悔しい!英語が聞き取れない理由と克服した方法【具体案あり】

悔しい!英語が聞き取れない理由と克服した方法【具体案あり】

英語の勉強には挫折はつきものです。TOEICなどのスコアが上がってきても肝心の英会話では相手の言葉がうまく聞き取れず、悔しい気持ちを経験することは誰もが通る道です。

「同僚よりも自分の方がTOEICのスコアが高いのに、なぜか彼の方が英語を正しく聞き取れている気がする。。彼より長い期間英語を勉強してるはずなのになんで、、?悔しいし情けない。辛い。。」

「TOEICのスコアアップを目標にずっと努力してようやく700点を突破!どのくらい変わったか試したくていざ洋画の字幕なし視聴にチャレンジしてみたら全然聞き取れなくてすごくショック。。聞き取りに関しては何も進歩してないように感じてしまい、とても悔しい。。」

これらは私の知り合いの感想ですが、英語学習者は誰もが一度は経験した気持ちだと思っています。

私自身は20代前半に海外で仕事をすることに憧れて、オーストラリアで就職するために23歳の頃から英語を真剣に勉強をはじめました。
4年の努力が身を結んでオーストラリアでデザイナーになるという目標を達成したのですが、そこにたどり着くまでに英語学習において何度も何度も悔しい思いを経験してきました。
その度に私は思った結果が得られずに悔しい思いをした際は、「試行錯誤してもう一度やってみる。」という精神で食らい付いていました。

このトライアンドエラーを延々と繰り返すことで徐々に理想の結果に近づいていったという経緯があります。

大事なのは失敗した時、うまくいかなかった時にしっかり悔しがることです。
その悔しい気持ちはあなたが努力を続けられる最強のモチベーションになるからです。

本稿では英語が聞き取りが上手くできない原因を英語の音声の仕組みから分析し、どのような学習をしていくことで聞き取りの力を向上させていくかということを筆者の私が実際に行なった経験に基づいて解説していきます。

インタビュー目次

なぜ英語が聞き取れないのか

英語がうまく聞き取れない理由は大きく分けると以下の3つに分類できます。

  1. 発音の仕組みの理解不足
  2. 英語の音の理解不足
  3. 英語発音の練習不足
それぞれ細かく見ていきましょう。

英語の発音の仕組みを理解できていない

英語と日本語の発音はルールが大きく異なります。日本語を話す時と、英語を話す時では意図的に発音方法を変える必要があります。これは聞き取りにも言えることで英語を明瞭に聞き取るためには、英語の発音ルールを理解することがとても大事なのです。

英語音声の映画やドラマを見たり、英語ネイティブの外国人の英語を聞いて、真似しようとして見ても同じような発音にはならない原因は主にここにあります。

日本人の多くの方はこのルールを知らないので日本語を話している時と同じような感覚で英語の発音をします。その発音は日本語の発音ルールに基づいた発声をしているからに他なりません。日本人英語と呼ばれる、カタカナ英語は特に顕著ですね。

英語らしい発音を作り出すのは以下の4つです。

  • ストレスの概念
  • 音声変化
  • 音の脱落
  • リズムの取り方
これらは全て日本語には存在しない英語発音のルールです。これらを知ることが英語のリスニングの向上に大きく影響します。

ストレスの概念

ストレスとは日本語で言うアクセントのことです。日本語のアクセントは「音の高低の変化」により表現するのに対して英語は母音をはっきりと長く読むことにより表現します。

日本語は基本的に書かれている母音は全てはっきりと発音するのですが、英語はストレスのついた部分(強調する部分)のみ母音をはっきり、かつ長めに発音して、それ以外の部分は曖昧に発音される。と言うルールが存在します。ストレスが乗る位置は単語毎に決まっています。

例えば、 バナナ。
これは日本語も英語も同じ表記ですが、英語と日本語の発音は異なります。
日本語では「Ba Na Na=ば な な」と3文字で全ての文字を同じようにハッキリと発音します。
しかし英語ではストレスの概念があり、Bananaは真ん中の「a」にストレスが乗ります。なのでその部分の母音はハッキリ、長めに発音して、他の母音は曖昧に発音します。
つまり、「baNAna=ba-NAAAN- a」と言うニュアンスで発音するのです。
この変化を上手く理解できていないと字幕で出ている文章と実際の発音が違いすぎて聞こえてしまいます。

