TOEICを中学生が受けた場合の平均点とは?英検との比較や学習方法も紹介

TOEICを中学生が受けた場合の平均点とは?英検との比較や学習方法も紹介

「中学生の子供にTOEICを受けさせるべき?」
「英検とTOEIC、中学生にはどちらが良い?」

子供の英語力を伸ばすために、英語の外部試験を受けさせようと考えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、中学生がTOEICを受ける場合の学習方法や、中学生がTOEICを受けた際の実際の平均点を紹介します。併せて、TOEICと比較されることの多い英検を取り上げ、中学生はどちらを受験すべきかについても考えていきます。中学生が受験するTOEICで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

中学生のTOEICの平均点とは?

昇進や就職活動で必要となることが多いTOEIC。ビジネスシーンに関する問題が多く出題されるため、大学生〜社会人が受験するイメージが強いかもしれません。それでは、実際に中学生がTOEICを受けた場合、平均点はどれくらいになるのでしょうか。

TOEICを運営しているIIBCが発行している「Program DATA&ANALYSIS 2020」という、受験者のスコアデータをまとめた資料を参照すると、2019年度の中学生受験者の平均は「577」となっています。

ただし、受験者数は大学生が「275,876人」であるのに対し中学生は「911人」と非常に少なく、英語が得意な中学生や帰国子女が受けていることが予想されます。ちなみに、小学生の受験者データを見てみると受験者が「231人」であり平均は「630」です。このようなデータから、小中学生のTOEIC受験者は帰国子女などが英語力を確認するために受験しているケースが多いと予想できます。

仮に全ての中学生が受験した場合は、平均点はもっと低くなると見込まれるでしょう。

しかし、TOEICのは中学卒業レベル英語を「完璧に」できていれば、平均スコアの「577」を取得できる可能性もあります。その理由は、実はTOEICでは、複雑な英文法が出題されることは少なく、基礎的な知識を組み合わせが多いためです。 リスニングもリーディングも、出題される文法の多くは中学英文法の応用です。そのため、中学校で習う知識を完璧に習得し、プラスアルファでTOEIC用の単語集などで知識を身につければ、中学生でも600近くのスコアを取得できる可能性があると言えます。

中学生は英検とTOEICのどちらを受験すべき?

中学生が英語の外部試験を受ける際、英検を受けるべきかTOEICを受けるべきかで迷うこともあるかもしれません。ここでは、TOEICと英検の特徴の違いを紹介し、それぞれを受けるメリットをまとめます。

まずは、2つの試験の概要と大きな違いを見てみましょう。

項目 英検 TOEIC
試験結果の通知形式 合否 スコア
目的 中学・高校・大学など所属学校で要求される英語力を測る ビジネスにおいての英語のコミュニケーション能力を測る
試験形式 級によりマークシート・筆記・面接 マークシート(S&Wは除く)
受験料 会場や級により2,500〜12,600円 6,490円

2つの試験の大きな違いは、英検は各級の目安レベルが「中学卒業程度」「高校卒業程度」などと学校レベルで記載されているのに対し、TOEICは「専門外の分野の話題に対しても十分に理解できる」「通常会話は要点を理解できる」など、ビジネスシーンでの英語力を想定して記載されていることです。

次は、具体的にそれぞれの試験を中学生が受けることのメリットを見ていきましょう。

中学生が英検を受けるメリット

中学生が英検を受験する大きなメリットは、高校受験の際にアピールポイントとして利用できることでしょう。もちろんTOEICのスコアも英語力の証明にはなります。しかし、内申点の加算や英語の試験免除となる条件としては英検の階級が明記されるケースが多く見られます。

また、試験内容となる題材が中学生にとって身近であることもポイントです。TOEICはビジネス英語が多く出題される試験ですが、中学校で学習する内容には、ビジネスシーンで使用される英語は多くありません。一方英検は、例えば3級なら「中学卒業程度」、2級なら「高校卒業程度」など、学校での学習内容に合わせた内容となっているため、身近な内容から英語力を測ることができます。また、3級以上であれば面接も必須となるため、スピーキングの練習ができることもポイントです。

