TOEIC単語帳の決定版!金のフレーズの使い方や勉強法を解説【初心者向け】

TOEIC単語帳の決定版!金のフレーズの使い方や勉強法を解説【初心者向け】

「金のフレーズ」は、数あるTOEIC単語帳のなかでも特におすすめの1冊です。すでに購入している方、これから購入しようと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、金のフレーズの使い方や、TOEIC単語の効率的な勉強方法、他のTOEIC単語帳との違いについて解説します。

単語は英語の土台です。金のフレーズをうまく使いこなし、単語を覚えて、TOEIC高得点を目指しましょう。

目次

金のフレーズはTOEIC業界最高の単語帳

金のフレーズは名実ともにTOEIC業界最高の単語帳です。Amazon売れ筋ランキングでは、英語の単語・熟語部門、TOEICの単語・熟語部門の2つで1位を獲得しています。著者のTEX加藤さんは、金のフレーズのみならず、銀のフレーズや特急シリーズなど人気TOEIC参考書を多数出版しています。

金のフレーズの特筆すべき特徴は大きく4つあります。

TOEIC目標スコア600〜990点まで幅広く対応している

金のフレーズにはTOEIC頻出単語が1000語収録されています。以下のように目標スコアごとに単語が分けられています。

  • 600点レベル 助走の400語
  • 730点レベル 加速の300語
  • 860点レベル 飛躍の200語
  • 990点レベル 頂点の100語

1冊でTOEIC600〜990点まで対応しているので、金のフレーズを1冊持っておけば、TOEICの単語は安心です。単語帳によっては、TOEIC頻出単語をレベル分けせずにまとめて収録したり、600点までの単語帳で1冊、730点レベルの単語で1冊のように細かく分けて出版したりしている単語帳もあります。

TOEIC単語攻略のために大切なのは、頻出単語からの学習です。頻出単語のなかでも、毎回確実に出る単語と、確実ではないが高確率で出る単語があります。出ない単語をいくら勉強してもTOEICスコアは上がりません。しかし金のフレーズでは、目標スコアごとに単語を分けて、頻出単語のなかでも最頻出の単語から順番に学習します。無駄なくTOEIC頻出単語を覚えられます。

またTOEICの目標スコアが上がる度に新しい単語帳を買うのは、金銭面の負担になりますし、単語帳もかさばります。しかし金のフレーズなら、ポケットサイズのコンパクトな1冊のみでTOEIC単語を990点レベルまでカバーできて便利です。

TOEIC600点未満の基礎的な単語はダウンロード可能

金のフレーズに収録されているのは、TOEIC600〜990点レベルの単語のみです。しかしTOEIC600点未満の基礎的な単語も無料でダウンロードできます。基礎単語は200単語収録されており、金のフレーズを購入していなくても、こちらから閲覧できます。本格的にTOEIC単語を学び始める前に、自分の単語力をチェックしてみるのも良いでしょう。ただし200単語を全て覚えてもTOEIC600点未満の単語を全て覚えられた訳ではないので注意してください。

TOEIC600点未満の方向けには「銀のフレーズ」が出版されているので、現時点でまだTOEIC600点レベルに達していないと分かっている方は、金のフレーズの前に銀のフレーズから学習しましょう。

実際にTOEICに出題された単語ばかりが収録されている

金のフレーズは、著者TEX加藤さんの「TEXファイル」を元に作られています。TEXファイルとは、TEX加藤さんが10年以上、そして80回以上TOEICを受験して、出題された単語や表現をメモとしてまとめたものです。

問題用紙の持ち出しが許可されていないTOEICにおいて、実際に出題された問題や単語を知るのは簡単なことではありません。しかしTEX加藤さんは試験終了後すぐにカフェに籠り、記憶が新しいうちに、出題された単語や表現のメモをとっているそうです。

TOEICでは似たような問題がよく出題されます。実際に出題された単語は、また出題される可能性が高いです。TEXファイル自体は公開されていませんが、TEXファイルを抽出して作られた金のフレーズは、TOEIC頻出単語を確実に抑えているはずです。

TOEIC雑学で学習者を飽きさせない

金のフレーズが他の単語帳と違う点は、多くの単語にTOEICに関する雑学が記載されている点です。「この単語はパート◯で頻出」「TOEICではこういうパターンの問題が多く出題される」のような、TOEICを何十回も受験した方でなければ分からないようなTOEIC雑学を知れます。

TOEIC雑学で学習者を飽きさせない

単純にTOEIC頻出単語を覚えるだけでなく、どのパートで出題されるのか、どういう問題パターンで出題されるのかまで一緒に覚えた方が効率的です。
また単語学習はどうしても単調な作業になりがちです。しかし金のフレーズでは、適度に雑学を挟みながら単語学習を続けられるので、学習に飽きません。

