフレーズに掲載されている全単語が学習できます。

なお、全ての単語は、以下の11セクションに分けられて収録されています。

各セクションの単語は、10語を1回セットとして学習を進めて行きます。

具体的に見てみましょう。「基礎の400語」の中から「未学習」の単語を学習を選択すると、以下のような画面となります。

音声

次は、音声についてです。なお、この機能は銀のフレーズに対して課金しなくても利用可能です。

「音声」では、書籍版に掲載されている全ての単語・フレーズの音声をダウンロードすることができます。「音声」をタップすると、以下の2つの選択肢が現れます。

上は英語→日本語で音声が流れるのに対し、下は英語のみの音声が流れます。どちらかを選択して、ダウンロードしましょう。なお、英語→日本語を選択した場合は「英単語→日本語フレーズ→英語フレーズ×2回」の順で話されます。

音声をダウンロードすると、以下のような画面が表示されます。

「アプリ学習」で学んだ単語に関しては、正誤が同期されて表示されます。未学習の単語は、チェックマークをタップすることで「わかるもの／わからないもの」を振り分けることができます。

音声の発音速度は1.1倍速〜2.0倍速まで変更可能です。また、リピート再生やシャッフル再生機能も利用できます。

SWトレーニング

「SWトレーニング」とは、「Speaking and Writing トレーニング」のことです。SWトレーニングでは、以下のことができます。

「音読」では、画面に表示された英文を、正しくスマートフォンのマイクに向かって発音します。ネイティブの例が流れるので、その後に発音しましょう。AIが発音を判定して、その正しさをパーセンテージで表示してくれます。

「リピーティング」も、基本的に「音読」と同じです。しかし、画面に英文が表示されません。耳を頼りに、聞き取った英文をそのままマイクに向かって発音します。「音読」同様に、AIが判定して、発音の正しさを示してくれます。

「ディクテーション」では、聞き取った音声を書き取ります。たとえば、画面には3つの空欄が表示され、英語の音声が流れます。画面下部にはランダムな8語程度の単語が表示されるので、発音された通りに単語を選択し、空欄を埋めてゆきましょう。直後に正誤判定と正解が表示されます。

TOEICのSpeaking and Writingを受験する人はもちろん、そうでない人も、総合的な英語力を高められるでしょう。

単語一覧

「単語一覧」とは、文字通り全ての単語が一覧で閲覧できる画面です。名詞／動詞／形容詞／副詞／イディオムに単語が分けられます。さらに品詞ごとに各単語が難易度別にレベル分けされています。

ひとつの単語をタップすると、辞書的な詳しさで各単語が解説されています。

各単語は「MY単語」に登録することもできます。

索引

「索引」では、銀のフレーズに収録されている単語を、検索することができます。検索結果には、「どのセクションに収録されている単語か」「単語のチェック（わかる／わからない）」が見ることができます。

索引したものに「わからない」マークを付けていくと、後ほど復習しやすくなりますね。

学習記録

「学習記録」では、以下の3つの方法で学習した時間を記録できます。

勉強を始める前に、ストップウォッチやタイマーを起動させてもいいですね。日々の学習を記録することで、モチベーションの維持にもつながります。

以上が、銀のフレーズのアプリで利用できる機能です。非常に豊富なサービスがあることがわかりますね。先述の通り、abceedをインストールしてから3日間は、銀のフレーズを含めて全ての機能を無料で利用できるため、試しに1度インストールしてみてはいかがでしょうか。

TOEICは単語だけ暗記していたらスコアが上がっていくわけではありません。

リスニング力やリーディング力を短期間で劇的に向上させるためには、専門的なトレーニングが必要になります。

英語アプリでの英語学習に興味がある方に向けて、英語アプリと英語コーチングサービスを組み合わせて、短期間で大幅なTOEICスコアアップを目指せるサービスを3つだけ紹介しておきます。