音声変化

次に音声変化です。英語は単語のみで発音する時と、単語が連なって文章になると発音が変化することがあります。これも日本語にはないルールなのでイマイチ分かりづらいかもしれません。

例えば「うるさい!」は英語で「Shut up!」です。この発音をカタカナで書くと「シャラップ」となります。「シャットアップ」とはなりません。
この音声変化がおこる理由はこのように変化させた方が英語的に滑らかな発音ができるからです。

日本語的なルールで勝手に想像した発音と実際に聞いた英語発音が大きく異なるのはこれが原因です。
この音声変化は英語の発音においてとても頻繁に発声する変化なのでこのルールを知らないと、リスニング力はいつまでたっても向上しません。

音の脱落

音声変化と同時に発生することがあるのが音の脱落です。これが起こる原因も先ほどと同じく、音を発声しない方が英語的に滑らかに発音できるからです。

例えば「 I like him.」

この文の中の「h」は発音しないほうが英語的に綺麗に繋がるので「アイライキム」という具合に発音されることが一般的です。

音の変化と脱落は文章全体のストレス部分がより目立つようになるように用いられるルールであり、ストレス発音を意識して発音練習することでどこで変化、脱落するかはわかるようになってきます。

リズムの取り方

英語と日本語の発音で大きく違う点として、リズムの取り方があります。

よく英語は波のようなリズムで発音しましょう。と言われたりしますが、もう少し具体的に言うと英語は素速く駆けるように発声する部分とゆっくりハキハキ発声する部分が交互に繰り返されるのです。
そしてゆっくりテンポの発音に全体のリズムを合わせて発音します。

早いテンポのと遅いテンポが組み合わさると言うのは日本語にはないルールです。

例えば 「Kids study English.」
そして「The kids have been studying about English. 」

この二つの文はストレス部分が同じであり、「Cat」、「Play」、「Mirror」の部分がはっきりとゆっくり発音されます。

そして、その単語以外は早いテンポで発声され、全体のリズムに影響しないようになるため、この2文の発声の長さはほとんど変らないのです。

そして早いテンポの部分は子音しか発音しようとしません。
英語のリスニングで特に聞き取りにくく感じるのはこの部分です。

なぜならこの発音は日本語には存在しない発音なため、練習してこの発声ができるようにならないと早い部分の発音を正確に聞き取るのは難しいからです。

英語の音を正しく認識できていない

英語の聞き取りにおいて発音の次、あるいは発音以上に大事なのが英語の音の正しい認識です。日本語の50音順の音は誰もが読めて発音できると思いますが、英語はどうでしょうか?

実は英語のアルファベット26文字にも50音順と同じく英語の読み方があります。これは私達に馴染みのあるローマ字の読み方と同じではありません。

これを正しく知らずに英語を学習するのは、言い換えれば五十音順を知らないまま漢字や文法の勉強をする日本語学習者と同じです。

特に英語は日本語と違い、子音だけでも発音することができるため、文字単体の音を正しく認識する重要性は高いです。

  • 母音の読み方
  • 子音の読み方
  • ストレスのない母音
アルファベットの文字と音が一致してない方は一度覚えておくべきです。

母音の読み方

日本語の母音は(あいうえお=aiueo)の5文字だけで読み方も5つですが、英語はこの5文字に加えて母音二つの組み合わせも存在しするため、読み方は13通りあります。

ローマ字の読み方とは全く違うため、この読み方を知らない方はほとんどの英単語の正しい発音を知らないと思っておいた方がいいです。

子音の読み方

英語の子音は23の音があります。ちなみに日本語は子音と母音と原則一緒に読むので日本語において子音だけで発音することはありません。なので日本語の感覚で子音を捉えている内は正確な読み方を理解できていないと言うことになります。