金のフレーズの効率的な勉強法【初心者向け】

金のフレーズを使った5つの効率的な勉強方法を紹介します。これら5つを意識するだけで、単語を覚える効率が何倍にも上がります。特に英語初心者の方は、今回紹介する学習方法を実践していない方も多いはずです。ぜひ参考にしてみてください。

毎日少しでも良いので必ず学習する

英語学習で最も大切なのは、継続です。やる気が出るときにまとめて勉強するのではなく、毎日少しでも良いので学習時間を確保しましょう。やる気が出たときにまとめて3時間も4時間も学習する方がいます。しかしやる気に任せて勉強してしまうと、やる気が出ないときは全く勉強ができません。

気まぐれで数日に1回まとめて数時間勉強するよりも、毎日確実に1時間勉強した方が、勉強時間は多く確保できます。無理をして長時間学習する必要はありません。まずは数分でも良いので毎日学習時間を確保してください。

寝る前に使うのがベスト

金のフレーズは、寝る前に使うのがベストです。なぜなら英単語を覚えるのに最適な時間帯は寝る直前だからです。記憶は寝ているときに頭の中で整理されます。その日あった出来事が夢に出てくるのも、それが原因です。

つまり寝る直前にインプットした記憶の方が、記憶が濃いうちに頭の中で整理されるので、忘れづらいです。できれば寝る前の10〜15分は、単語学習の時間にしましょう。一方で午前中の単語学習はおすすめできません。なぜなら午前中は頭が冴えており、論理的な思考をするのに適した時間だから。また午前中に単語を覚えても、その日様々な出来事があるはずなので、夜になったら忘れてしまっている可能性が高いです。

TOEIC対策においては、早朝や仕事前などの頭が冴えている時間に長文やリスニング対策をし、寝る直前は単語など暗記系の学習をすべきです。

単語は覚えるより繰り返す

単語を覚えるためには、単語を1つ1つ覚えるのではなく、多くの単語に繰り返し触れることが大切です。なぜなら単語は一度覚えても、時間が経てば忘れてしまうからです。1日10単語の暗記を1ヶ月間続ければ、300単語覚えられるとは限りません。せっかく時間をかけて単語を覚えても、半分以上は忘れてしまうでしょう。

これはエビングハウスの忘却曲線をみても明らかです。

エビングハウスの忘却曲線

(エビングハウスの忘却曲線で分かる、最適な復習のタイミングより引用)

一度覚えた記憶も、復習をしなければ1ヶ月後には80%を忘れてしまうことが分かっています。一方で適切なタイミングで復習をすれば、徐々に忘れにくくなり、最終的には忘れない記憶になります。

エビングハウスの忘却曲線

(エビングハウスの忘却曲線で分かる、最適な復習のタイミングより引用)

毎日10単語づつ積み重ねていくのではなく、1単語あたり数秒でも良いので1日に100単語200単語に触れ続けることで、少しづつ記憶に定着していきます。

【関連ページ】エビングハウスの忘却曲線で英語学習の効率を最大限に発揮する方法

まずは英語から日本語だけでOK

金のフレーズの英単語は、英語から日本語への和訳だけ学習すれば問題ありません。なぜならTOEICでは、和訳の能力だけが求められており、英訳の能力は不要だからです。TOEICの問題は全て英語で、英語を聞いたり読んだりして問題に答えます。英検のように英訳や英作文の問題はありません。

もちろん日常生活や仕事で英語を使う際は、和訳のみならず英訳の能力も必要です。しかしTOEICで効率的にスコアを伸ばすことだけを考えれば英訳は不要です。最短でTOEICスコアアップを目指すためにも、効率的に対策をしましょう。もちろん細かい綴りも覚える必要はありません。

まずは英語から日本語だけでOK

 

まずは見開き右側の英単語をみて、スムーズに日本語が出てくることを目標に勉強しましょう。

目標スコアまでの単語しか覚えなくて良い

TOEICでは、目標スコアに適した対策を取ることが大切です。目標スコアよりも高いレベルの単語を覚えるのは大変ですし、覚えた単語が出題される可能性も、頻出単語と比べると低いです。出題されるかわからない単語を、時間をかけて10単語覚えるよりは、簡単な頻出単語を10単語覚えた方が、スコアアップに繋がります。

金のフレーズでは、以下のように英単語がTOEICのレベルごとに分類されています。

  • 600点レベル 助走の400語
  • 730点レベル 加速の300語
  • 860点レベル 飛躍の200語
  • 990点レベル 頂点の100語

例えばTOEIC600点を目指す方は、金のフレーズの最初の400単語しか学習する必要はありません。せっかく単語帳を購入したのだから、全ての単語に目を通したい気持ちは分かります。しかし目標のレベルより高い単語まで学習してしまうのは非効率です。その時間を単語以外の対策に費やした方が、目標スコア達成は近づきます。

