TOEICで高得点を取るためには、勉強の順番が肝心です。間違った順番で学習してしまうと、せっかく頑張って学習しても思うように結果が出ないことも。
そこで本記事では、以下目次の通りの内容について解説します。
本格的にTOEIC対策を始める前に学習方法について学び、スムーズにTOEIC学習を進めましょう。
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もくじ
TOEICの勉強法は順番が大切
TOEICの勉強法は順番が大切です。例えば基礎が全く身に付いていないのに、いきなり長文を読んでも全く意味がありません。長文は基礎的な単語や文法を身につけた後に学習すべきです。
また最初から実践問題集を解くのも間違っています。なぜなら実践問題集は、間違えた問題を復習してこそ意味があるのですが、最初から実践問題を解いてしまうと、分からない問題が多過ぎて、復習に手が回らないからです。
TOEICの勉強は以下の順番で行うのが最適です。
- 中学高校レベルの単語と文法を覚える
- パート別対策
- 実践問題演習
中学高校レベルの単語と文法を覚える
まずは中学高校レベルの単語と文法を覚えましょう。TOEICでは、中学高校レベルの単語と文法に加えて、日常英会話やビジネス英会話でよく使う単語が出題されます。TOEICの参考書や教材では、中学高校レベルの単語と文法については、すでに知っているものとして、解説が省かれている場合もあります。
中学高校レベルの単語と文法が分からなければ、TOEICのほとんどの音声や文章を、聞き取ったり読み取ったりできません。問題を1問解くたびに、簡単な単語や文法でつまずいていては、いつまで経っても学習が進みません。
早くTOEICの問題を解いてみたい気持ちは分かりますが、焦らずに基礎的な単語と文法から学習すべきです。単語帳は金のフレーズがおすすめです。以下の記事で詳しく解説しています。
【関連ページ】TOEIC単語帳の決定版!金のフレーズの使い方や勉強法を解説【初心者向け】
パート別対策
中学高校レベルの単語と文法を覚えたら、次はパート別対策です。TOEICにはリスニング4パート、リーディング3パート、合計7つのパートがあります。それぞれ問題形式が異なるので、対策も異なります。TOEICで高得点を目指すためには、パート別に問題演習をしたり、テクニックを学んだりすることが大切です。
まずは全パート一通り問題を解いてみましょう。そうすると苦手なパートが分かるはずです。TOEICでは得意なパートを伸ばすよりも苦手なパートの苦手を克服した方がスコアアップにつながります。苦手なパートが分かったら、そのパート用の参考書を買うなどして、苦手パート対策をしましょう。
またどのパートから先に対策すべきかについては、記事後半で解説しています。
実践問題演習
そして最後に解くのが、実践問題です。実践問題を最初に解きたくなる気持ちは分かります。問題形式を知るために1度だけ解くのは否定しません。しかし最初から実践問題ばかり解くのはおすすめしません。中学高校レベルの単語や文法、パート別対策を一通り行った上で実践問題演習を行いましょう。
実践問題では、間違えた問題を復習することが大切です。間違えた問題は、これまでの学習で抜け落ちていた問題か、一度学習したけど忘れてしまっている問題です。間違えた問題を復習して次同じ問題が出題されたときは解けるようにしましょう。
TOEICパート別勉強の順序、優先順位は?