特に英語は子音を連続して発音することもよくあるので、子音の読み方を間違っていると正しい発音はできません。

ストレスのない母音

英単語には必ずストレスアクセントがあり、ストレスがある部分の母音ははっきりと長く発音されます。

そしてストレスアクセントのない部分も当然存在します。

その部分の母音の発音は「あいまい母音」と呼ばれます。これは日本語のどの母音にも当てはまらない音になるのですが、このあいまい母音は子音の連続をスムーズに発音するために必要な母音です。そのため、子音を滑らかに発音するにはこの母音の読み方もできるようにならなくてはいけません。

英語発音の練習不足

英語がうまく聞き取れない要因はなんとなくは掴めたかと思います。日本語と英語には発音と読み方にもこれだけの違いがあるため、日本語と同じ感覚で聞き取ろうとすると英語の音を捉えることはできません。

また聞き取りの能力とは自分自身の発音能力に比例します。言い換えると自分で正しい発音ができない音は聞き取ることはできないと考えましょう。

自分で正しい発音ができない音は聞き取れない

全ての言語に言えることで自分で正しい発音ができる音は聞き取り、書き取り、そして読み取りができます。

例えば日本語を聞いているときは相手が話したことを頭の中で復唱しながら理解しています。
これは無意識的に誰もが行なっていることです。仮に相手の発音が聞き取りにくくてもある程度理解できるのは、自分の中で相手の言ったことを心の中で復唱しているからです。

読み書きに関しても同様です。読んだ内容や書いた文章を声に出していなくても目で文字を追いながら心の中で発音しています。これは意味理解とは別で文字と発音を結びつけて理解しているからです。
そのため発音を鍛えることは聞き取りを含む全ての能力向上に繋がります。

「聞き取れること」と「意味が理解できる」は別

「音さえ聞き取ることができれば意味も自然に理解できる」このように思っている方は意外と多いのですが、実は「音声の理解」と「意味の理解」は別物であり、「意味の理解」の方がずっと難しいです。

英語に触れることが増えてくると音はある程度聞き取れるようにはなってきます。しかし、なんと発音したかわかったても意味が全然頭に入ってこない。ということはザラにあります。
英語特有のルールを理解して、英語の発音を習得し、相手の言ったことを正確に頭の中で書き出せるようにする。これが聞き取りです。

意味の理解は頭で書き出した相手の言葉を理解する作業になるので、このスピードを上げるには反復的な練習量が必要です。要ははたくさん聞いて慣れていくしかありません。
リスニング力は「音声把握」と「意味理解」の結び付けです。この力を向上させるには英語のリスニングの「練習量」を増やしていくことが大事です。

悔しい気持ちをバネにする

私がオーストラリアへの海外就職を目指してオーストラリアの語学学校に在籍していた頃、クラスメイトや先生の話す英語が聞き取れなくてなんどもなんども悔しい思いをしました。

しかし、少し手を伸ばせば解決できそうな難易度であったからこそ諦めずにくらいつけていけたんだと今は思っています。
できないことへの挑戦には段階があります。英語を初めて一週間でネイティブとフリートークすることはまず不可能です。最初は語彙を制限し、簡単なテーマの中で言葉を並べていくことから始めるのが正しい手順です。

目の前にたちはばかる壁の高さの設定を見誤ってはいけません。自分の実力を把握して少し手を伸ばせば超えられそうな壁を探して挑戦していくべきです。
その中で小さな失敗に悔しさを覚え、そして小さな成功を積み上げていくことがモチベーションを保ち努力を続けることを可能にします。

リスニング力を上げるために実践した学習方法

ではここからは私が実際にリスニング力を向上させるために行ってきた学習方法の中から特にリスニング向上に役に立ったモノを紹介していきます。

発音矯正(フォニックス)

フォニックスとは日本語の50音順の英語版です。英語はアルファベット26文字から形成される言語ですが、母音の数は13音、子音の数は23音あります。これは一部2文字で1音になる文字があるためです。

私は当初、オーストラリアの語学学校で英語を学習していたのですが、リスニングはもちろんですが、何よりも自分の発音が相手に通じないことが一番の悩みでした。理由は明確で、私はローマ字に基づいたカタカナ発音で英語を話していたからです。