金のフレーズでは、目標スコア600〜990まで広い範囲をカバーしているので、目標スコアを達成したら、次のレベルの単語を学習しましょう。

金のフレーズの使い方

金のフレーズを使った効率的な学習方法について、3つのステップで解説します。

①単語の意味だけを覚える

まずは見開き右側にある単語の意味だけを覚えましょう。例文や類義語は一緒に覚える必要はありません。また金のフレーズには赤シートがついています。赤シートを使えば、単語の英訳ができます。しかし付属の赤シートは、ここでは使う必要はありません。なぜならTOEICスコアアップに必要なのは英訳ではなく和訳だからです。

単語の和訳だけに集中すれば、1日に多くの単語に触れられます。和訳と英訳、そして綴りまで覚えていたら、1日に数十単語も学習するのは不可能でしょう。しかし和訳だけなので、1日100単語に目を通せます。毎日多くの単語に触れる、これを繰り返して、まずは和訳を完璧にしましょう。

②フレーズや文章で覚える

和訳ができるようになったら、次はフレーズや文章と一緒に単語を覚えます。単語は単体で出題される訳ではありません。文章の一部として出題されます。フレーズや文章で覚えておけば、よりスムーズにTOEICの問題を読み解けるようになりますよ。

フレーズは見開きの左側に記載されています。赤シートを使えば、単語の頭文字を消せて、より難易度を上げられます。

フレーズや文章で覚える

③音声で覚える

音声で覚える アプリ画面

 

②にスムーズに答えられるようになったら、次は音声を使った学習です。金のフレーズでは、音声を無料でダウンロードできます。音声ダウンロードはAI英語教材アプリのabceedからのみ行えます。

音声で覚える アプリ画面

音声は、英語と日本語が放送される音声と、英語だけの音声から選択できますが、おすすめは英語だけの音声です。なぜなら前述の通り、TOEICでは和訳の能力が求められるからです。

英語のみの音声では、英単語が放送された後に、金のフレーズに収録されている例文が英語で2回続けて放送されます。どちらも聞いてすぐに日本語訳が出てくるレベルまで鍛えましょう。

音声で覚える アプリ画面

 

金のフレーズには、速度を変更したり同じ範囲をリピート再生できたり、便利な機能が備わっています。速度は0.5〜2倍まで調節できます。英語が苦手な方は0.5倍から初めて、得意な方は2倍に挑戦しましょう。あくまで感覚ですが、1.0倍でもTOEIC本番より若干遅い気がするので、1.2倍を目標に学習するのがおすすめです。

この音声は、シャドーイングやディクテーションにも活用できます。他の単語帳にも音声はついていますが、速度を調節できたり、アプリから直接使用できる単語帳は珍しいです。音声を使えば学習の幅は大きく広がります。

【関連ページ】ディクテーションとは?必ず効果が出るやり方と教材・注意点を紹介
【関連ページ】シャドーイングとは?本当に効果のあるやり方と5つの注意点を徹底解説

金のフレーズ、アプリと本どっちが良い?

金のフレーズは、書籍とアプリの2パターン販売されています。別々に販売されているので、書籍を購入すればアプリも利用できる訳ではありません。しかし単語や例文の音声は、abceedから無料でダウンロードできます。書籍とアプリの両方を購入しても良いのですが、どちらか一方しか購入しない方がほとんどだと思います。

書籍とアプリどちらを買うべきかは、その人の学習環境やどちらが必要と考えるかによります。書籍とアプリそれぞれのメリットをまとめました。

金のフレーズを書籍で購入するメリット

金のフレーズを書籍で購入するメリットは3つあります。

メリット①直接書き込みができる

書籍だと直接書き込みができます。分からない単語にチェックや付箋をつけたり、追加の情報を書き込んだりできます。一方アプリの場合は、間違えた単語にチェックをつけてくれる機能はありますが、書き込みは一切できません。

書籍に書き込みをして、自分だけの単語帳を作った方が、使いやすいですし、記憶にも残りやすいです。

メリット②学習に集中できる

書籍の方がアプリよりも学習に集中できます。なぜならアプリ版の金のフレーズの場合は、他のアプリの誘惑があるからです。今やスマホは生活には欠かせないものです。特に用がないのにネットサーフィンをしたり、SNSを見たりしてしまう方も多いのではないでしょうか。

またアプリではメッセージの通知も届きます。これらが学習の妨げになることは間違いありません。勉強をするときに、スマホを手が届かないところにおく方も多いのではないでしょうか。しかしアプリ版の場合はスマホを手にしたまま学習しなければなりません。