総括すると、高校受験を視野に入れたい場合は英検の受験がおすすめです。

中学生がTOEICを受けるメリット

中学生がTOEICを受験するメリットは、将来的な大学受験、就活を見据えた英語学習を早いうちから開始できることでしょう。先述の通り、TOEICで使用される英語はビジネス英語が多く、中学校では習っていない表現や単語も多く出題されます。しかし、将来的にはそのような単語や文法も学習することを見越して、早いうちから学習に取り組むことで高校生、大学生になった時に苦労することがないでしょう。

また、学校の試験よりも高いレベルの試験を、大人が多くいる環境で受験することで「いつかもっと高得点を取りたい」と英語学習のモチベーションアップに繋がることも期待できます。

ただし、あまり英語が得意でない中学生がTOEIC受けた場合は、内容を把握できずに2時間暇を持て余してしまう可能性もあります。英語が得意か、英語学習に対して意欲的な子が受けた時に、上記のようなメリットを得られると言えるでしょう。

まとめると、英語が比較的得意でより高いレベルの試験を受けたい場合はTOEICの受験がおすすめです。

中学生のTOEIC勉強法

中学生がTOEICを受験する際の勉強方法は、基本的には大人が受験する際の学習方法と同じと考えて良いでしょう。具体的には、TOEIC用の英単語集および文法集を使用して知識を身につけつつ、過去問を見たり、公式問題集を使ったりなどして実際に演習を重ねていきましょう。

ただし、「まだ習っていない文法を参考書のみで理解することが難しい」という場合もあるでしょう。その場合は、英語コーチングスクールの利用も選択肢のひとつです。英語コーチングスクールとは、ただ英語そのものを教えるだけではなく、1人ひとりの目標に合わせて日々の学習計画を策定してくれたり、学習進捗状況のチェックまで対応してくれるタイプの英語スクールです。

部活動や定期テスト、その他の習い事など何かと忙しい中学生でも、それらのスケジュールを把握した上で、無理のない学習計画を組んでくれるでしょう。また、モチベーションが下がってしまうことも防げます。中学生向けのコースやプランを用意しているスクールもあるため、独学で学習を進めさせることに不安のある人は利用を検討してみても良いでしょう。

中学生にもおすすめ!TOEIC bridgeとは?

中学生でTOEICの受験を考えているけれど、レベル感に不安があある場合は、TOEIC bridgeの受験を検討もしてみましょう。

TOEIC Bridgeとは、英語の初級〜中級者向けに作られたテストです。従来のTOEICの試験はビジネス英語の能力を図ることを目的にしていますが、TOEIC bridgeはよりカジュアルな日常会話からの出題が中心となります。中学生レベルでも解けるような出題が中心となるため「TOEICに興味があるけれど、ビジネス英語には自信がない」という人にとっては、TOEICの雰囲気や問題形式を知る意味でも非常におすすめです。

早いうちからTOEICに挑戦してみましょう

ここまで、中学生がTOEICを受験するメリットや学習方法について紹介してきました。

TOEICは、ビジネス英語の能力を測ることを目的として作られたテストです。TOEICの中学生受験者平均スコアは「577」となっていますが、母数が少なく、実際に全ての中学生が受験した場合にはもう少し低くなることが予想されます。

英検とTOEICのどちらを受験するか迷った場合は「高校入試のアピールポイントにしたい」場合は英検を、「英語が得意で、早いうちから大学受験・就職活動を意識してハイレベルな試験を受けたい」という場合はTOEICを受けると良いでしょう。また「TOEICを受けてみたいけれど、ハイスコアを獲得できる自信はない」という場合は英語の初〜中級者向けに作られたTOEIC bridgeの受験もおすすめです。

中学生がTOEICを受ける場合の学習方法は、大人が受験する際と同じように、TOEIC用の単語・文法集で知識を身につけながら、問題演習をしていくことです。もしも独学で新しい英文法を習得することや、日々のスケジュール管理に自信がない場合は、英語コーチングスクールの利用もおすすめです。

この記事を参考に、有意義なTOEIC受験をしてみてください。

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ユカ

ユカ

旅行好きなフリーライター。大学受験で英語の知識を叩き込み、在学時に留学や旅行で実践的な英語力を身につける。アメリカ留学を経験、世界一周をして40ヵ国近くへ訪問済み。TOEIC850点。

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