フォニックスとローマ字は同じアルファベットの読み方のルールなのですが、完全に別物です。
そのため、英語を真面目に習得したいのであれば一番最初に習得すべきルールとも言えます。
正確な発音が身につくほどに聞き取りの力も上がっていくので、リスニング力を鍛えたいのであれば習得必須であると言えます。

うまく聞き取れない要因でも説明した音声変化や脱落もフォニックスでアルファベットの正しい読み方を理解していれば、英語らしい発声が身につくので、変化や脱落がなぜ起こるのかも感覚的につかむことができるようになります。

オーバーラッピング(シャドーイング)

フォニックスを習得してから特に力をいれて取り組んだのがオーバーラッピングという発音練習です。

リスニング力やスピーキング力を向上させる練習として有名なモノに「シャドーイング」という練習方法があります。しかしシャドーイングは簡単な学習方法ではないため、しっかりと成果を出すにはある程度の英語力が備わっていることが前提になってきます。私は自分の発音もままならないところから英語学習を始めたので、いきなり「シャドーイング」を行うのは難易度が高すぎてすぐに諦めてしまいました。

一般的にシャドウイングと呼ばれる練習方法は音声教材、もしくは映画やドラマ、ニュースなどの映像付きの音声を流しながら2、3単語遅れて聞こえた言葉を同じように発音して付いていくということを行います。常に後ろを付いていく影のように自分の声を追従させていくことから「シャドウ+ing」と呼ばれます。かなり実践的な練習であり、通訳などを仕事としている英語上級者も日常的に行なっているトレーニングと言われています。

しかし、この方法は聞き取りと意味理解の速度が音声のスピードについていけなればあまり効果がありません。初心者や中級者にはハードルの高い練習で私にはあまり効果のある練習方法とは思えませんでした。

そこで、当初の私のように高い英語力が備わっていなくてもかなり効果があったのが「オーバーラッピング」です。これは端的に言えば「シャドウイング」を簡略化した練習方法です。

シャドウイングと違い、音声を流す部分と自分が発音する部分は分けて行います。
つまり音声をなんども聞いて、無音の状態で直前に聞いた音声と同じように発音を試みます。自分の発音を行う前にどんな内容を話しているのかをきちんと理解しておくと効果はより高いです。
音声を聞いてただ真似をするよりも、英文の内容をわかった状態で聞いた方が頭に定着しやすいからです。

私は3分から5分の教材を2時間から3時間かけて行なっていました。

教材の内容を最初の1時間で文法から単語まで全て調べて理解して、ひたすら音声を繰り返し聞き、覚えた内容から順番に音声の発音を確認しながら実際に発声を行います。
とても地味な反復練習ですが、これを3ヶ月ほど毎日行うことで私のリスニング力は劇的に飛躍しました。

発声練習(独り言)

最後に独り言による発音練習です。英語らしい発音と正しい英文を頭の中で作る考え方が身につけば、リスニング力もそれに比例して伸びていきます。

英語力の向上にはインプットとアウトプットの学習の掛け合わせが非常に大切です。
新しい単語や文法を暗記しても、しばらくすると忘れてしまいします。忘れてしまう前に実際に使う練習を行うことで覚えた知識を頭の中に定着させることができます。
そこで私が最もオススメしたいのが英語の「独り言練習」です。

具体的にどのようなことを行うかというと目の前を仮想の聞き手を想像し、その相手を英語で説得するという練習です。
その際に話す順序を最初に決めておき、その順番に何を話すか考えながら話しておく。
これを徹底することで自然な英会話ができる実力が身につきます。

その際になるべく英語として通じやすいフォニックスの発音を意識しながら行うとより効果的です。

まとめ

以上、英語の聞き取りが難しい原因の解説とその克服方法についてでした。

英語のリスニングは英語の発音の仕組みを正しく理解することがとても大切です。今回紹介した英語の発音ルールを把握して聞き取りを行うと英語の聞こえ方が大きく変わってくるでしょう。
またリスニング力を向上させるにはたくさんの音声を聞くことはもちろんですが、自分の発音を綺麗にすることもとても大事です。

紹介した発音向上のための練習方法もぜひ試していただければと思います。聞き取りができず悔しい思いをしないためにもこれからも英語学習を頑張ってください。

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英語コーチングスクール比較ナビ 編集部

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