一方で書籍の場合は、こういった誘惑は一切ありません。他のことに邪魔されることなく、学習に集中できます。

メリット③ポケットサイズなので持ち運びも便利

金のフレーズはポケットサイズで持ち運びに便利です。他のTOEIC参考書と比べても一回り小さいです。アプリはスマホさえあれば全くかさばりませんが、書籍はかさばりますし、重いです。しかし金のフレーズには、書籍のデメリットである持ち運びの不便さは全くありません。

金のフレーズをアプリで購入するメリット

金のフレーズをアプリで購入するメリットは、2つあります。

メリット①いつでもどこでも学習できる

金のフレーズをアプリで購入する最大のメリットは、いつでもどこでも学習ができる点です。スマホアプリなので、スマホさえ持っていればどんな環境でも英語学習ができます。満員電車の中や5分間のスキマ時間でも、サッとスマホを出して学習できます。

一方で書籍の場合は、金のフレーズは確かにコンパクトで持ち運びしやすいですが、流石に満員電車で立っている状態では使いづらいです。また仕事の合間に時間があるからといって単語帳を取り出して学習するのも抵抗がありますよね。

自宅ではなく外で金のフレーズを使う方には、アプリの方がおすすめです。

メリット②間違えた単語が自動的にチェックされる

アプリ版の金のフレーズでは、間違えた単語に自動でチェックが入ります。チェックされた単語だけをまとめて解くこともできます。書籍の場合は、自分で分からない単語にチェックする手間がかかります。

単語学習では、知っている単語を学習する必要はありません。知らない単語を抽出して何度も繰り返し学習するのが大切です。もちろん自分で付箋を貼ったり印をつけたりしても良いのですが、アプリに自動でチェックしてもらった方が楽です。

金のフレーズを購入すべきでない人

以下3つのいずれかに当てはまる方は、金のフレーズを購入すべきではありません。

TOEIC450点未満の人

TOEIC450点未満の方は、金のフレーズを購入すべきではありません。なぜなら金のフレーズに収録されている単語はTOEIC600〜990点レベルの単語だからです。TOEICの平均点は480点前後なので、450点は平均以下の点数です。平均以下の点数の方は、まずは中学高校レベルの単語から学習すべきです。

金のフレーズのダウンロード特典である、基礎単語200単語をダウンロードしても良いですが、それだけでは不十分です。まずはTOEIC500点以下の方向けの銀のフレーズから学習してみましょう。

【関連ページ】銀のフレーズのアプリの使い方を徹底解説。隠れた機能から口コミまで

TOEIC860点以上の人

TOEIC860点以上の方は、金のフレーズを購入すべきではありません。なぜならTOEIC860点以上向けの単語は、たったの100単語しか収録されていないからです。最初から金のフレーズを持っていたのなら問題ありませんが、860点以上の方が今から金のフレーズを購入するのはおすすめしません。

すでにTOEIC860点以上を取得している方は、TOEIC上級者向けの単語帳を購入しましょう。

TOEICを受験しない人

TOEICを受験しない人は、金のフレーズを購入すべきではありません。なぜなら金のフレーズはTOEICに特化して作られている単語帳だからです。金のフレーズの単語を覚えたからといって、日常英会話ができるようになる訳ではありません。

TOEICは日常英会話とビジネス英会話に関する試験ですが、問題はビジネス英会話要素の方が強いです。ビジネス英会話を身につけたい方にとっては、TOEIC対策用の参考書も役に立ちます。しかしそれ以外の方は、日常英会話なら日常英会話、中学英語なら中学英語用の単語帳を購入しましょう。

金のフレーズを購入すべき人

金のフレーズを購入すべき人は、以下のいずれかに当てはまる人です。

  • TOEICを受験する予定の方
  • TOEIC450〜860点の方

TOEIC受験者のほとんどは、TOEIC450〜860点の範囲内の英語力です。よってTOEICの受験を検討している方のほとんどに金のフレーズはぴったりです。金のフレーズは数ある単語帳の中でも低価格ですが中身はしっかりしています。まだTOEIC単語帳を購入していない方はもちろん、すでに単語帳を持っている方にも購入して欲しい1冊です。

まとめ

金のフレーズの使い方や勉強方法について解説しました。英語そしてTOEICの土台となるのが単語です。金のフレーズを正しい方法で活用して、TOEIC頻出単語を覚えましょう。単語さえ覚えることができれば、聞き取れない音声や読み取れない文章は大幅に減ります。そして文法やパート別対策など、次のステップに進めます。

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Bong

高校時代の海外旅行がきっかけで英語に興味を持つ。大学時代には10ヵ国を旅し、TOEIC870点を取得。趣味で中国語も学んでいる語学大好き人間。6年間の英語講師を経て、現在はフリーランスとしてライター業やWebメディアの運営を行っている。

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