銀のフレーズアプリを実際に利用した人の口コミ

ここまで、銀のフレーズアプリの使い方について詳しくみてきました。実際に英単語が身に付けられそうと感じた方も多いのではないでしょうか。ここでは、実際に銀のフレーズアプリを実際に使用している人の口コミを見てみましょう。

①「音声も聴けるし、確認テストもあるし、解説も読める」ことにメリットを感じているようです。仕事や通勤などの隙間時間で活用できそうと感じており「もっとはやく利用すれば良かった…！」とのことです。

https://twitter.com/eri_ito_0102/status/1289422795181404165?s=20

②単語を書いて覚えるのは、ただの作業になってしまうことに気付き、銀のフレーズのアプリ版をはじめた人の声です。「とにかく回す、繰り返し読む、やはりその方が記憶の定着は早いですね」とのことで、実際に手を動かして書き取りを行わずとも、単語が定着てきていると実感しているようです。

書くことも、ただ書くことに意識が傾いたらそれはただの作業になって、単語や熟語を覚えるための物ではなくなる事も最近理解した。

銀のフレーズのアプリ版やってますがとにかく回す、繰り返し読む、
やはりその方が記憶の定着は早いですね。

とにかく、繰り返し読む、
反復の中で学ぶぞ。

— なでひと(撫人)nadehito (@t_nadehito) July 25, 2020

③「解説がわかりやすい」との評価です。やはり、例文や単語、解説が別個にワンタップで切り替えられることが、使いやすいと評判なようですね。

https://twitter.com/yuina_41/status/1250771278966882306?s=20

④銀のフレーズアプリの中でも、特に「音声」機能を使っている人の声です。4時間で1周できるということで、通勤途中などに聞き流すのにもおすすめです。

『銀のフレーズ』はKindle版が出てない代わりにアプリがあって、一通りのことが出来る。音声データも4時間あれば1周できるから、ネスペの合間でも十分覚えられるだろう。
1年間頑張って勉強してきた経験からこういう見通しが立てられるようになったし、実行するためのコツも自信も身に付いたと思う。

— 勉強@4/18ネットワークスペシャリスト (@nwstudyy) April 14, 2020

⑤銀のフレーズが利用できるプラットフォーム、abceedについての評価です。「単語→例文→確認問題ってサクサクやれるので、単語数増やせてる感ある」とのことです。

https://twitter.com/KAITO827/status/1166527228374441984?s=20

この他にも、銀のフレーズに関する口コミは多くありましたが、そのほとんどが「使いやすさ」「手軽さ」「解説の分かりやすさ」を高く評価する意見でした。

銀のフレーズアプリを使って効率的に単語を学習しよう

ここまで、銀のフレーズアプリについて紹介してきました。銀のフレーズは、人気のTOEIC単語帳の「特急シリーズ」のひとつです。

銀のフレーズを使って英語学習を行うメリットは、以下の4点です。

銀のフレーズには、書籍版とアプリ版がありますが、以下の理由により特にアプリ版がおすすめです。

アプリ版の銀のフレーズを利用するためには「abceed」という、TOEIC対策の教材が掲載されたアプリをインストールしてください。「abceed」自体は無料でインストールができますが、銀のフレーズの機能を利用するためには、860円の課金が必要です。

銀のフレーズのアプリ版を購入すると、以下の充実した機能を利用できるようになります。

abceedをインストールしてから3日間は、上記を含めて全ての機能を無料で利用できます。まずは試しに1度ダウンロードして使ってみることをおすすめします。

この記事を参考に、銀のフレーズを駆使しながら、効率的にTOEICの学習を進めてみてください。

TOEICハイスコアを目指す場合、すべてを独学で学習を進めることは多大な労力と長い時間が必要となります。

英語系アプリや英語コーチングなどの外部の力を最大限利用して、効率よく短期間でTOEICのスコアアップを目指していきましょう。

英語系アプリによる英語学習は、コーチングを組み合わせることにより、学習効率が格段に高まりますよ。