TOEICには全7つのパートがありますが、パートによって難易度が異なります。TOEIC対策においては、難易度が低いパートから優先的に対策すべきです。TOEICで優先的に対策すべきパートとそうでないパートをそれぞれ解説します。
優先して学習すべきパート
優先して学習すべきパートは、パート1・2・5・6です。
パート1・2
TOEICパート1〜4はリスニングパートです。リスニングパートでは、パート1と2を優先して学習しましょう。
TOEICパート1は、写真描写問題です。1枚の写真について4つの短い例文が放送され、最も写真を的確に表現している選択肢を選びます。写真からある程度問題が想像できますし、放送される英語も短いので難易度は低いです。TOEIC730点以上を目指すのであれば、ほとんど満点を取らなければならないパートです。
TOEICパート2は、応答問題です。1つの質問または文章に対する3つの答えが放送され、最も適切な答えを選びます。パート2は、「疑問詞を聞き取る」などいくつかのテクニックをマスターすれば難易度は高くありません。また選択肢も3つで、他のパートよりも少ないです。
パート5・6
TOEICパート5〜7はリーディングパートです。リーディングパートでは、パート5と6を優先して学習しましょう。
TOEICパート5は、短文穴埋め問題です。不完全な文章を完成させるために4つの答えの中から最も適当なものを選びます。穴埋め問題は、語彙問題・品詞問題・文法問題の3つに分かれます。問題によっては文章全体を読まず、空欄の前後だけをみて解答できる場合もあります。がむしゃらに問題を解くのではなく、まず最初に問題が3パターンのうちどれに分類されるのかを考えられれば、難易度はそこまで高くありません。
TOEICパート6は長文穴埋め問題です。問題形式はパート5と同じですが、文章がパート5と比べて長文です。パート5の対策をすれば自ずとパート6のスコアも上がるので、お得なパートです。
最後に学習すべきパート
優先せずに最後に学習すべきパートは、パート3・4・7です。
パート3・4
TOEICパート3は会話問題です。2〜3人の会話が放送されます。会話を聞いて設問と4つの選択肢を読み、適切なものを選びます。3人での会話が毎回数問出題されますが、3人での会話は2人での会話に比べて難易度が桁違いに高いです。TOEIC800点や900点を取得している方でも簡単に正解できる問題ではありません。パート3では、まずは2人の会話問題に集中して、3人での会話問題は後回しにして構いません。
TOEICパート4は、説明文問題です。アナウンスやナレーションが放送されます。パート3と同様に設問と4つの選択肢を読み、適切なものを選びます。
パート7
TOEICパート7は長文問題です。ビジネスメールやお店のチラシなどの文書と、設問を読んで4つの選択肢の中から適切なものを選びます。TOEICパート7はTOEIC最難関パートです。また最後に解くパートなので最も疲労した状態で解かなければなりません。疲労した状態で長文を読むので、時間切れにもなりやすいです。TOEICパート7で高得点を取得するためには、語彙力と文法力、そして速読力が必要です。速読力に関しては、シャドーイングでも鍛えられます。
【関連ページ】:シャドーイングとは?本当に効果のあるやり方と5つの注意点を徹底解説
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TOEICスコアを短期で上げる!上達のコツ3つ
TOEICスコアを短期間で上達させるためのコツを3つ紹介します。
時間配分を守る
TOEICでは、200問の問題を120分で解きます。リスニングは音声に沿って問題を解けば良いので時間配分を気にする必要はありません。しかしリーディングでは、75分の中で100問の問題が解き終わるように時間配分を工夫しなければなりません。
TOEICを全問解き終えるための時間配分は以下の通りです。
- パート5 1問20秒
- パート6 1問30秒
- パート7 1問1分
まずは時間配分通りに解くことを徹底しましょう。この時間配分通りに問題を解けないのであれば、その問題は諦めて次の問題に進むしかありません。本番でいきなり時間配分通りも問題を解くことは不可能なので、普段の問題演習から時間を測りながら解く習慣をつけましょう。
TOEICに特化したテクニックを身に付ける
TOEICのみならず、試験にはその試験ならではのテクニックが存在します。TOEICにも数多くのテクニックが存在します。テクニックは知っているだけでスコアアップにつながるので、知っておいて損はありません。
もちろん地道に単語を勉強したり問題演習をしてスコアを上げていくことも大切です。しかしテクニックを知って効率的にスコアを伸ばすことも大切です。
例えばTOEICパート1で「何かを積み上げている写真」が問題として出題された場合、ほとんどの確率で”pile up”を含む選択肢が正解になります。またパート2で「これは誰の物ですか?」という問いに対して”I don’t know.”や”Please ask him”のように話をそらすような選択肢があった場合は、それが正解になる可能性が高いです。
このようなテクニックを知っていれば、考えずとも正解を導き出せます。
英語から日本語に訳す練習を繰り返す
TOEICでは、英語から日本語への和訳しか学習する必要はありません。なぜならTOEICで問われるのは和訳のスキルだけだからです。リスニングでは英語の音声を日本語に訳して解答します。またリーディングでは英語の文章を日本語に訳して解答します。
TOEICでは英訳をすることは一切ありません。もちろん英語を日常生活や仕事で使うためには、英訳のスキルも必要です。しかしTOEIC高得点取得を目指すのであれば、英訳は不要です。
思い切って英訳は捨てて、和訳だけに専念することで、効率的にスコアアップを目指せます。
【初心者注意】TOEICを友達と一緒に勉強するのはアリ?ナシ?
TOEICは日本国内でも毎回多くの方が受験する試験です。同僚や友人と一緒に受験する方も多いのではないでしょうか。誰かと一緒に受験するのは問題ありませんが、TOEICは誰かと一緒に勉強するべきではありません。
TOEICは友達と一緒に勉強するべきではない
TOEICはパートが7つあり、人によって取るべき対策が異なります。よってTOEICは友達と一緒に勉強するべきではありません。たまにカフェなどで、お互いに問題を出し合っている方を見かけますが、一人で学習した方がよっぽど効率的です。
しかし一人で何ヶ月も学習するのは、精神的にも疲れますよね。勉強は一人でするべきですが、TOEICに関する情報を交換したり、どのくらい勉強したかを報告したりするのはおすすめです。
一緒に勉強するなら本気で頑張れる仲間と
TOEIC対策を誰かと一緒にするのなら、本気で頑張れる仲間と行いましょう。どちらかが足を引っ張ってしまうような関係はよくありません。
そこでおすすめなのが英語コーチングスクールです。英語コーチングスクールとは一般的な英会話スクールとは異なり、レッスンに加えて自宅学習のサポートまで行ってくれる、最近人気のサービスです。
英語コーチングスクールの受講者は、みな学習意欲が高い方ばかりです。受講者同士で仲良くなって情報交換をしたり、お互いに励まし合うこともできます。英語コーチングスクールについては以下の記事で解説しています。
【関連ページ】TOEIC対策におすすめの英語コーチングスクール4選【オンライン/低価格】
グループコーチングを特徴とするおすすめのスクール
英語コーチングスクールの体験レッスンやインタビューを30スクール以上行ってきた当サイトが、本当におすすめだと思ったスクールを3つだけ紹介しておきます。ぜひ活用してみてください。
プレゼンス TOEICコース
公式サイト:https://www.presence.jp/
プレゼンスでは、グループコーチングを採用しています。同じ目標をもった受講生が集い、担当コーチとともに全員で語学力の向上を目指します。
毎回同じメンバーなので、仲間意識も生まれ、「みんな頑張っているから私も頑張ろう」とモチベーションも上がります。
関連記事:【英語コーチングの元祖】プレゼンス(PRESENCE)の口コミ・評判まとめ
ENGLISH COMPANY
公式サイト:https://englishcompany.jp/
ENGLISH COMPANYでは、パーソナルコーチングだけでなく、グループコースも用意されています。
初級・中級・上級にコースが分かれており、パーソナルコーチングと比較して、料金も非常にリーズナブルな設定になっています。
向上心の高い受講生が多いため、受講終了後もつながりが継続するケースも多く見られます。
現状の英語力と将来の目標に合わせてコースを選ぶことが重要なので、無料体験レッスン時にコーチと相談して決めていくようにしましょう。
関連記事:ENGLISH COMPANYの口コミ・評判まとめ【時短で伸ばす!】
ぼくらの英語コーチング
公式サイト:https://urbanmeetup.tokyo/bokura
ぼくらの英語コーチングも、グループコーチングが特徴のスクールです。
レッスンで使用している教材はアプリや書籍にもなっています。
仲間と切磋琢磨して、楽しみながら英語を学びたい方におすすめです。
無料カウンセリングをしっかり活用して、ご自身にあった英語コーチングスクールを見つけてみてください。
まとめ
TOEICでは、勉強の順番が肝心です。以下の順番で学習することで、効率は何倍にもアップしますよ。
- 中学高校レベルの単語と文法を覚える
- パート別対策
- 実践問題演習
ぜひ本日のTOEIC学習からこの順番での学習を実践してみてください。